ショッピングカートの統合の活用

更新日時 février 19, 2018

対象製品

Marketing Hub: Basic, Pro, Enterprise
eコマース(電子商取引)のビジネスにおいて、AmazonやWal-Mart、Zapposといったオンラインストアと渡り合うには、親しみを感じられるサイトを作り、データコンテンツや自動化によって訪問者や顧客の満足度を高める継続的なエンゲージメント戦略を策定するのが最善の方法です。インバウンドのeコマースフレームワークを導入すると、自社ブランドを顧客に印象付けることで、その顧客がいざ購入しようと決断したときに、自社から購入してもらえるようになります。

ショッピングカートの統合によって収集した情報を利用して、ストアのプロモーションを行う際に役立つ、一般的なインバウンドの戦略を以下に紹介します。

かご落ち対策のナーチャリング

カートの商品が購入されずに放置された場合(かご落ち)にシンプルな自動応答を送信する機能は、ほとんどのショッピング カート ソフトウェアに備わっています。しかしHubSpotならば、HubSpotやショッピングカートのデータを利用してパーソナライズしたうえで、一連のEメールを自動送信するように設定できます。

この設定を行うには、統合から取得したコンタクトのプロパティーかフォーム送信に基づいて、ナーチャリングワークフローをセットアップします。たとえば、HubShop.lyには「Abandoned Cart Indicator = Yes」というコンタクトのプロパティーがあり、EYEMAGINE統合には「abandoned cart」というフォーム送信があります。

このワークフローを導入するには、まず、以下のアセットがそろっていることを確認する必要があります。

  • カートを放置しているユーザーに購入を促すシーケンスで使用する、ナーチャリング用のEメール。統合から利用できるショッピング カート データをメモしておきます。ほとんどの統合には、[Last Order Products]または[Abandoned Cart Products HTML]というラベルの付いたコンタクトのプロパティーがあります。これをパーソナライズトークンとしてEメールに追加すると、カートに放置されている商品の画像がEメールに自動的に表示されます。この設定方法の例については、コミュニティーのこちらの記事をご確認ください。
  • ワークフローをどのように進めるかについてのマインドマップ。これには、登録条件、Eメールを送信するタイミング(どの程度遅らせるか)、およびどういった目標基準を設定するかが含まれます。マインドマップを作成するときは、ホワイトボードや紙を使用するとよいでしょう。 かご落ち対策のワークフローの一例を以下に示します。
    • 訪問者がカートを放置して1時間が経過したら、未購入のものがあることを伝え、商品イメージを表示し、質問があればそのEメールに直接返信できることを伝える、シンプルなリマインダーを送信します。
    • 最初のEメールから1日後に、無料配送や少額の割引など、購入を促すような内容を添えてEメールを送信します。
    • 2通目のEメールから2日後に、自社のサイト、ブログ、ソーシャルメディアへのリンクを記載したシンプルなエンゲージメントEメールを送信します。
    • 目標基準は、「2日以内に購入してもらうこと」とします。

購入後のウェルカムシリーズ

新規顧客をEメールの「ウェルカムシリーズ」に登録することは、ストアやブランドのバリュープロポジションを浸透させるのに役立ちます。これは、顧客の初回購入に対するシンプルなフォローアップであり、コンテンツやソーシャルメディアについて周知し、再購入につながるオファーを提供するものです。

これには、ナーチャリングワークフローを使用します。このワークフローは、前述のかご落ち対策のワークフローとほぼ同じ方法で作成できます。ただし、「最近注文をした顧客」という条件を判定する必要があるため、使用するコンタクトプロパティーが異なります(プロパティーの例を以下に示します)。

HubSpot Help article screenshot

製品ページビューによるEメールの自動化

コンタクトがある特定の(以前購入したことのない)商品ページまたは商品カテゴリーを参照した場合、その1~2時間後にEメールを送信して、再アクセスを促すことも検討してみる必要があります。

そのためには、ナーチャリングワークフローを構築し、特定のページビューと、以前購入していないことを示すコンタクトのプロパティー値をもとにコンタクトを登録します。 このワークフローの最初のステップは、Eメールの送信です。商品やカテゴリーのプロモーションを行い、再度アクセスしたいと思わせるようなEメールを送信します。実際にどのようになるかについては、以下のワークフローの例を参照してください。

再購入に向けたナーチャリングのワークフロー

コンタクトレコード内で、3~6か月の経過後も注文件数が1件のみの顧客については、再購入を促すようなEメールを送信するワークフローに登録できます。登録の基準は、顧客の注文件数と最終注文日をもとに設定します。

全期間合計に対するワークフロー

VIP顧客を対象とした、特別なオファーの提供やコミュニケーションによるナーチャリングを行うワークフローも使用できます。全期間の合計が一定の金額を超えているコンタクトを、このワークフローに登録したうえで、VIPであることを明示し、特別な限定オファーを提供するワークフローに登録します。このワークフローの目標は、再度購入してもらうことです。

ショッピングカートの統合から収集した情報をもとに、ここで紹介したワークフローを導入する際にサポートが必要な場合は、カスタマーサクセスマネージャーにお問い合わせください。

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