HubSpotとMicrosoft Teamsの連携
更新日時 2024年 9月 18日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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Microsoft TeamsアカウントをHubSpotに接続すると、Microsoft Teamsのミーティングリンクをコンタクトに送信したり、Microsoft TeamsでHubSpotの通知を受け取ったりできるようになります。さらに、この連携を行うとHubSpotボットがMicrosoft Teamsアカウントに追加されます。
本連携についてご意見やご要望、またご提案などがございましたらこちらのフォーム(英語)からご送信ください。
- HubSpotアカウントに接続できるMicrosoft Teamsのインスタンスは1件に限定されています。
- 法人用でないMicrosoft TeamsアカウントをHubSpotに接続することはできません。
- 異なるHubSpotデータセンターにまたがって同じMicrosoft Teamsアカウントをインストールすることはできません。
始める前に
HubSpotとMicrosoft Teamsを接続する前に、Microsoft TeamsでHubSpotアプリがブロックされていないこと、およびHubSpotが許可リストに登録されていることを確認します。
- Microsoft Teams管理センターに移動します。
- 左側のサイドバーで、[Teamsのアプリ]>[アプリの管理]をクリックします。
- HubSpotを検索します。
- HubSpotアプリをクリックし、[ステータス]を[許可]に切り替えます。
- 左側のサイドバーで[アクセス許可ポリシー]をクリックします。
- 組織のアクセス許可ポリシーでHubSpotアプリが許可されていることを確認します。
アプリの要件
Microsoft Teamsとの連携をインストールする方法は、フルインストールと限定インストールの2通りがあります。どちらのインストール方法でも、HubSpotポータル内の全てのユーザーに連携がインストールされます。
注:スーパー管理者であるか、HubSpotアカウントでアプリマーケットプレイス権限を持っている必要があります。Microsoft Teams連携のフルインストールを行えるのは、Microsoft Teamsのグローバル管理者のみです。
- フルインストールの場合:
- 組織情報の読み取り:組織の名前を取得するために必要です。
- 全てのユーザーの詳細プロフィールの読み取り:ユーザーに関する基本情報を取得するために必要です。
- 全てのグループの読み取り:チームのリストを取得するために必要です。
- オンラインミーティングの読み取りと作成:オンラインミーティングを作成するために必要です。
- 全てのグループのメンバーシップの読み取り:連携時にチームのメンバーに関する基本情報を読み取るために必要です。
- チャネルの作成:ワークフローでチャネルを作成する機能の一部として、チャネル作成のために必要です。
- 全てのチャネルの名前、説明、設定の読み取りと書き込み:チャネルのリストを読み取るために必要です。
- Teamsアプリの全てのチーム管理:HubSpotボットをチームのMicrosoft Teamsアカウントにインストールするために必要です。
- Teamsアプリの全てのユーザー管理:HubSpotボットをユーザーのMicrosoft Teamsアカウントにインストールするために必要です。
- サインインとユーザープロフィールの読み取り:サインインを行うユーザーのMicrosoft TeamsユーザーIDとEメールアドレスを読み取るために必要です。
- 限定インストールの場合:
- オンラインミーティングの読み取りと作成:オンラインミーティングを作成するために必要です。
- Teamsアプリのユーザーアカウント管理:HubSpotボットをMicrosofot Teamsアカウントにインストールするために必要です。
- サインインとユーザープロフィールの読み取り:サインインを行うユーザーのIDとEメールアドレスを読み取るために必要です。
注:HubSpotは、HubSpotボットが通知を送信するMicrosoft TeamsのユーザーID、チームID、プライベートチャットにアクセスします。
Microsoft Teamsアプリをインストールする
- HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示されるマーケットプレイスアイコンmarketplaceをクリックし、[アプリマーケットプレイス]を選択します。
- 「Microsoft Teams」連携を検索し、結果の中からMicrosoft Teamsを選択します。
- 右上の[アプリをインストール]をクリックします。
- インストールオプションを選択する前に、表示されるダイアログボックスで、2通りのインストール方法を確認します。
- [フルインストール]または[限定インストール]を選択し、[アプリをインストール]をクリックします。
注:限定インストールには、ワークフローは含まれません。
- Microsoft Teamsアカウントのログイン画面にリダイレクトされます。Microsoft Teamsのログイン情報を入力します。
[ フルインストール]を選択した場合、必要な許可を確認し [許可]をクリックします。Microsoft Teams接続アプリの設定画面にリダイレクトされ、アプリ間のチームの接続とユーザーアカウントのセットアップを完了できます。
- HubSpotに同期するチームを選択するには、[接続済みのチーム]タブをクリックします。
- 特定のチームをHubSpotに接続するには、チーム名の横の[接続]スイッチをクリックしてオンに切り替えます。
- 連携をインストールしたユーザーは、[表示]チェックボックスを選択して、HubSpotユーザーが閲覧できるチームを制限できます。新規作成されたチームを全てのユーザーが既定で閲覧できるようにするには、[既定で新規作成されたチームの共有範囲を有効にする]チェックボックスをオンにします。
注意:制限付きインストールを選択し、フルインストールに変更したい場合は、アプリをアンインストールし、を再インストールする必要があります。
HubSpotユーザーをMicrosoft Teamsユーザーにマッピングする
- Microsoft TeamsのユーザーアカウントをHubSpotのユーザーアカウントにマッピングするには、[ユーザーアカウント]タブをクリックします。このステップを完了するには、Microsoft TeamsのミーティングリンクをHubSpotのミーティングリンクに追加し、Microsoft TeamsでHubSpotの通知を受信し、チーム用のカスタム ワークフロー アクションを作成する必要があります。ユーザーは(Microsoft Teams内から)ボットを手動でインストールするか、HubSpotのリンク先アカウントを更新してHubSpotボットが自動的にインストールされるように設定できます。
注:Microsoft TeamsのユーザーアカウントをHubSpotのユーザーアカウントに関連させるためには、各ユーザーが以下のステップを完了している必要があります。
-
- [アカウントを接続]をクリックします。
- 右側のパネルの[Microsoft Teamsアカウント]フィールドにMicrosoft TeamsのEメールアドレスを入力し、[リンク済みアカウントを更新]をクリックします。
- Microsoft Teamsアカウントに認証メッセージが送信されます。Microsoft Teamsに移動して、HubSpotからのメッセージを開き、[認証]をクリックします。
- アカウントの認証が完了すると、Microsoft TeamsアカウントにHubSpotからの歓迎メッセージが届き、連携の利用を開始できます。
Microsoft TeamsユーザーをHubSpotに関連させる際に、次のエラーメッセージが表示されることがあります。
「リンク済みMicrosoft Teamsアカウントの更新中に問題が発生しました。」
このエラーを解決するには、次の手順に従います。
- Microsoft TeamsでHubSpotアプリがブロックされていないかどうかを確認します。
- Microsoft Teams管理センターに移動します。
- 左側のパネルで、[Teamsアプリ]>[アプリの管理]をクリックします。
- HubSpotを検索します。
- ステータスが[許可]になっていることを確認します。
-
- Microsoft Teamsに戻ります。
- 左下の[アプリ]をクリックします。
- HubSpotを検索し、HubSpotアプリをクリックします。
- HubSpotアプリをMicrosoft Teamsアカウントに手動で追加するには、[追加]をクリックします。
Microsoft Teamsのミーティングリンクをミーティングに追加する
CRMでミーティングをスケジュールするときや、ミーティングツールを使用するときに、Microsoft Teamsのミーティングリンクを追加できます。ミーティングリンクは、HubSpotアカウントで設定したデフォルト言語で作成されます。
注:ミーティングリンク機能を使用するには、各ユーザーがMicrosoft TeamsユーザーをHubSpotにマッピングしている必要があります。
- CRMのレコードからスケジュールしたミーティングにMicrosoft Teamsリンクを追加するには、HubSpotアカウントでレコードに移動します。
- コンタクト:HubSpotアカウントにて、[CRM]>[コンタクト]の順に進みます。
-
- 会社:HubSpotアカウントにて、[CRM]>[会社]の順に進みます。
- 取引:HubSpotアカウントにて、[CRM]>[取引]の順に進みます。
- チケット:HubSpotアカウントにて、[CRM]>[チケット]の順に進みます。
- レコードの名前をクリックします。
- 左側のパネルで、meetings [ミーティング]をクリックします。画面の下部に開いたウィンドウで、ミーティングを設定します。
- [場所を選択]>[Microsoft Teams]をクリックします。
また、ミーティングツールで作成したスケジュール設定ページに、Microsoft Teamsのミーティングリンクを含めることもできます。
注:Office 365カレンダーのミーティングツールへの接続は必須ではありませんが、Microsoft Teamsとの連携を最大限に活用するためには、接続することをお勧めします。
- HubSpotアカウントにて、[ライブラリー]>[ミーティング]の順に進みます。
- ミーティングにカーソルを合わせて[編集]をクリックします。
- [概要]ページで、[ビデオ会議リンクを追加]ドロップダウンメニューをクリックし、[Microsoft Teams]を選択します。
- [保存]をクリックします。
注:HubSpotを使用してMicrosoft Teamsのミーティングリンクが作成された場合、作成後にリンクの更新をすることはできません。HubSpotでリンクを更新するには、新しいミーティングを作成する必要があります。
Microsoft TeamsでHubSpotのアクティビティー通知を受信する
Microsoft TeamsアプリをHubSpotに接続してユーザーアカウントをリンクすると、既定で以下のHubSpot通知がMicrosoft TeamsのHubSpotボットに送信されるようになります。
- 割り当て
- コメント
- フォロー
- メンション
- 期限超過
- リマインダー
- 返信
- 送信
- 表示(例:ドキュメントビュー)
注:
- チームをHubSpotに接続すると、そのチームに属する全てのユーザーがMicrosoft Teamsで通知を受け取るようになります。
- 通知は最大で5分ほど遅れることがあります。
全ての通知、あるいは特定の通知や通知タイプがMicrosoft Teamsに送信されないようにするには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
- 左のサイドバーメニューで[通知]に移動します。
- [その他のアプリ]タブをクリックします。
- Microsoft Teamsで全てのHubSpot通知をオフにするには、[Microsoft Teams]スイッチをクリックしてオフに切り替えます。
- 特定の通知タイプをオフにするには、[通知を受け取る内容]セクションで通知トピックをクリックして展開し、受信したくない通知の横にあるチェックボックスをオフにします。
HubSpotの会社と取引をMicrosoft Teamsチャネルに関連付ける
次の手順に従って、会社または取引レコードをMicrosoft Teamsチャネルに関連付けることが可能です。
- 会社または取引レコードに移動します。
- 会社:HubSpotアカウントで、[コンタクト]>[キャンペーン]に移動します。
- 取引:HubSpotアカウントで、[セールス]>[取引]に移動します。
- 右サイドバーの[Microsoft Teams]カードで、[Microsoft Teamsチャネルを関連付ける]をクリックします。
- ポップアップボックスで[チームを選択]ドロップダウンメニューをクリックして、HubSpotレコードに関連付けるチームを選択します。
- [チャネルを選択]ドロップダウンメニューをクリックして、HubSpotレコードに関連付ける既存のMicrosoft Teamsチャネルを選択するか、[新しいMS Teamsチャネルを作成]をクリックして新しいチャネルを作成します。
-
- アクティビティーのアラートをMicrosoft Teamsチャネルに同期するには、[アクティビティータイプ]チェックボックスをオンにします。メモ、コール、Eメール、タスク、ミーティングを同期できます。
- [チャネルを関連付ける]をクリックします。
関連付けが完了すると、関連付けられたMicrosoft Teamsチャネルでアクティビティーアラートを受け取れるようになります。なお、1つのチャネルに複数のレコードを関連付けることが可能です。
Microsoft Teamsのワークフローアクションを使用する(ProfessionalおよびEnterpriseのみ)
Microsoft TeamsをHubSpotに接続すると、以下のワークフローアクションが利用できるようになります。
- Microsoft Teamsチャネルを作成:会社または取引ベースのワークフローで新しいMicrosoft Teamsチャネルを作成します。
- Microsoft Teams通知を送信:HubSpot担当者とTeamsチャネルに通知を送信します。カスタムオブジェクトと目標ベースのワークフローを除く、全てのワークフロータイプで利用可能です。
注:Microsoft Teamsのプライベートチャネルに通知を送信することはできません。
次の手順に従って、Microsoft Teamsのワークフローアクションを使用できます。- HubSpotアカウントで、[自動化]>[ワークフロー]と進みます。
- ワークフローの名前をクリックします。
- +プラスアイコンをクリックします。
- 右側のパネルでMicrosoft Teamsのアクションを選択します。
- チャネルを作成するには、[Microsoft Teamsチャネルを作成]を選択します。
- チャネルを作成するチームを選択するには、[チーム]ドロップダウンメニューをクリックします。
- [チャネル]フィールドにチャネルの名前を入力します。
- チャネルのプライバシー設定を選択するには、[プライバシー]ドロップダウンメニューをクリックします。
- [保存]をクリックします。
- チャネルを作成するには、[Microsoft Teamsチャネルを作成]を選択します。
-
- 通知を送信するには、[Microsoft Teams通知を送信]を選択します。
- 通知の送信先となるユーザーを選択するには、[ユーザー]ドロップダウンメニューをクリックします。
- 通知の送信先となるチームを選択するには、[チーム]ドロップダウンメニューをクリックします。
- 通知の送信先となるチャネルを選択するには、[チャネル]ドロップダウンメニューをクリックします。
- [メッセージ]フィールドにメッセージを入力します。
- アスタリスクで太字、アンダースコアで斜体、リターンボタンで改行など、メッセージの書式設定ができます。
- @と入力し、その人のMicrosoft Teams の E メールアドレスを入力することで、誰かを通知でタグ付けすることができます。
- 通知にハイパーリンクを組み込むには、ハイパーリンクのテキストを角括弧で囲み、その後にURLを括弧で囲みます。例:[HubSpot](www.hubspot.com)
- [メッセージに含めるアクションを選択]ドロップダウンメニューをクリックし、通知に含めるアクションを選択します。
- [保存]をクリックします。
- 通知を送信するには、[Microsoft Teams通知を送信]を選択します。
ワークフローアクションで指定したMicrosoft Teamsチャネルに通知が送信されます。通知を受け取ったユーザーは、アクションボタンをクリックしてアクションを実行することができます。
Microsoft TeamsでHubSpotコミュニケーションに返信する
注:この機能は、連携のインストール時に[フルインストール]を選択した場合にのみ利用可能です。
HubSpotとMicrosoft Teamsを接続すると、Microsoft Teamsチャネル内でHubSpot ウェブチャット、Facebook Messenger、WhatsApp、フォーム送信、、受信トレイメッセージを直接送受信できます。そのためには、アカウントアクセスまたはスーパー管理者権限を持つユーザーが、HubSpotコミュニケーション機能で使用するチームをアップグレードする必要があります。なお、この機能を利用するには各チームがアップグレードされていることが条件となります。
Microsoftチームをアップグレードするには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントで、[データ管理]>[連携]の順に進みます。
- 「Microsoft Teams」連携を検索し、結果の中からMicrosoft Teamsを選択します。
- [接続済みのチーム]タブで、[ボットのアップグレード]列でアップグレードしたいチームの横にある[アップグレード]をクリックします。その後、Microsoft Teamsアカウントにリダイレクトされます。
- Microsoft Teamsアカウントに、HubSpot連携の詳細を表示するダイアログボックスが表示されます。[開く]の横にある矢印アイコンをクリックし、[チームに追加]を選択します。ドロップダウンメニューを使用してアップグレードするチームを選択し、[ボットを設定]をクリックします。
- チームがアップグレードされたら、HubSpotに戻ります。これで、コミュニケーションの受信トレイで使用するチームを選択できるようになります。
コミュニケーションの受信トレイで使用するチームを選択するには、次の手順に従います。
- HubSpotのMicrosoft Teams連携ページで[コミュニケーションの受信トレイ]タブをクリックします。このタブには、HubSpotアカウントで作成した全てのコミュニケーションの受信トレイが表示されます。
- コミュニケーションの受信トレイのメッセージをMicrosoft Teamsチャネルで直接送受信するためには、コミュニケーションの受信トレイの横にあるスイッチをクリックして[オン]に切り替えます。
- [チーム]ドロップダウンメニューをクリックし、メッセージを受信するチームを選択します。
- [チャネル]ドロップダウンメニューをクリックし、着信メッセージを受信するMicrosoft Teamsチャネルを選択します。
受信トレイの接続が完了した後は、HubSpotコミュニケーションの受信トレイに新着メッセージが届くとMicrosoft Teamsで自動的に通知されるようになります。また、Microsoft Teamsから直接返信もできるようになります。