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ワークフローで分岐を使用する

更新日時 2024年 10月 16日

以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。

Marketing Hub   Professional , Enterprise
Sales Hub   Professional , Enterprise
Service Hub   Professional , Enterprise
Operations Hub   Professional , Enterprise

ワークフローで分岐を使用し、特定の条件に基づいて、登録されたオブジェクトを複数の経路に送信します。

分岐ロジックの種類

ワークフローでは、以下のロジックに基づいて分岐を作成することができます:

  • 1件のプロパティーまたはアクション出力(値一致):ワークフローの以前の1つのアクションのプロパティーまたはステータスに基づき、複数の分岐を自動的に設定します。このタイプの分岐の構成には、「AND」や「OR」の条件は使用できません。分岐アクションごとに、単一のプロパティーに対して最大250の固有の分岐を作成できます。例えば、リード割り当てワークフローの担当者ごとに自動的に分岐を作成します。
  • AND/ORロジック(If/then):ワークフロータイプに応じて、プロパティー、アクティビティーなどに基づいて複数の分岐を手動で構成します。このタイプの分岐は、「AND」条件および「OR」条件を使用して、登録されたレコードをさらに細かくフィルターするように構成できます。最大20の固有の分岐を作成できます。使用例を次に示します。
    • フォームを入力した登録済みコンタクトの分岐。
    • ボストンを拠点とし、かつ(AND)4つ以上の未処理の取引がある登録済み会社の分岐。
  • 割合によるランダム分布(ランダム分割):Marketing Hub ProfessionalまたはEnterpriseアカウントをご利用の場合、このオプションを使用して、ワークフローの実験目的で、登録済みのレコードをランダムに均等なサイズのグループに分割できます。例えば、マーケット担当者がリードにイベントへの登録を促す場合、対象の参加者の半分にEメールを送信して残り半分の参加者にSMSを送信し、どちらの戦略のほうが登録数が多くなるかを確認できます。

始める前に 

ワークフローの分岐を設定する前に、以下の推奨事項をご確認ください: 

  • 分岐の基準が「ページビュー」などの分析に基づいている場合は、分岐の前に80分の遅延を追加することをお勧めします。これにより、アナリティクスを更新する十分な時間が確保されます。HubSpotのアナリティクス更新の頻度についてもっと詳しく。 
  • また、次の場合は、分岐の前に5分の遅延を追加することをお勧めします。
    • 分岐条件が、ワークフローの前のアクションの内容に対するエンゲージメントに基づいている場合(前のアクションで送信されたマーケティングEメールをコンタクトが開封する場合など)。分岐の前に遅延を追加することにより、コンタクトがアクションの内容にエンゲージする時間が確保されます。
    • 分岐条件に依存関係がある場合(フォーム送信からのプロパティー更新など)。遅延を追加することにより、レコードを更新する時間が確保されます。 
  • 複数チェックボックスタイプのプロパティーに基づく条件を含む「値一致分岐」を使用している場合に、レコードに複数の値が含まれていると、このレコードは完全一致ではないため、「適合なし」分岐に進みます。代わりに、if/then分岐を使用して[次のいずれかに該当する]条件を選択できます。 

ワークフローに分岐を追加する

分岐アクションをワークフローに追加するには、次のようにします。

  • HubSpotのアカウントにて、[自動化]>[ワークフロー]の順に進みます。
  • 既存のワークフローを編集するには、ワークフローにマウスポインターを合わせて[編集]をクリックします。または、新規ワークフローの作成方法を参照してください。
  • 新しいアクションを追加するには、+プラスアイコンをクリックします。 
  • 左パネルで、[分岐]を選択します。
  • 分岐のロジックのタイプを選択してください。次に、選択したタイプに基づいて分岐を設定します。
    • 1件のプロパティーまたはアクション出力(値一致)
    • AND/ORロジック(if/then)
    • 割合によるランダム分布(ランダム分割)(Marketing Hub ProfessionalまたはEnterpriseのみ

select-branch-type 

「1件のプロパティーまたはアクション出力」分岐を構成する

「1つのプロパティー値に基づく」分岐を作成するときは、レコードがプロパティーの特定の値に一致した場合にのみ分岐を進むように、基準を選択します。 

既定では、登録済みレコードのオブジェクトタイプのプロパティーのみが使用可能であり、他のデータソースのプロパティーは表示されません。例えば取引ベースのワークフローの場合、取引プロパティーのみが表示されます。
  • 左側のパネルで[分岐の基準にするプロパティーまたは値]ドロップダウンメニューをクリックし、プロパティーを選択します。
  • チェックボックスや選択タイプのプロパティーの場合、プロパティーオプションに対して個別の分岐を自動的に作成するには、[このプロパティーの各値に個別の分岐を作成]チェックボックスをオンにします。
  • パネルの右上の[次へ]をクリックします。

注:チェックボックスまたは選択タイプのプロパティーのオプションの数が250よりも多い場合、[このプロパティーの各値に個別の分岐を作成]機能は動作しません。その代わりに、分岐を手動で追加し、分岐オプションを選択する必要があります。

contact-priority-create branch 

  • プロパティーまたはアクションの値に基づいて分岐を設定します。
    • 分岐を追加するには、[+分岐を追加]をクリックします。
    • 各分岐で、演算子を選択します。例えば[次の値と等しくない]などです。次に、値フィールドで分岐の値を入力または選択します。
    • 分岐を削除するには、値の横にあるdelete削除アイコンをクリックします。

configure-branch-logic

  • 完了したら、[保存]をクリックします。ワークフローのプレビューに分岐が表示されます。

「AND/ORロジック」分岐の構成

「一致するフィルター条件に基づく」ブランチを作成する場合、分岐に応じてレコードが特定の分岐に進むようにフィルターを設定します。

  • if/then分岐アクションには最大20個の分岐を追加できます。
  • 登録済みレコードは、分岐が設定された順に各分岐に対して評価されます。例えば、コンタクトが最初の分岐条件を満たしている場合はその分岐に進みます。コンタクトが他の分岐条件を満たしていても、他の分岐と比較評価されることはありません。

if/then分岐アクションを設定するには、次の手順に従います。

  • 左パネルで、[分岐名]フィールドに分岐の名前を入力します。
  • [+フィルターを追加]をクリックし、フィルタータイプを選択します。例えば、コンタクトのプロパティーやリストメンバーシップで絞り込み条件を設定できます。 
  • フィルタータイプの設定を続けます。if/then分岐条件は、登録トリガー条件オプションと同様に機能します。
  • 複数の分岐を追加するには、[分岐をもう1つ追加]をクリックします。次に新しい分岐の条件を設定します。
     

  • 分岐を並べ替えるには、分岐の上にカーソルを置き、青いドラッグハンドルをクリックして目的の位置までドラッグします。または、[その他]ドロップダウンメニューをクリックして、[上に移動]または[下に移動]を選択します。

  • 分岐を複製するには、分岐にマウスポインターを合わせて、duplicate複製アイコンをクリックします。
  • 分岐を削除するには、分岐にマウスポインターを合わせて、delete削除アイコンをクリックします。
  • 完了したら、[保存]をクリックします。ワークフローのプレビューに分岐が表示されます。

KB - 分岐をアレンジ 

「割合によるランダム分布」分岐を構成する(Marketing Hub ProfessionalまたはEnterpriseのみ)

ランダム分割の分岐を作成する場合、セグメントの数に応じて分岐の数を選択することができます。

さらに分岐を追加することで、分割がさらに分散されます。例えば、50/50の分割をしたい場合は2つの分岐を選択します。また、オブジェクトを3つに分割したい場合は33/33/33の分割を選択します。

レコードは分岐間でランダムに分散されます。均等に分割するには、最小限でも1,000レコードのサンプルサイズが必要です。

  • 左側のパネルで、必要なセグメントの数に応じて分岐のを選択します。 
  • [+分岐を追加]をクリックして、オブジェクトの分布をさらに分割します。
  • 分岐を削除するには、delete削除アイコンをクリックします。

add-split-branch

分岐後にアクションを追加する

レコードが分岐をどのように通過するかを確認するために、全てのワークフローアクションをテストできます。分岐を設定したら、各分岐の下にアクションを追加できます。

  • +プラスアイコンをクリックし、「YES」分岐の下、または「NO」分岐の下にアクションを追加します。以下の例を参照してください。
    • コンタクトが[お問い合わせ]フォームに入力した場合、コンタクトは「送信されたフォーム」の経路に進み、自動配信マーケティングEメールを受け取ります。 
    • [お問い合わせ]フォームに入力していない場合は、「適合なし」の経路を進みます。
  • 必要に応じて、+プラスアイコンをクリックして、さらにアクションを追加してください。登録済みレコードは、分岐内の最後のアクションの後にワークフローを完了します。

分岐を整理する

分岐の追加後に、ワークフローツールによって自動的に提案が作成されることがあります。例えば、別の分岐オプションがあることを通知するアラートが表示されることがあります。

この「整理」機能を使用すると、分岐のアクションのみが変更されます。分岐の構造を最適化するための推奨事項が作成されます。ただしワークフローの動作は変更されません。

提案される改善を確認するには、次の手順に従います。

  • 左上の[整理]をクリックします。
  • 右側のパネルで、提案される分岐の変更を確認します。
  • 提案される変更を受け入れるには、[変更を受け入れる]をクリックします。
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