次のキャンペーンの計画方法

更新日時 July 8, 2016

必要条件

ソフトウェア: HubSpot マーケティング
サブスクリプション: Basic, Pro, & Enterprise

キャンペーンの成績を分析し、うまくいった点と改善が必要な点を把握したら、次のキャンペーンを計画するときにその分析結果を利用することができます。キャンペーンが成功した場合は、うまくいった点を調べて、将来のキャンペーンでそのプラス面を再び採用しましょう。キャンペーンがうまくいかなかった場合は、改善が必要な点を調べて、次のキャンペーンでそれらの領域に集中して取り組みます。

最初のキャンペーンを作成し、完了したら、その結果を将来のキャンペーンのガイドラインとして使用します。最初のキャンペーンをベンチマークとして使用することで、他のキャンペーンの成績(悪かったのか、同じだったのか、良かったのか)を比較します。こうした比較から、うまくいった点と改善点を把握できます。

目標の設定は、実りあるキャンペーンを作成する上で重要な要素となります。キャンペーン完了後、訪問者、コンタクト、顧客の結果を目標と照らし合わせて分析すると、目標の設定が高すぎたか、低すぎたか、またはちょうど良かったかを考えることができます。目標の設定方法を決めることは、次のキャンペーンを改善する上で役に立ちます。

過去のキャンペーンの分析を基に次のキャンペーンを計画する方法については、以下の記事を参照してください。

[Content(コンテンツ)] > [Campaigns(キャンペーン)]に移動する

HubSpotダッシュボードから、[Content(コンテンツ)] > [Campaigns(キャンペーン)]の順に進みます。

成功したキャンペーンを特定する

Campaigns(キャンペーン)ツールで、成功したキャンペーンを特定して、次のキャンペーンを計画する際に何を利用すべきかを把握します。成功したキャンペーンは、目標に応じて複数の方法で定義できます。たとえば、目標が既存のリードを育成することであれば、必ずしも新しいコンタクトを獲得する必要はありませんが、訪問回数を増やし、できればリードを顧客化したいものです。

以下に、成功を示す特性のいくつかを紹介します。

  • キャンペーンが訪問回数、コンタクト数、顧客数の目標を満たしたか、超過した。
  • ランディングページで目標の訪問回数、コンタクト数、または顧客数を達成した。
  • CTAにより、目標数のフォーム送信があった。
  • Eメールで訪問者を獲得した。
  • ブログ記事によりトラフィックが生まれ、CTAコンバージョンにつながった。
  • ソーシャルメッセージにより、目標のクリック数を達成した。

このステップでは、成績が良かったため、将来のキャンペーンのモデルにできるキャンペーンの例を示します。 この例のキャンペーンの目標は、いくつかのランディングページとブログ記事でトラフィックを生みだすことでした。

訪問回数、コンタクト数、顧客数

訪問回数:この例の訪問回数は目標の120をはるかに超えています。この数字はほとんど予想外であり、目標を意図的に低く設定したわけではありません。次回のキャンペーンでは、マーケティング活動の能力に合うように、過去の成績を基に目標を設定してください。

コンタクト数:21,302回の訪問のうち、328人がコンタクトになりました。特に、元の訪問回数の目標を考えると、これは妥当な数です(2%のコンバージョン率をわずかに下回る)。

顧客数:このキャンペーンで獲得した新しいコンタクトのうち、12人が顧客化しました。元の目標よりも低い数ですが、それでもこのキャンペーンは成功と言えます。このキャンペーンの全体的な目的は、まず訪問者を惹きつけることであり、必ずしも顧客を生みだすことではないからです。

ランディングページ

キャンペーンに関連付けられた14のランディングページに19,428回の訪問があり、その中から328人のコンタクトと12人の顧客が生まれました。ランディングページによる訪問回数は、コンタクトを生みだす上でランディングページが効果的であることを示しています。個々のランディングページの成績を見て、顧客を生んだページがどれか、訪問回数とコンタクト数が最も多いページがどれかを把握します。次のキャンペーンを計画する際、この情報を役立てることができます。最も成功したランディングページの要素を確認してください。それはレイアウト、フォームフィールドなどかもしれません。これらの要素を将来のキャンペーンで再利用します。

Eメール

キャンペーンに関連付けられた2つのEメールでは、773通のメッセージが送信されましたが訪問回数は0でした。送信したEメールのほぼ半分が開封されたことから、何か別の工夫をすれば開封率を訪問回数につなげることができたと思われます。 次のキャンペーンを計画するときには、訪問回数が最も多いEメールで優れていた点(魅力的なコンテンツの作成、有望なCTAの挿入やリンクの追加など)に注目して、将来のキャンペーンでその成功を再現します。[Emails(Eメール)]をクリックして、どのEメールの成績が最も良かったかを分析します。

失敗したキャンペーンを特定する

Campaigns(キャンペーン)ツールで、うまくいかなかったキャンペーンを特定して、次のキャンペーンの計画でどのような点を改善できるのかを調べます。失敗したキャンペーンの兆候には、次のような点が挙げられます。

  • キャンペーンが訪問回数、コンタクト数、顧客数の目標に達しなかった。
  • ランディングページで、特定の数の訪問回数、コンタクト数、または顧客数を生みだす目標を満たせなかった。
  • CTAによるフォーム送信率が低い。
  • Eメールで訪問者を獲得できなかった。
  • ブログ記事によるCTAコンバージョン率が低かった。
  • ソーシャルメッセージから多数のクリック数に結びつかなかった。

SMART目標を再確認して、キャンペーンの成功目標とは達成可能で、ビジネスの履歴データに基づく必要があるということを留意してください。失敗したキャンペーンを確認したら、失敗の原因となった特定の要素を正確にあぶりだします。

このステップでは、うまくいかなかったキャンペーンの例を示します。この例から、キャンペーンを改善する方法と注力すべき点を学習できます。

訪問回数、コンタクト数、顧客数

このキャンペーンに関連付けられた訪問回数が比較的高い一方で、コンタクトや顧客は生まれませんでした。このキャンペーンの目標がトラフィックを生みだし、特定のトピックに関する認識を築くことだった場合は、訪問回数の数だけ見れば成功と言えます。この例では、コンテンツは興味深かったのかもしれませんが、コンタクトを作れるほどの魅力はなかった可能性があります。次のキャンペーンを計画するときに、コンタクト数を増やすことを目標にするのであれば、より魅力的なランディングページを作成してコンタクトの獲得に取り組むとよいでしょう。この方法の詳細については、以下に説明する次のステップを参照してください。

また、訪問回数、コンタクト数、顧客数の目標を設けて、目指すべき数字を設定することも有効な手段です。このようにすると、キャンペーンの完了後に目標が達成可能なものであったかどうかを判断できます。

ランディングページ

このキャンペーンは2つのランディングページに関連付けられていましたが、両方とも訪問者、コンタクト数、顧客数はゼロでした。ランディングページへの関心がゼロということは、オファーの魅力をもっと高める必要があるのかもしれないし、ランディングページがCTAの内容に合っていなかったのかもしれません。次のキャンペーンを計画する際には、CTAとランディングページの関係について考え、CTAの広告文によって、訪問者が期待するとおりの内容に特化したランディングページへと確実に導くようにします。このキャンペーンのランディングページは2つだけです。キャンペーンに関連付けるランディングページを増やしてオファーを目立たせることで、訪問者を多く惹きつけ、コンタクトを生みだす必要もあるかもしれません。

すでに複数のランディングページがあるのに、トラフィックとコンタクトがなかなか生まれない場合は、コンテンツの質の改善に取り組む必要があるでしょう。ランディングページのベストプラクティスを参照し、このページから、ランディングページの作成方法に関する新たな知識を得てください。

Call-To-Action(CTA)

この例では、2つのCall-To-Action(CTA)があり、合計1,737回の閲覧数、83回のクリック数が生みだされ、フォーム送信数はゼロでした。それぞれのCTAの内訳を見て、最も成績が良かったものを確認し、うまくいかなかったものを分析します。色や広告文などのこれらの要素を利用して、今後のキャンペーンのCTAを改善してください。CTAのデザインが魅力的であること、広告文が、対応するランディングページのオファーにマッチした明確な文であることを確認します。

場合によっては、このキャンペーンに関連付けるCTAを増やすことで、リードを増やし、商機を生みだす必要があるかもしれません。フォーム送信に結びつかないCTAがすでに複数ある場合は、その質の改善に集中します。アドバイスが必要な場合は、CTAのベストプラクティスに関するこの記事をご覧ください。

Eメール

このキャンペーンに関連付けられた5つのEメールからは訪問者を得られませんでした。送信された2,449通のうち、1,414通が開封されました。これは高い開封率です。しかし、Eメールによる訪問者はゼロでした。これらの結果から、件名は魅力的なのに、Eメールのコンテンツがそれほど興味深くなかったため、誰もウェブサイトにアクセスしなかった可能性が考えられます。また、Eメール本文内のリンクやCTAを改善する必要があるかもしれません。個々のEメールを見て、好成績のEメールと成功しなかったEメールを比較すると、どの点を維持し、どの点を改善すべきかを判別することができます。

また、キャンペーンに関連付けるEメール数を増やしてオファーを目立たせる必要があるかもしれません。ただし、キャンペーンに関連付けられたEメールがすでに複数ある場合は、現状のEメールの改善に取り組んでください。

ブログ記事

このキャンペーンの例では、多数のブログ記事が関連付けられています。17件のブログ記事から、合計21,923回の閲覧数、1,102回のCTAクリック回数が発生し、CTAコンバージョン率は1%になりました。個々のブログ記事を見て、閲覧数とクリック回数が最も多いブログ記事と最も少ないブログ記事を比較してください。ここから、今後も使える成功した要素、効果がなかった要素を判別できます。たとえば、クリック回数が多いブログ記事のCTAと、クリック回数がゼロまたは少ないブログ記事のCTAを比較します。広告文と色だけでなく、記事内のCTAの位置にも注目します。CTAを成功させた要素をフル活用し、今後のキャンペーンで同様の要素を再現してください。

また、ブログ記事のトピックを分析し、最も閲覧数の多い記事を確認してもよいでしょう。特定のトピックと閲覧数の大小に相関関係はあるでしょうか?ブログ記事のトピックの質を高めることで、特定のキャンペーンに関わる記事へのトラフィックを増やしましょう。その他のヒントについては、『ブログユーザーガイド』を参照してください。

ソーシャルメッセージ

このキャンペーンは、唯一のメディアであるTwitterを介した4つのソーシャルメッセージに関連付けられています。これらのメッセージでは、319回のクリックがありました。このキャンペーンをソーシャルメディアの面で改善するには、FacebookやLinkedInといった他のソーシャルチャネルも含めて利用するといいでしょう。オファーを他のチャネルに広げると、オファーが目にとまりやすくなります。個々のメッセージの指標をクリックすると、最もクリック回数の多かったメッセージがわかります。クリック回数の少ないメッセージと多いメッセージを比較すると、メッセージの改善に何が必要なのかを理解できます。場合によっては、写真を含めたり、メッセージの長さを調整したり、リンクを追加したりする必要があります。次に、より多くの訪問者をリンクに惹きつけるために、メッセージの量を増やすといった作業に取り組みます。

使用したキャンペーンチャネル数を評価する

キャンペーンに使ったチャネル(ランディングページ、Eメール、キーワードなど)の数とそれぞれのチャネルの効果を調べます。キャンペーンを改善するには、作成するコンテンツを増やしたりコンテンツの質を高めたりする作業に入る前に、使用するチャネル数を増やす必要があるかもしれません。たとえば、ランディングページとCTAをキャンペーンに関連付けているのに目標に達しなかった場合は、Eメール、ブログ記事、ソーシャルメディアメッセージもキャンペーンに追加することを検討してください。

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