カスタムイベントを作成する
更新日時 2020年 10月 19日
カスタムイベントを使用すると、JavaScriptイベントAPIまたはイベントHTTP APIで高度なアクティビティを追跡できます。
作成したカスタムイベントをJavaScriptファイルまたはサーバー側のスクリプトに実装するには、開発者の協力が必要です。イベントを作成したら、イベントの完了を分析して管理する方法をご確認ください。
要素クリックイベント、フォーム送信イベント、URL訪問イベントを作成することもできます。
注:2020年1月9日より前にSales Hub EnterpriseまたはService Hub Enterpriseサブスクリプションをご利用のHubSpotアカウントでは、この機能に引き続きアクセスできます。
カスタムイベントを作成する
- HubSpotアカウントにて、[レポート] > [アナリティクスツール]の順に進みます。
- [行動イベント]をクリックします。
- 右上の[イベントを作成]をクリックします。
- 右側のパネルで、イベントを設定します。
- イベント名を入力します。
- イベントを簡単に見つけて追跡できるようにするには、[タグ]ドロップダウンメニューをクリックしてタグを選択するか、タグを入力します。
- [イベントタイプ]セクションで、[カスタムイベント]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- 次のステップは、イベントをトリガーするために使用しているAPIによって異なります。JavaScriptイベントAPIまたはイベントHTTP APIのどちらを使用しているかによって、該当する手順に従ってください。以降のセクションで、これらのAPIに応じたイベントの作成手順について詳しく説明します。
JavaScriptイベント
- カスタムJavaScriptを使用してイベントをトリガーする場合は、[カスタムJavaScript]フィールドにコードを入力します。このフィールドに入力したコードは、HubSpotトラッキングコードの一部として自動的に組み込まれます。JavaScriptイベントAPIの詳細をご確認ください。
- JavaScriptを追加したら、[保存]をクリックしてイベントを作成します。
- イベントダッシュボードにリダイレクトされます。イベントの上にカーソルを重ねて[その他]ドロップダウンメニューをクリックし、[編集]を選択します。
- 右下の[次へ]をクリックします。
- イベントに対して生成されたIDが表示されます。そのイベントをトリガーするJavaScriptコールバックにコードスニペットをコピーして貼り付けます。
デフォルトでは、 値はnullに設定されます。これは、イベントの収益をトラッキングするために使用できる省略可能な引数です。イベントがコンタクトレコードに関連付けられている場合、この値がhs_analytics_revenue
プロパティーを増加させるために使用されます。
イベントが実行されるたびに、トリガーされたイベントに関連付けられた値が、コンタクトのレコードの[収益]フィールドに追加されます。コンバージョン値を設定するときは、特定の値を入力するか、JavaScript変数やフルjQueryセレクターを入力して動的に値を指定することができます。値を追加する場合は、コードスニペットをJavaScriptファイルに追加する前に、必ず[値]パラメータに値を追加してください。
HTTP APIイベント
- イベントHTTP API を使用している場合は、[カスタム JavaScript]フィールドにJavaScriptを入力する必要はありません。[保存]をクリックしてイベントを作成します。
- イベントダッシュボードにリダイレクトされます。ベントの上にカーソルを重ねて[その他]ドロップダウンメニューをクリックし、[編集]を選択します。
- [次へ]をクリックして、イベントに対して生成されたIDを表示します。このIDを使用してHTTP GETを呼び出すことで、カスタムHubSpotイベントをトリガーできます。
HTTP APIイベントを作成すると、以下の必須パラメータを含むURLが自動的に生成されます。
- _n:イベントのイベントID。
- _a:HubSpot ID。
トリガーされるHTTP APIイベントをHubSpotのコンタクトレコードに正常に関連付けるには、リクエストURLでコンタクトのEメールアドレス&emailを渡す必要があります。指定したEメールアドレスに対応するコンタクトレコードがまだ存在しない場合は、新しいレコードが作成されます。そうでない場合は、イベントが既存のコンタクトに帰属します。
イベントHTTP APIの使用方法とその他のオプションパラメータの追加方法の詳細をご確認ください。
カスタムイベントに考えられる使用方法
外部サイトへのログインのトラッキング
外部ウェブサイトのログイン専用セクションがある場合、カスタムイベントを使用して、積極的にログインしているユーザーの情報をHubSpotに送信できます。ログイン時にカスタムイベントをトリガーします。コンタクトのレコードに保存したら、最近のログインを基準にセグメント化してリスト作成できます。一部のフィルターは特定の時間帯とイベントが完了した回数の合計です。
ブラウザーとモバイルの使用
カスタムイベントを使用して、訪問者が頻繁に使用しているブラウザーとモバイルデバイスからの訪問頻度を割り出すことができます。
放棄されたショッピングカート
訪問者がB2C会社のウェブサイトでオンライン購入を完了しないことはよくあります。訪問者が購入をキャンセルするとトリガーされるカスタムイベントを設定し、リスト内の該当するコンタクトをセグメント化します。リストを使用して、コンタクトに購入を完了するようリマインダーを送信します。
カスタムイベントの制限事項

イベント数の上限に達すると、新しく作成されたイベントが「予期しないイベント」としてイベントマネージャーに追加されます。イベントマネージャーにアクセスするには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[レポート] > [アナリティクスツール]の順に進みます。
- [行動イベント]を選択します。
- イベントを承認または却下するには、左側のサイドバーメニューで[予期しないイベント]をクリックします。
- カスタムイベント名の横にある[承認]または[却下]を選択します。
- 複数のイベントをまとめて承認または却下するには次の手順に従います。
- 承認または却下するイベントの左側にあるチェックボックスを選択します。
- テーブルの一番上にある[承認]または[却下]をクリックします。
イベントを承認できるのは、2,000件のイベント上限を超えていない場合のみです。イベントが承認キューにある間は、完了としてカウントされません。以前に削除されたカスタムイベントを復元するには、次の手順に従います。
- 左側のサイドバーメニューで[却下済み] をクリックします。
- リストアするイベントの上にカーソルを重ねて[アクション]ドロップダウンメニューをクリックし、[復元]を選択します。
- 複数のイベントをまとめて復元するには、次の手順に従います。
- 復元するイベントの左側にあるチェックボックスを選択します。
- テーブルの一番上にある[復元]をクリックします。
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