コンタクトおよび会社の優先度を判定するための適合スコアを構築する
更新日時 2025年 4月 4日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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プロパティー値に基づいてコンタクトおよび会社を評価するには、適合スコアを作成します。適合スコアでは、コンタクトや会社の値だけでなく、関連付けられたレコードの値も評価できます。コンタクトおよび会社の適合スコアは手動で作成できます。Marketing Hub Enterpriseサブスクリプションを持っている場合は、AIを使用してコンタクトの適合スコアを作成することもできます。
アクションやイベントに基づいてレコードをスコアリングする場合は、エンゲージメントスコアを作成する方法をご覧ください。プロパティー値とアクションの両方に基づいてスコアを作成したい場合は、複合スコアを作成する方法をご覧ください(Enterpriseエディションのみ)。
リード スコアリング ツールとスコアの算出方法についての詳細も併せてご確認ください。
コンタクトまたは会社の適合スコアを手動で作成
コンタクトまたは会社の適合スコアを手動で作成するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[マーケティング]>[リードスコアリング]の順に進みます。
- [スコアを作成]をクリックします。
- コンタクトベースのスコアを作成するには、[コンタクト]をクリックし、[コンタクトの適合スコア]を選択します。会社ベースのスコアを作成するには、[会社]をクリックし、[会社の適合スコア]を選択します。
- [作成]をクリックして続けます。
- エディターの一番上に、スコアの名前を入力します。
スコア条件とポイントの設定
- 最大スコアをカスタマイズするには(Marketing Hub Enterpriseのみ)、[スコア制限]ドロップダウンメニューをクリックし、最大スコアを選択します。100ポイントから500ポイントの範囲で、100ポイント単位で選択できます。
- スコアの作成を開始するには、[+プロパティーグループを追加]をクリックします。プロパティーグループでは、スコアを決定するプロパティー条件を追加します。
- グループの名前を設定するには、edit編集アイコンをクリックし、名前を入力します。
- グループの最大ポイントを設定するには、数値を入力します。全てのグループスコアの合計は、スコア合計の上限までのみ加算できます。この上限は、デフォルトでは100ですが、Enterpriseエディションでは500までカスタマイズできます。
- プロパティー条件に基づいてルールを追加するには、次の操作を行います。
- [+プロパティー条件を追加]をクリックし、[コンタクト/会社]を選択してコンタクトまたは会社のプロパティーを選択するか、[関連付けられた[オブジェクト]]を選択して関連付けられたレコードのプロパティーを選択します。関連付けに基づいてスコアリングするときに設定をカスタマイズする方法をご確認ください。
- プロパティー(例:都道府県/地域)を選択します。
- 演算子(例:次のいずれかと等しい)を選択します。
- 選択した演算子に基づいて、値を選択します。詳しくは複数の値を個別に、またはまとめてスコアリングする方法をご確認ください。
- その条件でポイントを加算するか減算するかを選択します。
- イベントによってスコアに加算または減算するポイント数を入力します。
- 関連付けられた[オブジェクト]を選択した場合、スコアリングする関連付けられたレコード、およびスコアリングの追加方法を選択するには、[関連付け設定]をクリックします。表示されるダイアログボックスで、設定をカスタマイズします。

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- レコードを関連付けラベルに基づいて選択するには、[いずれかの[オブジェクト]]ドロップダウンメニューをクリックし、ラベルを選択します。
- 他の条件に基づいてレコードを選択するには、[+フィルターを追加]をクリックして条件を設定します。
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- 関連付けられたレコードのポイントを元のレコードのスコアに集計する方法を選択するには、[集計]ドロップダウンメニューをクリックします。オプションを選択します。
- 合計:スコアの条件を満たす各関連付けられたレコードの合計ポイント。
- 平均:条件を満たす各関連レコードの合計ポイントを、スコアの条件を満たすレコード数で割ったもの。
- 最小:スコアの条件を満たす関連付けられたレコードの最小値。
- 最大:スコアの条件を満たす関連付けられたレコードの最大値。
- 設定を適用するには、[確認]をクリックします。
- 関連付けられたレコードのポイントを元のレコードのスコアに集計する方法を選択するには、[集計]ドロップダウンメニューをクリックします。オプションを選択します。
- 1つのプロパティー(例:都道府県/地域)で複数の値(例:「北海道」「神奈川県」「大阪府」)を選択した場合は、[個別のスコア]または[まとめたスコア]を選択できます。
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- 各オプションを個別にスコアリングするには、[個別のスコア]をクリックします。つまり、スコアはいずれかの値が満たされた場合に一度ではなく、満たされた各値に対してスコアが更新されます。各値によってスコアに加算または減算するポイント数を入力します。例えば、「都道府県/地域」プロパティーに基づいて会社をスコアリングするとします。「北海道」に15ポイント、「神奈川県」に10ポイント、「大阪府」に8ポイントを追加するよう設定します。会社が「北海道」にのみある場合、スコアは15ポイント加算されます。会社が「北海道」と「神奈川県」の両方に拠点を持っている場合、値は個別にスコアリングされてからされてから合計されるため、スコアには合計25ポイントが加算されます。

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- [まとめたスコア]はデフォルトの動作です。以前に[個別のスコア]をクリックした場合は、[まとめたスコア]をクリックするとデフォルトに戻ります。つまり、いずれかの値が満たされたときにスコアが1回更新されます。いずれかの値が満たされたときに、スコアに加算または減算されるポイント数を入力します。例えば、「都道府県/地域」プロパティーに基づいて会社をスコアリングするとします。会社が「北海道」「神奈川県」「大阪府」のいずれかにある場合は、15ポイントを加算します。会社が「北海道」にのみある場合、スコアは15ポイント加算されます。会社が「北海道」と「神奈川県」の両方に拠点を持っている場合でも、会社がいずれかの値に一致したときにスコアが一度しか更新されないため、スコアは15ポイントしか加算されません。
- リストメンバーシップに基づいてルールを追加するには、次の手順に従います。
- [+リストメンバーシップ条件を追加]をクリックします。
- 演算子を選択します。
- 選択した演算子に基づいてリストを選択します。
- その条件でポイントを加算するか減算するかを選択します。
- イベントによってスコアに加算または減算するポイント数を入力します。
- 選択したオブジェクトから他の条件を追加するには、[+プロパティー条件を追加]または[+リストメンバーシップ条件を追加]をクリックします。
- 関連付けられたオブジェクトからグループにプロパティーを追加するには、[+オブジェクトを追加]をクリックし、オブジェクトを選択します。この条件は同じグループに適用されます。
- プロパティーセクションのルールを複製するには、duplicate複製アイコンをクリックします。複製されたバージョンは自動的にグループの一番下に追加されます。
- プロパティーセクションの全てのルールを削除するには、delete削除アイコンをクリックします。
- 個々のプロパティールールを複製または削除するには、垂直メニューをクリックし、[複製]または[削除]を選択します。
- 別のプロパティーグループを追加するには、最下部で[+プロパティーグループを追加]をクリックし、そのグループのプロパティー条件を設定します。このグループの条件は最初のグループとは別になり、独自のグループ上限を持ちますが、合計スコアに計上されます。
- プロパティーグループを複製または削除するには、右上の垂直メニューをクリックし、[グループを複製]または[グループを削除]を選択します。
スコアリングするレコードの選択
- [会社/コンタクト]タブに移動します。スコア付けの対象となる会社やコンタクトを決定するには、次の手順に従いオプションを選択します。
- 全ての会社/コンタクトにスコアを付ける:全ての会社/コンタクトにスコアが付けられます。特定のコンタクト/会社を除外するには、ドロップダウンメニューをクリックし、除外するレコードを含んでいるリストを選択します。
- 特定の会社/コンタクトにスコアを付ける:特定のリストのメンバーである場合のみ、会社/コンタクトにスコアを付けます。ドロップダウンメニューをクリックし、スコアを付けたい会社/コンタクトを含んでいるリストを選択します。
スコアプロパティーとしきい値の設定
- スコア設定を行うには、[設定]タブに進みます。
- スコアを保存するプロパティーを設定するには、[スコア値]セクションで、プロパティーのラベル、内部名、説明、プロパティーグループを編集します。
- 色分けされたスコアカテゴリーを設定するには、左サイドバーメニューの[スコアしきい値]をクリックします。設定したしきい値に基づいて、コンタクトのスコアを「高」「中」「低」としてラベル付けする追加プロパティーが作成されます。
- プロパティーのラベル、内部名、説明、プロパティーグループを編集します。
- スコアに基づいて会社やコンタクトの色とラベルを決定する各値のしきい値を設定します。
確認し、オンにする
- スコアをオンにする前に レコードをテストする には、[ アクション ] > [コンタクト/会社] をテストする] をクリックします。
- 複数のレコードのスコア配分のインサイトを表示するには、[アクション]>[配分をプレビュー]をクリックします。
- スコアの作成が終わったら、[確認し、オンにする]をクリックします。
- スコアの詳細、スコアをオンにすると何が起こるかを確認し、[オンにする]をクリックします。スコアをオンにしないでスコア設定を終了すると、そのスコアは下書きとして保存され、再度確認することができます。
スコアをオンにすると、各コンタクトまたは会社のスコアが対応するスコアプロパティーに表示されます。レコードのスコア履歴を表示する方法をご覧ください。
AIを使ってコンタクトの適合スコアを作成(Enterpriseエディションのみ)
アカウントにMarketing Hub Enterpriseのサブスクリプションがある場合は、AIを使用してコンタクトの適合スコアを作成することもできます。AIスコアを作成すると、コンタクトはAIモデルをトレーニングするために評価され、評価されたコンタクトに基づく推奨事項を使用してスコアが構築されます。
AIを利用してスコアを作成するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントで、[マーケティング]>[リードスコアリング]の順に進みます。
- [AIを利用してスコアを作成]をクリックします。
- [コンタクトの適合スコア]を選択し、[次へ]をクリックします。
- スコアの名前を入力します。
- 評価対象となるコンタクトを決定するライフサイクルステージの変化を選択します(例:登録読者からSQL)。
- コンタクトを評価する時間枠を選択します(例:過去90日間に「登録読者」から「SQL」に移動したコンタクトを評価するには、90日を選択)。
- 右上の[スコアを作成]をクリックします。
- ダイアログボックスで[OK]をクリックして確認します。スコアエディターが表示されます。コンタクト評価には最大1時間かかりますが、エディターを終了し、リードスコアリングホーム画面の[AI評価]列で進行状況をモニタリングできます。
- 評価が完了したら、スコアの名前をクリックすると、詳細を表示および編集できます。
- スコアの条件および設定を編集し、[確認し、オンにする]をクリックします。
スコアをオンにすると、各コンタクトまたは会社のスコアが対応するスコアプロパティーに表示されます。レコードのスコア履歴を表示する方法をご覧ください。
既存の適合スコアを管理
スコアの下書きを作成したり、オンにしたりした後は、リードスコアリングのホーム画面から編集や削除が行えます。
- HubSpotアカウントで、[マーケティング]>[リードスコアリング]の順に進みます。
- テーブルに、各スコアの名前、ステータス、関連付けられたスコアプロパティー、作成日時、更新日時、作成および更新したユーザーが表示されます。
- スコアを検索するには、検索バーに名前を入力します。
- スコアを送信者名や作成日時、最終更新日時で絞り込むには、[詳細フィルター]をクリックし、フィルター条件を設定します。
- スコアのプロパティーの詳細情報を表示するには、プロパティーの名前をクリックします。プロパティーの基本情報を表示し、プロパティーの使用箇所を確認できます。
- スコアを編集するには、スコアの名前をクリックします。スコアの条件、対象リスト/除外リスト、設定を更新し、スコアがすでにオンになっている場合は[確認と更新]をクリックし、下書きの場合は[確認し、オンにする]をクリックします。
- スコアをオフにするには、スコアの名前をクリックし、[オフにする]をクリックします。ダイアログボックスで、[オフにする]をクリックして確認します。各コンタクトまたは会社のスコアについて最後に確認された値は、関連付けられたスコアプロパティーに残ります。
- スコアを削除するには、スコアにマウスポインターを合わせ、[アクション]>[削除]の順にクリックします。表示されるダイアログボックスで、次の操作を行います。
- 関連付けられたスコアプロパティーを削除するには、[スコアプロパティーも削除]チェックボックスを選択します。
- [スコアを削除]をクリックして確認します。