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ハードバウンスとソフトバウンスの違いについて

更新日時 December 27, 2017

対象製品

Marketing Hub
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Professional, Enterprise
Basic

バウンスメッセージは、あるEメールアドレス宛ての配信に問題が発生した際に、受信者のメールサーバーから自動送信される通知メールで、配信不能レポート(NDR: Non-Delivery Report/Receipt)とも呼ばれます。

バウンスの発生は、適切なコンタクトにEメールを送信する会社の能力やIPレピュテーションを損なうものです。HubSpotでは、その対策のため、バウンスを次のように分類しています。「ハードバウンス」、「ソフトバウンス」、「保留中」の3つのカテゴリです。ここでは、各カテゴリについて説明し、そのサブカテゴリのリストを紹介します。 

ハードバウンス 

ハードバウンスは、そのコンタクトがEメールを受け取ることができないことを示しています。HubSpotでは、このようなハードバウンスのコンタクトには以降Eメールを送信しません。これらは送信済みメールのパフォーマンス画面にある[未送信]セクションに表示されます。 以下に該当する場合、HubSpotはそのコンタクトへの送信を自動的に停止します。
  • コンタクトが、すべてのEメールの購読、または今まで受信していた特定の種類のEメールの購読を解除した
  • コンタクトが前回のEメールをスパムに指定した
  • 前回のEメールで永続的なハードバウンスが返された

バウンスはいくつかのサブカテゴリに分類できます。HubSpotはサーバーからの応答(バウンスメッセージ)の内容をもとに、バウンスの原因を判断しています。以下は、ハードバウンスに分類されるメッセージです。

  • UNKNOWN_USER - "Recipient didn't exist"(受信者が存在しません) - サーバーの応答は、そのEメールアドレスが存在しないことを示しています。このエラーは、コンタクトが退社して受信トレイが削除された場合や、Eメールアドレスにスペルミスがあった場合に発生します。*
  • MAILBOX_FULL - "Recipient's mailbox was full"(受信者の受信トレイがいっぱいです) - 最近のEメールの受信トレイは1GB以上の容量がある場合がほとんどのため、このエラーはEメールアドレスが放置されて使われていないが、正式には閉鎖されていないことを示しています。このようなEメールアドレスがエンゲージメントにつながることはまずありません。*
  • CONTENT"Recipient's email server rejected content"(受信者のメールサーバーでコンテンツが拒否されました) - Eメールの本文または件名が、スパムフィルターにより迷惑メールと判断されたことを示しています。スパムトリガーとなる語句については、この記事も併せてご覧ください(注:このカテゴリは新しいHubSpotのEメールでは使用されていません)。
  • SPAM"Rejected by spam filter"(スパムフィルターにより拒否されました) - Eメールの本文、件名、送信元アドレスのいずれかが、受信者のメールサーバーによりスパムと判断されたことを示しています。このカテゴリは、サーバーがスパムと判断した原因が顧客のEメールアドレスまたは送信者に固有のものであるため、IPレピュテーションとは区別されます。
  • POLICY - "Blocked due to recipient policy"(受信者のポリシーによりブロックされました) - 送信先のEメールアドレスが受信する前にパスしなければならない各種セキュリティーポリシーが、Eメールサーバーに設定されていることを示しています。Eメールが具体的にどのポリシーにパスしなかったのかが明示されない場合、このカテゴリに分類されます。DMARCDKIMSPF認証エラーもこれに含まれます。
  • カテゴリなし - "配信解除""スパムとしてマーク済み"といった受信者の選択は必ずしもバウンスとは言えませんが、このようなコンタクトに再度Eメールを送信することはありません。[Bounce Audits(バウンスの監査)]の[Missing category(カテゴリなし)]で確認できます。また、この[Missing category(カテゴリなし)]内にはバウンスも表示されます。これらはグローバルバウンスです。 60日間以内に3つの別々のHubSpotアカウントで3件のUNKNOWN_USERバウンスが生じた場合、グローバルバウンスと見なされ、このコンタクトはすべてのHubSpotの顧客で配信除外対象となります。

*HubSpotサポートは、そのEメールアドレスが有効であることを証明しない限り、このカテゴリの配信除外対象コンタクトの「配信エラーを解消」することはできません。GmailやOutlookなど、別のEメールシステムで該当アドレスから受信したEメールのスクリーンショットを提示することで、そのアドレスが有効であることを証明してください。サポートが配信エラーを解消した後で送信したEメールがハードバウンスになった場合、こちらに記載した手順に従ってください。

ソフトバウンス

ソフトバウンスとは、Eメールが配信されなかったが、具体的なバウンスメッセージにより次回の送信までにエラーが解決される可能性があることを示します。ソフトバウンスが発生したコンタクトは、それ以降も配信対象となります。

ソフトバウンスが発生すると、HubSpotはその特定のEメールメッセージの配信を中止します。しかし、次回のメール送信の際には、そのEメールアドレスに対して再度配信を試みます。これは、HubSpotのデータベースでそのアドレスが配信除外対象にマークされないためです。

バウンスはいくつかのサブカテゴリに分類できます。HubSpotはサーバーからの応答(バウンスメッセージ)の内容をもとに、バウンスの原因を判断しています。 以下は、ソフトバウンスに分類されるメッセージです。 

  • IP_REPUTATION "HubSpot server not recognized or restricted (check whitelisting)"(HubSpotサーバーが認識されていないか、制限されています(ホワイトリストを確認)) - Eメールを送信しているIPのレピュテーションが低い場合、このメッセージが返されます。受信者のEメールサーバーのセキュリティー設定が、マーケティングで使用するIPアドレスからのEメールを許可していません。これは、IPレピュテーションのしきい値が送信者のIPアドレスのスコアより高いためです。この場合、受信者に連絡をとってマーケティングで使用するIPアドレスをホワイトリストに登録してもらうことができます。 Eメールツールの[Manage whitelisting(ホワイトリストを管理)]オプションでIPアドレスを確認する方法の詳細は、こちらをご覧ください。 
  • GREYLISTING - "Temporarily rejected"(一時的に拒否されました) - Eメールサーバーは、送信者のEメールアクティビティーを許可するのに実績を必要とします。初めて送信する場合、Eメールサーバーには送信者を検証するための記録がありません。そのため、アクティビティーをさらに確認できるまでEメールは配信不能になります。
  • MAILBOX_MISCONFIGURATION"Misconfigured server on the recipient side"(受信者のEメールサーバーに構成ミスがありました) - 受信者の受信トレイが再構築中か、何らかの原因でサーバーが停止しているため、この時点ではメールを受信できません。
  • ISP_MISCONFIGURATION"Recipient's spam filter rejected email (check whitelisting)"(受信者のスパムフィルターにEメールが拒否されました(ホワイトリストを確認)) - インターネットサービスプロバイダーの構成エラーが原因で、受信者側の認証に問題が発生している可能性があります。マーケティングからのEメールを受信できるよう、コンタクトの側で何らかの対応が必要となります。詳細はこちらをご覧ください。 
  • DOMAIN_REPUTATION - "Sender domain has poor reputation"(送信者ドメインのレピュテーションが低くなっています) - 送信元アドレスのドメインのレピュテーションが低いか、受信者サーバーの基準を満たしていません。
  • DMARC"DMARC authentication failed on from address.Try to avoid sending from generic mailbox providers."(送信元アドレスのDMARC認証に失敗しました。汎用メールボックスプロバイダーから送信しないでください) - 送信者のドメインがDMARCの要件を満たさないため、Eメールが受信者のEメールサーバーのドメイン認証セキュリティーチェックをパスできません。Eメール送信サブドメインを認証できるよう、パートナーのSPFレコードに「shared.hubspot.com」を記述してください。
  • SENDING_DOMAIN_MISCONFIGURATION - "DNS verification failed on domain in the From field"(送信元フィールドのドメインのDNS検証に失敗しました) - Eメールを送信しているドメインの検証時にドメイン認証の問題があったため、受信者側のポリシーによりエラーが返されました。
  • TIMEOUT"Delivery failed due to timeout"(タイムアウトによる配信エラー) - Eメールサーバーがタイムアウトしたため、Eメールを受信できません。これは、受信者サーバーのオーバーロードを防ぐための仕組みです。
  • THROTTLED"Recipient's email server ran out of bandwidth"(受信者のメールサーバーの帯域幅が足りません) - 短時間で同じドメインから大量のEメールを送信したため、受付猶予時間が過ぎるまで新しいEメールの受信が許可されません。

保留中

保留中(保留バウンス)は、一時的な問題のために生じたバウンスであることを示します。HubSpotはEメールが受信されるまで、または72時間が経過するまで、Eメールの配信を再試行します。72時間経過してもEメールが配信されない場合は、ソフトバウンスのカテゴリに分類されます。

  • DNS_FAILURE"The recipient's email server is unable to deliver email due to DNS issues on their end"(受信者のEメールサーバー側のDNSの問題により、Eメールを配信できません) - Eメールの送信時点で、受信者のDNSサーバー設定が誤って構成されていました。この問題は通常数分以内に自然に解決します。
  • TEMPORARY_PROBLEM - "We couldn't reach this recipient's email server (MX record)"(この受信者のメールサーバーに到達できません(MXレコード)) - 一時的な問題のその他のカテゴリです。DNSエラーカテゴリと同じく、この問題は通常数分以内に自然に解決します。 

これらのルールは、メール到達率を維持することを目的として設定されています。メール到達率の詳細については、こちらをクリックしてください。