HubSpotで標準サンドボックスアカウントを構築する
更新日時 2023年 1月 20日
スーパー管理者は標準サンドボックスアカウントを作成して、貴社のHubSpotメインアカウントに影響を与えることなく機能をテストすることができます。例えば、あるアプリを標準サンドボックスに接続し、新しい連携を試すことも可能です。そうすることでメインアカウントからデータを同期して連携をテストしつつ、メインアカウントのデータをきれいに保てます。
注:標準サンドボックスのアカウントは、契約内容に応じてメインアカウントと同じツールや機能にアクセスできますが、ユーザーは電話をかけられません。
標準サンドボックスアカウントからサンドボックス内の既存ユーザーに、1対1のテストEメールやマーケティングEメールを送信することができます。ユーザーでないコンタクトにEメールを送ろうとしても、標準サンドボックスアカウントのユーザーとして登録されていない場合は送信されません。サンドボックスアカウント内でHubSpotユーザーを追加可能です。標準サンドボックスアカウントから送られるEメールは、メインアカウントが使用するものとは異なるトランザクション用IPアドレスから送信されます。
ベータ版やトライアル版の機能は、メインアカウントから同期されません。ベータ版の機能を利用するためには、別途標準サンドボックスアカウントをベータ版に登録する必要があります。
注:HubSpotでは、ウェブサイトの再設計に標準サンドボックスアカウントを使用することは推奨していません。サンドボックスでデザイン変更したテンプレートやページを、メインアカウントに引き継ぐことができないためです。
標準サンドボックスにユーザーを追加しても、HubSpotはそのユーザーをメインアカウントに新規ユーザーとして作成することはありません。例えば、コンサルタントや契約社員を標準サンドボックスにユーザーとして追加しても、そうしたユーザーは貴社のメインアカウントにアクセスできません。標準サンドボックスアカウントのユーザーとしてデフォルトで自動追加されるのは、スーパー管理者だけです。
同様に、標準サンドボックスアカウントで割り当てられた有料シートは、メインアカウントのシートに影響を与えません。例えば、メインアカウントでSalesまたはService Hub Enterpriseの有料シートを持つユーザーが標準サンドボックスに追加されても、シートは自動的に割り当てられません。また、トライアルアカウントで標準サンドボックスを構築すると、トライアル終了までサンドボックスへのアクセスが可能になります。トライアルが終了すると、標準サンドボックスに移動することはできません。トライアル終了後90日以内にアップグレードすると、再び標準サンドボックスアカウントにアクセスできるようになります。
注:標準サンドボックスアカウントは、アプリ開発者アカウントとは異なります。アプリ開発者アカウントは、HubSpotで使用するアプリや連携を開発するために使用されます。
標準サンドボックスアカウントの作成と管理
標準サンドボックスを作成するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される[設定アイコン settings]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで[サンドボックス]を選択します。
- 新しくサンドボックスを作成する場合は、右上の[標準サンドボックスを構築]をクリックします。
- [作成]画面で、[サンドボックスに名前を付ける]の下に名前を入力します。
- 右下の[次へ]に進みます。
- [アセットを選択]画面で、[サポートされる全てのアセットを同期]または[特定のアセットを選択]を選択します。サンドボックスに同期できるのは、コンタクト、フォーム、リスト、マーケティングEメール、オブジェクト定義、パイプライン、テーマとテンプレート、ワークフローです。スーパー管理者権限を持つユーザーと、アカウントのツールや機能は、自動的にサンドボックスアカウントに同期されます。
- 右下の[次へ]に進みます。
- [特定のアセットを選択]を選んだ場合、
- 同期するアセットタイプの横にあるチェックボックスを選択し、 右下の[次へ]をクリックします。
- 同期するオブジェクト定義の横にあるチェックボックスを選択し、右下の[次へ]をクリックします。
- [確認して作成]画面で選択内容を確認します。確認が完了したら、右下の[標準サンドボックスを構築]をクリックします。
デフォルトでは、10万件までのコンタクトを持つ標準サンドボックスアカウントを1つだけ作成できます。そのため一度作成すると、既存のサンドボックスを削除してからでないと、新たなサンドボックスを作成することはできません。追加オプションを購入し、サンドボックスの上限数を引き上げることも可能です。
また、既存の標準サンドボックスを更新することで、コンタクトと関連付けられたレコードを除き、メインアカウントの現在の状態をサンドボックスに再同期することができます。標準サンドボックスにコンタクトを追加したい場合は、標準のインポートおよびエクスポートツールを使用して、手動で行えます。
標準サンドボックスを更新すると、サンドボックスに同期したアセットに加えた変更が上書きされます。標準サンドボックスアカウントでカスタムオブジェクトを作成し本番アカウントで作成しない場合は、サンドボックスを再同期してもカスタムオブジェクトは上書きされません。
既存の標準サンドボックスアカウントを更新する場合、
- HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される[設定アイコン settings]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで[サンドボックス]を選択します。
- 更新したい既存のサンドボックスの名前の横で、「サンドボックスへの同期を設定する」を選択します。
標準サンドボックスアカウントを削除する場合、
- HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される[設定アイコン settings]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで[サンドボックス]を選択します。
- 削除したいサンドボックスの名前にカーソルを合わせ、[削除]を選択します。
標準サンドボックスアカウントにアクセスする
標準サンドボックスアカウントの全てのユーザーは、メイン アカウント メニューからサンドボックスにアクセスできます。
- HubSpotアカウントで、右上のアカウント名をクリックします。
- アカウント名にカーソルを合わせると、最近のアカウント一覧が表示されます。
- ドロップダウンメニューで、アクセスするサンドボックス名をクリックします。
画面上部に、標準サンドボックスアカウントであることを示すバナーが表示されます。

スーパー管理者は、アカウント設定からサンドボックスにアクセスすることも可能です。
- HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される[設定アイコン settings]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで[サンドボックス]を選択します。
- アクセスするサンドボックス名をクリックします。
- サンドボックスを終了するには、画面上部にある[本番アカウントに戻ります。]をクリックします。
Thank you for your feedback, it means a lot to us.
関連記事
-
A Short Guide to Using Goals in Custom Reports
Apply goals to custom reports to visualize and track attainment over time.
Customer blog -
Report on revenue
You can report on revenue in HubSpot by adding the following standard reports from the reports library to your dashboard.
Knowledge base -
収益目標の作成と監視
目標により、マネージャーは営業担当者や営業チームのノルマを作成することができます。また、マネージャーはパイプラインに目標を割り当てることもできます。目標のマイルストーンは、月、四半期、年を単位に設定できます。 注:...
ナレッジベース