コンタクトリストを整理してEメールの到達率を向上させる
更新日時 2023年 6月 28日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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データベースに含まれる各コンタクトは、マーケティング担当者からのマーケティングEメールの受信について示した関心の理由に基づいて分類される必要があります。このデータを参照することによって、マーケティングEメールのコンテンツが対象オーディエンスに適していることを確認できます。
また、Eメールエンゲージメントは受信トレイの到達率の向上につながります。開封率とクリック数が高いEメール送信者は、Eメールのセキュリティーフィルターに信頼されやすくなります。Gmailを含むほとんどんのEメールアカウントは、受信者が開封またはクリックしないEメールを自動的にフィルタリング(英語)で除外します。
HubSpotからEメールを送信した結果として否定的なエンゲージメント(バウンス、スパム報告など)の割合が高くなった場合、そのEメールアカウントは一時停止の状態になります。問題を解決するには、リストを作成し、受信者の関心とオリジナルソースに基づいてコンタクトをセグメント別に分類します。次に、アカウントから古いコンタクトまたは反応がないコンタクトを除外または削除します。
注: 上記の推奨事項を確認した後にコンタクトリストについてご不明な点がございましたら、カスタマーサクセスマネージャーに直接ご連絡いただくか、またはコミュニティーのHubSpotEメール到達可能性フォーラムでコミュニケーションを開始してください。
コンタクトリストの追加と管理についてのベストプラクティス
- HubSpotを初めてご利用の場合、CRM上のデータに基づいてコンタクトリストをセグメント化します。過去にハードバウンスされたコンタクトや、配信登録解除したコンタクトを収集し、それらをオプトアウトリストとしてHubSpotにインポートします。
- コンタクトリストを管理するには、新規コンタクトの元のソースを追跡するプロセスをチーム間で作成します。カスタムプロパティーを作成し、貴社のビジネスに対する興味に基づいてコンタクトにラベルを付けます。これにより、オーディエンスの興味を満たすようマーケティングEメールのコンテンツを改善できます。
- また、HubSpotアカウントから送られたEメールをハードバウンスしたコンタクトや配信停止したコンタクトを削除することもできます。
コンタクトをセグメント化する
コンタクトリストをクリーンアップするには、以下のいずれかのコンタクトプロパティーを使用して、オリジナルソースおよびエンゲージメントの理由について詳しい情報を取得できます。
- 作成日
- 最後のEメールの日付
- 最近のコンバージョンの日付
- 最後のフォーム送信
- 最後のEメール開封
- 最後のEメールクリック
- 最後の返信
- 最後の購入の日付
- 前回のアクティビティー日
上記のいずれかのプロパティーが不明な場合、または1年以上前の場合は、オプトイン同意の確認に関するベストプラクティスを参照してください。
マーケティングEメールのどれも開いたことがないコンタクトを除外するためのリストを作成する
何も対応を取らないままでいると、マーケティングEメールの開封率がさらに低下する可能性があります。エンゲージメントの低いEメールは、GmailやOutlookなどのEメール サービス プロバイダーによりスパムフォルダーに移されます。その結果、それらのEメールが受信ボックスに入らないようにフィルターが適用されるとユーザーの閲覧数が減少するため、開封率がますます低くなることがあります。
このプロセスを改善して全体的な開封率を改善するには、マーケティングEメールのどれも開いたことがないコンタクトを除外するためのリストを作成します。
- HubSpotアカウントにて、[コンタクト]>[リスト]の順に進みます。
- 右上の[リストを作成]をクリックします。
- 左上の鉛筆アイコン edit をクリックし、リストの名前を入力します。
- [フィルター]セクションで、適切なフィルターを設定します。
- どのEメールも開封したことがないコンタクトをセグメント化するには、[コンタクトのプロパティー]>[最後のEメール開封日]の順に選択し、[値がない]を選択します。
- 作成したフィルターの下で[AND]をクリックします。
- 新しいコンタクトをフィルターにより除外されることを避けるため、コンタクトがEメールを開封しそうにないと判断する前に、受信Eメール数の最小しきい値を設定できます。[配信されたマーケティングEメール]を選択し、[次の値より大きい]を選択します。しきい値として設定するEメールの数を入力します。
- 右上の[保存]をクリックします。
このようにしておけば、Eメールの受信者を設定する際にこのリストを除外することができます。
質の低いコンタクトソース
以下のソースから得られたコンタクトは全てデータベースから削除してください。エンゲージメントがないコンタクトや、個人情報を提供したことに気付いていないコンタクトに対してEメールを送信すると、Eメール送信の信頼性を損なう恐れがあります。
- カンファレンスや展示会の来場者
- 企業のEメール形式に基づいて推測したEメール
- 賃借、借用、リース、添付、購入されたリスト
注:購入済みリストをHubSpotから直ちに削除するか、オプトアウトリストとしてインポートして、全てのマーケティングEメールの対象から自動的に除外してください。
このようなソースから得られたコンタクトの取り扱いにおいて検討すべき主な重要ポイントは以下の通りです。
- このようなソースの多くには、Eメール サービス プロバイダーが迷惑メール業者を特定するために意図的に組み込まれたEメールアドレス、スパムトラップが含まれています。
- また、このような他のソースから得られたコンタクトに接触を図ることは、当社の利用規定に直接違反するだけでなく、貴社の法域におけるプライバシーおよびデータ保護規制に違反する可能性があります。
- 迷惑メールへの苦情が1件のEメールにつき0.1%に達すると要注意送信元として認識され、バウンスや迷惑メールフォルダーに振り分けされる確率が高くなります。
- マーケティングEメールの開封率が15%未満になると、その送信者が迷惑メールを送信しているというメッセージがEメール サービス プロバイダーに送信されてしまうため、配信コンテンツに対する受信者の関心が低いというだけでもEメール送信の信頼性を損なう恐れがあります。