コンタクトを整理してEEメール到達性を向上させる

データベース内の各コンタクトは、そのコンタクトがなぜマーケティングEメールの受信に興味を示したのか（）に基づいて整理する必要があります。このデータを参照することによって、マーケティングEメールのコンテンツが対象オーディエンスに適していることを確認できます。

また、Eメールエンゲージメントは受信トレイの到達率の向上につながります。開封率とクリック数が高いEメール送信者は、Eメールのセキュリティーフィルターに信頼されやすくなります。また、Gmailを含むほとんどのEメールアカウントでは、受信者が開封したりクリックしたりしていないEメールを自動的に、フィルタリングしている。 

EメールをHubSpotから送信した結果、ネガティブなエンゲージメント率（バウンスやスパム（迷惑メール）報告など）が高くなった場合、Eメールアカウントは一時停止の状態になります。問題を解決するには、セグメントを作成して 、関心とオリジナルソースに基づいてコンタクトをグループ化します。その後、古いコンタクトや反応がないコンタクトを アカウントから除外 または 削除します。

注: 上記の推奨事項を確認した後にコンタクトについてご不明な点がございましたら、カスタマー サクセス マネージャーに直接ご連絡いただくか、またはコミュニティーの HubSpot E メール到達性フォーラム でコミュニケーションを開始してください。

コンタクトの追加と管理についてのベストプラクティス

• HubSpotを初めてご利用の場合、CRM上のデータに基づいてコンタクトをセグメント化します 。過去にハードバウンス(不達)になったコンタクトや、配信登録解除したコンタクトを収集し、 オプトアウトとしてHubSpotにインポートします。
• コンタクトデータベースを管理するには、新規コンタクトの元のソースを追跡するプロセスをチーム間で作成します。カスタムプロパティーを作成し、貴社のビジネスに対する興味に基づいてコンタクトにラベルを付けます。これにより、オーディエンスの興味を満たすようマーケティングEメールのコンテンツを改善できます。
• HubSpotアカウントから送信されたEメールがハードバウンス(不達)になった、または配信登録解除したコンタクトを削除することもできます。

コンタクトをセグメント化してデータベースをクリーンアップ

コンタクトデータベースをクリーンアップするには、以下のいずれかの コンタクトプロパティー を使用して、オリジナルソースおよびエンゲージメントの理由について詳しい情報を取得できます。 

• 作成日
• 最後のEメールの日付
• 最近のコンバージョンの日付
• 最後のフォーム送信
• 最後のEメール開封
• 最後のEメールクリック
• 最後の返信
• 最後の購入の日付
• 前回のアクティビティー日 

上記のプロパティーが値がない、または1年以上前のものである場合は、オプトイン同意の確認に関するベストプラクティスを参照のこと。

マーケティングEメールのどれも開いたことがないコンタクトのセグメントを作成して除外する

何も対応を取らないままでいると、マーケティングEメールの開封率がさらに低下する可能性があります。エンゲージメントの低いEメールは、GmailやOutlookなどのEメール サービス プロバイダーによりスパムフォルダーに移されます。その結果、それらのEメールが受信ボックスに入らないようにフィルターが適用されるとユーザーの閲覧数が減少するため、開封率がますます低くなることがあります。

このプロセスを改善して全体的な開封率を改善するには、マーケティングEメールのどれも開いたことがないコンタクトのセグメントを作成して除外することができます。

• HubSpotアカウントにて、［CRM］＞［セグメント］の順に進みます。
• コンタクト のセグメントを作成します。
• ［フィルター］セクションで、適切なフィルターを設定します。
  • どのEメールも開封したことがないコンタクトをセグメント化するには、［コンタクトのプロパティー］＞［最後のEメール開封日］の順に選択し、［値がない］を選択します。
  • 作成したフィルターの下で［AND］をクリックします。
  • 新しいコンタクトをフィルターにより除外されることを避けるため、コンタクトがEメールを開封しそうにないと判断する前に、受信Eメール数の最小しきい値を設定できます。［配信されたマーケティングEメール］を選択し、［次の値より大きい］を選択します。しきい値として設定するEメールの数を入力します。
• セグメントを保存します。

このようにしておけば、 Eメールの受信者を設定する際にこのセグメントのコンタクトを除外することができます。

質の低いコンタクトソース

以下のソースから得られたコンタクトは全てデータベースから削除してください。エンゲージメントがないコンタクトや、個人情報を提供したことに気付いていないコンタクトに対してEメールを送信すると、Eメール送信の信頼性を損なう恐れがあります。

• カンファレンスや展示会の来場者
• 会社のEメール形式に基づいて推測したEメール
• 賃借、借用、リース、添付、購入されたリスト 

注：購入したリストは、すぐにHubSpotから削除するか、オプトアウトリストとしてインポートして、全てのマーケティングEメールから自動的に削除するようにしてください。

このようなソースから得られたコンタクトの取り扱いにおいて検討すべき主な重要ポイントは以下の通りです。

• これらの送信元の多くにはスパムトラップが含まれています。スパムトラップは、電子メールサービスプロバイダーがスパマーを識別するために意図的に仕掛けられた電子メールです。
• これらの他のソースからのコンタクトに連絡することも当社の利用規定に直接違反することであり、あなたの地域のプライバシー法またはデータ法に違反する場合があります。
• 迷惑メールへの苦情が1件のEメールにつき0.1％に達すると要注意送信元として認識され、バウンスや迷惑メールフォルダーに振り分けされる確率が高くなります。
• 開封率が15％を下回るマーケティングEメールは、Eメールサービスプロバイダーに送信者がスパムを送信しているというメッセージを送ることになるため、受信者に熱意がないだけでも送信の評判に傷がつく可能性があります。