リストを作成して使用する
更新日時 2025年 3月 11日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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リストを作成すると、プロパティー値やその他の特性に基づいてレコードをセグメント化できます。この記事では、新しいリストを作成する手順を示します。リスト条件を設定して既存のリストにレコードを追加するには、リスト条件を決定する方法、または静的リストにレコードを手動で追加する方法をご覧ください。
リストは、他のHubSpotツール上で特定のコンタクトグループに変更を加える際に使用されます。以下にHubSpotでのリストの使用例を示します。
- コンタクトのリストにマーケティングEメールを送信する
- バウンスが発生したコンタクトのリストを作成する
- ワークフローでリストに登録する
- 他のリストやカスタムレポートの中で「リストメンバーシップ」フィルターを使用する
- コンタクトおよび会社のリストを使用して、広告オーディエンスを作成する
- 静的リストを使用してコンタクトに顧客満足度アンケートを送信する
注:作成できるリストの最大数は、ご契約によって異なります。サブスクリプションのオプションと制限について詳しくは、製品&サービスカタログをご確認ください。
リストのタイプ
HubSpotアカウントには、動的リストと静的リストの2種類のリストがあります。
動的リスト
動的リストでは、条件に基づいてメンバーが自動的に更新されます。レコードは、条件を満たすとリストに追加され、条件を満たさなくなるとリストから削除されます。
動的リストを使用する場合の例:
- 各コンタクトの行動やプロパティーに基づいて固有のマーケティングEメールを送信する。定期的にニュースレターを送信する場合は、動的リストで、絶えず変化する受信登録者の一覧を自動的に管理できます。
- 行動やプロパティー値に基づいてコンタクトに発信通話をかける。
- ライフサイクルステージ別にコンタクトをグループ化し、各ステージのコンタクトの行動とプロパティーを継続的に明らかにする。
- [HubSpotスコア]など、時間とともに頻繁に変化するプロパティーに応じてレコードをセグメント化する。
静的リスト
静的リストには、リストが保存された時点で、設定された条件を満たしているレコードが含まれています。静的リストの更新は自動的には行われないため、条件を満たす新しいレコードはリストに追加されません。レコードは、手動で静的リストに追加または削除することができます。
静的リストを使用する場合の例:
- 手動でワークフローにレコードを追加する。
- 1回限りの一斉送信Eメール、実施頻度の少ないEメールキャンペーン、変更されないコンタクトリスト(例:イベント参加者のリスト、社内ニュースレター用のスタッフリスト、展示会で集めたコンタクトのリストなど)に使用する。
- 共通のリスト条件がないレコードを手動でグループ化する。
- アカウントからレコードを一括削除する目的でセグメント化する。
リストを作成する
リストの「書き込み」権限が付与されているユーザーは、リストを作成できます。リストを手動で作成することも、Breeze Copilotを使用してAI生成によるリストを作成することもできます。また、Starter、Professional、またはEnterpriseアカウントをお持ちの場合は、AIアシスタントを使用してリストフィルターと説明を生成することもできます。
リストを手動で作成するには:
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[リスト]の順に進みます。
- 右上の[リストを作成]をクリックします。
- リストでセグメント化する対象のレコードを含むオブジェクトを選択します。
- AIを利用してリストフィルターを生成するには(Starter、Professional、Enterpriseのみ)、[AIを利用してリストフィルターを生成]テキストボックスに、リストに含めるレコードの種類について説明を入力します。
- [次へ]をクリックします。
- リストの名前を編集するには、左上のedit編集アイコンをクリックし、名前を入力します。
- 左側のパネルで、リストに含めるレコードの条件を設定します。利用可能なリスト条件とその機能をご覧ください。リストごとに最大250件のフィルター(最大60件の関連オブジェクトフィルターを含む)を選択できます。
- [フィルターを追加]をクリックします。
- フィルターを設定する対象のオブジェクトを選択します(現在のオブジェクト、関連付けられたオブジェクトまたはアクティビティーなど)。
- フィルターカテゴリー(プロパティーや特定のツールとのインタラクションなど)を選択します。
- カテゴリー内でスクロールまたは入力して検索し、フィルターとして使用するプロパティーまたはアクティビティーを選択します。
- プロパティーまたはアクティビティーのオプションを1つ選択し、フィールドタイプに基づいて次のように条件を設定します。
- ドロップダウンの選択またはチェックボックス:ドロップダウンメニューをクリックし、値の左側のチェックボックスを選択します。
- テキスト:[オプションを追加]フィールドをクリックし、テキスト値を入力します。複数のオプションを追加している場合は、各値をセミコロンで区切ります。(例:Boston; Chicago; New York)
注:リストフィルターのほとんどのテキスト条件では、ワイルドカード(*)の使用はサポートされていません。ワイルドカード(*)が機能するのは、ページ閲覧数の条件「コンタクトが正規表現に一致するURLを訪問した(していない)」を使用する場合のみです。
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- 数値:[値を追加]フィールドをクリックし、数値を入力します。複数のオプションを追加している場合は、各値をセミコロンで区切ります。(例:10; 25; 30)これは「数値」、「スコア」、「計算」プロパティーに適用されます。
- 日付入力:date カレンダーフィールドをクリックしてから、そのカレンダー内で日付を選択します。
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注:日付入力プロパティーのデフォルトはHubSpotアカウントのタイムゾーンになります。
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- 関連オブジェクトフィルターの場合、デフォルトでは、関連付けられたレコードのいずれかが条件を満たす場合、リストにレコードが含まれます。プライマリー会社の関連付けや関連付けラベルに基づくフィルターを適用するには、左側のパネルで[関連付けられた[オブジェクト]]ドロップダウンメニューをクリックし、次の操作を行います。
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- 特定のオブジェクトタイプの全ての関連レコードに基づいて絞り込むには、[任意の[オブジェクト]]を選択します(例:いずれかの関連会社が条件を満たす場合、コンタクトがリストに追加されます)。
- コンタクトベースのリストを作成する場合、プライマリー関連会社のみに基づいて絞り込むには、[プライマリーの[オブジェクト]]を選択します(例:プライマリー関連会社が条件を満たす場合にのみ、コンタクトがリストに追加されます)。
- (ProfessionalおよびEnterpriseのみ)[ラベルあり]セクションでは、ラベルを選択すると、選択したラベルを使用する関連付けのみに基づいて絞り込めます(例:そのラベルが付いている関連会社が存在し、その会社が条件を満たす場合にのみ、コンタクトがリストに追加されます)。
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- 同じカテゴリーまたはグループに属するフィルターをさらに追加するには、[フィルターを追加]をクリックします。同じフィルターカテゴリーまたはグループに追加するフィルターは、ANDロジックに従います。レコードがグループ内の全ての条件を満たした場合にのみ、そのレコードがリストに追加されます。
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- フィルターグループの編集を終了するには、エディターの右上にある[X]をクリックします。
- 別のフィルターグループを追加する場合は、[+フィルターグループを追加]をクリックします。フィルターグループの間には、ORロジックが適用されます。レコードがリストに含まれるためには、フィルターグループの少なくとも1つの条件を満たす必要があります。
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- 既存のフィルターグループから条件の一部を削除するには、プロパティー、アクティビティー、または値の上にマウスポインターを置き、delete削除アイコンをクリックします。複数のフィルターを含むカテゴリーを削除する場合は、ポップアップボックスで[分岐を削除]をクリックして確認します。
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- フィルターグループを複製または削除するには、グループの右上にある複製アイコンまたは削除アイコンをクリックします。
- 既存のレコードがフィルター条件を満たしているかどうかをテストするには、左側のパネルで[テスト]をクリックします。ドロップダウンメニューでレコードを選択してテストします。
- 右上の[確認と保存]をクリックします。
- 右側のパネルで、リストの詳細を次のように設定します。
- リストのタイプを[アクティブ]または[静的]から選択します。
- リストに何が含まれるかの説明を設定するには、説明を入力します。また[AIを利用して生成]をクリックし、リストのフィルターに基づいて説明を生成することもできます。
- リストをキャンペーンに関連付けるには、関連付けるキャンペーンを選択するか、新しいキャンペーンを作成します。
- リストへの追加から除外するレコードを選択するには、[除外]タブをクリックし、除外するリストまたは特定のレコードを選択します。
- リストにアクセスできるユーザーやチームを管理するには、[アクセス]タブをクリックし、アクセス権をカスタマイズします。
- リスト作成フォームにプロパティーを追加した場合は、その値を設定します。
- [リストを保存し、処理]をクリックします。
このリストは、有効な条件を入力または選択すると処理を開始します。表示される一連のレコードは、リストに追加されるレコードのプレビューです。リストが保存されて完全に処理されると、左上のリスト名の下にレコードの正確な数が表示されます。リストの処理が完了したら、リストの編集に進むことができます。
リストを表示および編集する
リストを作成したら、リストの詳細を編集し、他のHubSpotツールでのリストの使用、複製、削除などのアクションを実行できます。リストを編集するには、ユーザーにリストの「書き込み」権限が必要です。
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[リスト]の順に進みます。
- テーブルの中で、表示または編集するリストをクリックします。別のHubSpotツールで現在使用されていないリストを表示または編集するには、[未使用のコンタクトリスト]タブをクリックします。
- 右上にある検索バーを使用して、リスト内の特定のレコードを検索します。
- リストの名前を編集するには、現在の名前の横にあるedit鉛筆アイコンをクリックし、新しい名前を入力します。
- 動的リストのフィルターを編集するには、左側のパネルで[フィルターを編集]をクリックし、フィルターと条件を調整します。変更を保存するには、右上の[変更を保存]をクリックします。
- プロパティー値に基づいてレコードを並べ替えるには、テーブル内のヘッダーをクリックします。また、[リストに追加した日]列でコンタクトをフィルターすることもできます。これは、レコードがいつリストに追加されたかをトラッキングします。
- リストの通知を管理するには、[設定]タブをクリックし、左のサイドバーで[通知]に移動します。
- 動的リストの除外を管理するには、[設定]タブをクリックし、左のサイドバーで[除外]に移動します。
- 動的リストを静的リストに変換するには、[設定]タブをクリックし、左のサイドバーで[静的リストに自動変換]に移動します。
- リストに関する詳細(リストID値など)を表示するには、右上の[詳細]をクリックします。右側のパネルで、リストの名前とタイプ、作成日と最終更新日、過去7日間のコンタクト数の変化、リストを作成したユーザー、「リストID」、「ILSのリストID」、リストを現在使用しているHubSpotツールまたはアセットを確認します。
- リストでさらにアクションを実行するには、[アクション]をクリックし、次の中からオプションを選択します。
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- リストを削除:リストを削除します。HubSpotで現在使用されていないリストのみを削除できます。リスト内のレコードは削除されません。静的リストを削除すると、そのリストは永久に削除されます。動的リストを削除した場合、90日以内であれば[最近削除]タブからリストを復元できます。
- フォルダーに移動:リストの移動先となるリストフォルダーを選択します。
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- ランダムサンプル:リストからコンタクトをランダムに抽出し、サンプルを作成できます。
- リストを分割(「Marketing Hub Enterprise」のみ):ランダム分割リストを作成します。
- リストをSalesforceと再同期(「Professional」と「Enterprise」のみ):コンタクト用にSalesforce連携を使用している場合は、リストとSalesforceの再同期をトリガーします。
- このリストを使用してSalesforce同期を制限する(ProfessionalおよびEnterpriseのみ):Salesforce連携を使用している場合は、Salesforceに同期するコンタクトの同期対象リストとしてリストを指定します。コンタクトのSalesforce同期対象リストの詳細をご確認ください。
- 他のHubSpotツールでリストを使用するには、[使用箇所]ドロップダウンメニューをクリックして、オプションを選択します。
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- キャンペーン(「Marketing Hub Professional」および「Enterprise」のみ):コンタクトベースの静的リストをキャンペーンに関連付けます。各リストを複数のキャンペーンに関連付けることができます。
- コンタクト/会社/取引ビュー:オブジェクトのホーム画面にこのリストのレコードを表示します。
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- カスタム レポート ビルダー(「Professional」および「Enterprise」のみ):リストに基づいてカスタムレポートを作成します。
リストを削除する
アカウントのリスト上限に達した場合、レコードを削除せずにリストを削除することができます。リスト内の複数のレコードを削除する場合は、レコードを一括削除する方法をご確認ください。リストを削除できるのは、リストの「書き込み」権限が付与されているユーザーのみです。
注:リストを削除した場合、90日以内であれば[最近削除]タブでリストを復元できます。
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[リスト]の順に進みます。
- 過去2か月間使用または更新されていないリストのみを表示するには、[未使用のリスト]タブをクリックします。[リストライブラリー]タブで削除を続行することもできます。
- 単一のリストを削除するには、そのリストの上にマウスポインターを置き、[その他]をクリックして[削除]を選択します。
- リストを一括削除するには、リストの横にあるチェックボックスを選択し、テーブルヘッダーで[削除]をクリックします。
- ダイアログボックスで[削除]をクリックします。
リストが削除できない理由をご確認ください。
削除されたリストを復元する
削除されたリストは、削除後90日以内であれば復元できます。90日以内に復元しなかった場合、リストは永久に削除されます。復元されたリストには同じIDが割り当てられます。
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[リスト]の順に進みます。
- [最近削除]タブをクリックします。
- 復元するリストの上にマウスポインターを置き、[復元]をクリックします。
- ダイアログボックスで、[復元]をクリックして確認します。
リストを複製する
編集または複製するリストがすでにHubSpotに存在する場合は、リストを複製して新しく作成されたリストに必要な変更を行うことができます。
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[リスト]の順に進みます。
- リストの上にマウスポインターを置き、[その他]をクリックして[複製]を選択します。
- 必要であれば、ポップアップでリストの名前を変更します。
- 以下のいずれかのオプションを選択します。
- 動的リストとして複製:同じフィルターを持つ新しい動的リストを作成します。
- 静的リストとして複製:同じフィルターを持つ新しい静的リストを作成します。
- 静的リストとして複製(アクセス権設定のみ):フィルターを削除し、リストのアクセス権設定のみを複製します。
- [リストを複製]をクリックします。
- 必要に応じてリスト条件に変更を加え、右上の[リストを保存]をクリックします。
リストのアクティビティーログを表示する
リストのアクティビティーログを表示し、リストに発生した変更を追跡します。次のアクションが含まれます。
- リストが作成、編集、削除、復元されたとき。
- ワークフローなど他のツールでリストが使用されたとき。
- リスト通知がトリガーされたとき。
- リストが動的リストから静的リストに変換されたとき。
アクティビティーログを表示するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[リスト]の順に進みます。
- リストの名前をクリックします。
- [アクティビティー]タブをクリックします。
- 特定のイベントに絞り込むには、[イベント]ドロップダウンメニューをクリックし、イベントタイプを選択します。
- リストの古いバージョンを絞り込むには、[バージョン]ドロップダウンメニューをクリックします。
- リストを変更した特定のユーザーに絞り込むには、[変更者]ドロップダウンメニューをクリックし、ユーザーを選択します。