支払い回収に使用する通貨を設定する

HubSpotの決済機能を設定した場合、 または決済処理オプションとしてStripeを接続した場合、請求書、支払いリンク、サブスクリプション、見積もりを作成して、米ドル、カナダドル、ユーロ、英ポンドなど、利用可能な複数の国際通貨で支払いを回収できます。支払いを回収できる通貨の一覧は、以下の使用可能な通貨セクションをご覧ください。

特定の通貨で支払いを回収するには、最初に その通貨をHubSpotアカウントに追加する必要があります。その後、請求書、支払いリンク、サブスクリプションについては、作成時に通貨から選択できます。見積もりの場合、関連付けされた取引の「通貨」プロパティーが見積もりの通貨を設定します。請求書、支払いリンク、サブスクリプション、見積もりごとに使用できる通貨は1つだけです。例えば、米ドルとユーロの両方の商品項目を含めるように支払いリンクを設定することはできません。

通貨を設定し、請求書、支払いリンク、サブスクリプション、見積もりで使用する方法を以下に示します。

使用可能な通貨

次の通貨で決済を回収できます。

アカウント通貨の追加と編集

HubSpotのコマースツールで通貨を使用できるようにするには、アカウント設定で通貨を追加します。 

既定では、請求書、支払いリンク、サブスクリプション、取引(見積もり通貨が設定されます)は、アカウントの既定の会社通貨で支払いを回収します。Starter、Professional、またはEnterpriseのサブスクリプションをお持ちの場合、アカウントに複数の通貨を追加することができます。HubSpotの無料ツールをご利用の場合、通貨は1種類に限られ、必要に応じて更新することができます。サブスクリプションの上限については、HubSpotの製品＆サービスカタログをご覧ください。

追加した通貨は、製品や取引を作成する際に(見積もり通貨を設定)、請求書、支払いリンク、サブスクリプションと一緒に使用できるようになります。

通貨をアーカイブする場合:

• 請求書、支払いリンク、取引の作成時に選択できなくなります。
• 以前に取引がアーカイブされている通貨を使用して作成されていた場合、取引を使用して見積もりを作成し、アーカイブされた通貨を使用して見積もりに商品項目を追加できます。
• 既存の請求書、支払いリンク、サブスクリプション、見積もりについては、引き続きアーカイブされた通貨を使用して支払うことができます。

銀行引き落としの支払い方法を有効にする

Stripeアカウントの所在地に応じて、HubSpotでは以下の銀行口座引き落としによるお支払い方法をご利用いただけます。

該当する通貨を追加し 、Stripeアカウントの所在地が要件を満たしている場合、上記の銀行口座からの引き落としの支払い方法はデフォルトで有効になります。

利用可能なお支払い方法を管理するには、以下の手順に従います。

1. HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
2. 左のサイドバーメニューで、［支払い］に移動します。これにより、Setupタブが表示されます。
3. [ 支払い方法 ]タブの [支払い方法を管理]で、希望する支払い方法の横にある チェックボックスをオンにします 。 
4. ［Save（保存）］をクリックします。

請求書、支払いリンク、サブスクリプション、または見積もりの通貨を設定する

請求書、支払いリンク、またはサブスクリプションを作成する際に、含める商品項目に使用する通貨を選択できます。見積もりを作成する際の通貨は、見積もりに関連付けられている取引の [通貨]プロパティー によって決まります。請求書、支払いリンク、サブスクリプション、または見積もりには1つの通貨しか設定できません。全ての商品項目がその通貨である必要があります。また、追加した割引、税、手数料にも通貨が適用されます。

請求書、支払いリンク、サブスクリプション、見積もりで通貨を設定する方法の詳細を以下に示します。 

請求書、支払いリンク、サブスクリプション

請求書、支払いリンク、またはサブスクリプションの通貨は、下書きモードになっている間のみ編集できます。請求書を最終処理した後、または支払いリンクまたはサブスクリプションを作成した後は、通貨を変更することはできません。

• 既定では、請求書、支払いリンク、サブスクリプションは、アカウントの既定の会社の通貨を使用します。請求書、支払いリンク、またはサブスクリプションを作成する際に、商品項目テーブルの上にある [通貨 ]ドロップダウンメニューをクリックして、別の通貨を選択できます。ドロップダウンメニューには、アカウントの全ての通貨が含まれますが、この記事の最上部に記載されているサポートされている通貨からのみ選択することができます。

• 請求書または支払いリンクに商品項目を追加する場合は、その通貨で価格が設定された商品項目のみを選択できます。
  
  
• 商品項目を追加した後に通貨を変更すると、商品項目の価格を新しい通貨に変換する方法を選択するよう促すバナーが表示されます。
  
  • バナーで、[ 価格を更新]をクリックします。
    
    
  • 右側のサイドバーで、新しい商品項目価格を、製品ライブラリーで設定されている価格(該当する場合)、通貨設定で設定された為替レート、または カスタム価格に基づいて設定するかを選択します。
    
    
  • ［Confirm（確認）］をクリックして変更を保存します。

見積もり

請求書、支払いリンク、サブスクリプションとは異なり、商品項目を追加するときに見積もりの通貨を設定することはできません。その代わり、見積もりの通貨は、見積もりの関連付け取引に設定された「通貨」プロパティーによって決定されます。例えば、GBPで見積もりを作成したい場合、まずGBPを通貨に設定した取引を作成する必要があります。取引で複数の通貨を使用する方法について詳細をご確認ください。

• デフォルトでは、取引はアカウントのデフォルトの会社通貨で作成されます。ただし、アカウントに複数の通貨を追加した後は、 作成時に 取引の [通貨 ]プロパティーを使用して、または 既存の取引レコードから異なる通貨を設定することができます。
  
  
• 見積もりを作成する際に、商品項目を見積もりに追加する際に、取引の通貨が反映されます。
• 見積もりに商品項目を追加した後に取引通貨を変更すると、見積もりエディターにバナーが表示され、商品項目の価格を新しい通貨に変換する方法を選択するよう促されます。
  
  • バナーで、[ 価格を更新]をクリックします。
    
    
  • 右側のサイドバーで、新しい商品項目価格を、製品ライブラリーで設定されている価格(該当する場合)、通貨設定で設定された為替レート、または カスタム価格に基づいて設定するかを選択します。

• • ［Confirm（確認）］をクリックして変更を保存します。