ワークフローを使用してGoogle スプレッドシートにデータを追加する
更新日時 2025年11月12日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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Marketing Hub Professional, Enterprise
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Sales Hub Professional, Enterprise
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Service Hub Professional, Enterprise
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Data Hub Professional, Enterprise
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Smart CRM Professional, Enterprise
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Commerce Hub Professional, Enterprise
[Googleスプレッドシートの行を作成]アクションまたは[Google スプレッドシートでデータを更新]アクションを使用すると、HubSpotプロパティーのデータをGoogle スプレッドシートに送信できます。このアクションは例えば、新しいリードのコンタクトデータを営業チームのスプレッドシートに送信するために使用できます。
ワークフローを使用してデータをGoogleスプレッドシートに追加するにはまず、GoogleスプレッドシートをHubSpotアカウントに接続しておく必要があります。アプリマーケットプレイスまたはワークフロー内から、アプリを接続することが可能です。
始める前に
HubSpotからGoogleスプレッドシートにデータを送信する際には、次の点に留意してください。
- 既定で、HubSpotからは内部プロパティー値がGoogleスプレッドシートに送信されます。日付については、HubSpotがミリ秒単位のUNIXタイムスタンプを送信します。
- Data Hub Professionalサブスクリプションをご利用の場合は、[Googleスプレッドシートの行を作成]アクションの前に[データを書式設定]アクションを追加して、日付プロパティーを必要な書式にすることができます。次に、Googleスプレッドシートアクションの[プロパティー]ドロップダウンメニューで、[データを書式設定]アクションから出力された日付を選択します。
- スプレッドシートの別の列に数式「=A1/1000/60/60/24 + DATE(1970,1,1)」を追加して、Googleスプレッドシート上でミリ秒数の日付を変換することもできます。「A1」の部分は、UNIXタイムスタンプが格納されている列にしてください。
- [Googleスプレッドシートの行を作成]アクションを使用している場合、既存の行にデータが追加されません。代わりに、このアクションによってシートに新しい行が挿入されます。これは、参照されるセルや使用される式に影響する可能性があります。これを回避するには、入力済みの既存の行だけが参照されるようにしてください。既存の行にデータを追加するには、[既存のGoogleスプレッドシートの行を更新する]アクションを使用します。
- HubSpotからのデータ送信先にするシートには、データを手動で追加しないでください。手動でスプレッドシートにデータを追加する必要がある場合は、新しいシートを作成して、最初のシートから既存のデータを参照する必要があります。
- 通常、更新するGoogleスプレッドシートで数式を使用することは推奨されません。数式が多いGoogleスプレッドシートのセルを更新すると、アクションの実行時間が遅くなったり、ワークフローでエラーが発生したりすることがあります。
- Googleスプレッドシートでは、セルが変更されるたびに、依存する全ての数式が自動的に再計算されます。スプレッドシートの規模が大きくなり、数式が重くなるほど、各更新操作の完了にかかる時間が長くなります。
- 代わりに、使用する数式の数をできるだけ少なくするか、スプレッドシートに全ての更新を加えた後にのみ、数式を適用することをお勧めします。
- 複数のワークフローで同じシートを更新することは、データが重複する可能性があるため、推奨されません。代わりに、各シートに1つのワークフローのみを使用することをお勧めします。
- ワークフローエディター内でスプレッドシートを選択する際に利用可能なシートは、接続を行うユーザーがアクセス権を持つシートになっています。シートがオプションとして表示されるためには、以下の条件のうち少なくとも1つを満たす必要があります。
- 接続ユーザーのドライブに置かれている。
- 接続ユーザーと既に共有されている。
- 接続ユーザーにとってアクセス可能な共有ドライブに置かれている。
- Googleスプレッドシート連携の接続を解除し、別のユーザーとして接続し直すと、使用できるシートが変わる場合があります。接続の解除と再接続の前に、ワークフローの依存関係がないことを確かめることをお勧めします。
注:データを追加する際、リクエストがタイムアウトし、重複した行が作成されることがあります。解決するために、アカウントで重複データを削除できます。
スプレッドシートの設定
スプレッドシートを設定する際は、次の点に注意してください。- ヘッダー行は最初の行の最初の列から始まる必要があります。
- HubSpotによる列の特定とデータ送信を可能にするには、各列ヘッダーにラベルを付ける必要があります。付けられていない列にデータを送信することはできません。
- 表の範囲内の全ての列に列ヘッダーがあることを確かめてください。複数の列の間の列ヘッダーが空欄になっていると、問題が発生し、スプレッドシートが期待通りに更新されないことがあるため、列ヘッダーは空にしないでください。例えば、スプレッドシートでA列からC列までを使用している場合に、B列のヘッダーを空にしないでください。
- スプレッドシートのセル数は、5,000,000セルよりも多くすることはできません。
GoogleスプレッドシートをHubSpotに接続する
ワークフローを使用してデータをGoogleスプレッドシートに追加するにはまず、GoogleスプレッドシートをHubSpotアカウントに接続しておく必要があります。
アプリマーケットプレイスからアプリを接続できます。
Google スプレッドシートに新しい行を追加する
[Googleスプレッドシートの行を作成]アクションを使用してGoogleスプレッドシートのデータを追加する場合は、スプレッドシートが正しく書式設定されていることを確認してください。データの送信先にするシートには、ヘッダー行以外にデータを含めないでください。
このアクションでは、既存の行にデータを追加することはできません。代わりに、このアクションによってシートに新しい行が挿入されます。これは、参照されるセルや使用される式に影響する可能性があります。これを回避するには、入力済みの既存の行だけが参照されるようにしてください。
Googleスプレッドシートに新しい行を追加するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[自動化]>[ワークフロー]の順に進みます。
- 既存のワークフローを編集するには、ワークフローの上で、[編集]をクリックします。または、新規ワークフローを作成します。
- ワークフローエディターで、+プラスアイコンをクリックしてアクションを追加します。
- 左側のパネルの[Googleスプレッドシート]で、[Googleスプレッドシートの行を作成]を選択します。
- [スプレッドシート]ドロップダウンメニューをクリックして、データの送信先にするスプレッドシートを選択します。GoogleスプレッドシートをHubSpotに接続したユーザーが所有している、またはそのユーザーと共有されているスプレッドシートから選択できます。
- [シート]ドロップダウンメニューをクリックして、データの送信先にするシートを選択します。[シート]フィールドは、スプレッドシートの最下部にあるタブを表します。
- Googleスプレッドシートの列ヘッダーと、対応するHubSpotプロパティーを設定します。シート内の既存データの下にある空行に、HubSpotによってデータが追加されます。1回のアクションでは、1行あたり最大20セルのデータを追加できます。
- [ヘッダー]ドロップダウンメニューをクリックし、データの送信先にするGoogleスプレッドシートの列ヘッダーを選択します。
- [プロパティー]ドロップダウンメニューをクリックし、データの送信元の対応するHubSpotプロパティーを選択します。
- ワークフローアクションの設定が完了したら、[保存]をクリックします。
既存の Google スプレッドシートの行を更新する
[既存のGoogleスプレッドシートの行を更新する]アクションを使用する場合は、スプレッドシートが正しく書式設定されていることを確認してください。
このアクションにより、Googleスプレッドシート内のデータが更新されます。デフォルトでは、Googleスプレッドシートに行は追加されず、既存の行だけが更新されます。
既存のGoogleスプレッドシートの行を更新するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[自動化]>[ワークフロー]の順に進みます。
- 既存のワークフローを編集するには、ワークフローの上で、[編集]をクリックします。または、新規ワークフローを作成します。
- ワークフローエディターで、+プラスアイコンをクリックしてアクションを追加します。
- 左側のパネルで、[Googleスプレッドシート上のデータを更新]を選択します。
- [スプレッドシート]ドロップダウンメニューをクリックして、データの送信先にするスプレッドシートを選択します。GoogleスプレッドシートをHubSpotに接続したユーザーが所有している、またはそのユーザーと共有されているスプレッドシートから選択できます。
- [シート]ドロップダウンメニューをクリックして、データの送信先にするシートを選択します。[シート]フィールドは、スプレッドシートの最下部にあるタブを表します。
- Googleスプレッドシート内のデータとHubSpot内のデータを対応させるための一意の識別子を設定します。選択した[参照列ヘッダー]のセルの値と、登録対象のレコードについて選択したHubSpotプロパティーの値が一致すると、一致するセルが含まれる行が更新されます。値が一致する行が複数ある場合は、一致するセルが含まれる最初の行だけが更新されます。
- [参照列見出し]ドロップダウンメニューをクリックし、スプレッドシートの列ヘッダーを選択します。これは、更新で一意の識別子として使用するHubSpotプロパティーに対応している必要があります。例えば、コンタクトのEメールアドレスはそれぞれのコンタクトに固有であるため、コンタクトのEメールアドレスを一意の識別子として使用できます。
- [参照列プロパティー]ドロップダウンメニューをクリックし、更新用の識別子として使用する[参照列ヘッダー]に対応するプロパティーを選択します。
- [一致する行がない場合は新しい行を作成]ドロップダウンメニューでは、次の操作を行います。
- 一致する[参照列ヘッダー]と[参照列プロパティー]がない場合に、新しい行を作成するには、[はい]をクリックします。これにより、[更新する列を選択]セクションに指定したプロパティーだけが含まれる新しい行が作成されます。
- 一致する[参照列ヘッダー]と[参照列プロパティー]がない場合に、新しい行を作成しない場合は、[いいえ]をクリックします。
- 更新するスプレッドシートの列を設定します。
- [更新する列を選択]ドロップダウンメニューをクリックすると、選択したスプレッドシートの列ヘッダーのリストが表示されます。次に、更新する列を選択します。
- 「列ヘッダー」の下にあるドロップダウンメニューをクリックし、オプションを選択します。登録対象のレコードの既存のプロパティー値を使ってデータを更新するか、以前のワークフローアクションの結果を使ってデータを更新するかを選択できます。
- 更新する列を追加するには、[列を追加]をクリックします。
- 列を削除するには、列のヘッダーの横にあるdelete deteごみ箱アイコンをクリックします。
- [保存]をクリックします。

GoogleスプレッドシートをHubSpotで使用する際のエラーのトラブルシューティング
特定のシートが見つからない場合や、ワークフローアクションの設定時にエラーが発生する場合は、Googleスプレッドシートへの接続に使用されているユーザーアカウントに問題がある可能性があります。例えば、ユーザーがHubSpotで無効化されている場合、「サードパーティーAPIのエラーが原因で『スプレッドシート』オプションが読み込まれませんでした」というエラーが発生することがあります。
この問題を解決するには、Googleスプレッドシート連携の接続を解除し、HubSpotのアクティブユーザーとして、更新するスプレッドシートへのアクセス権が付与されているGoogleアカウントを利用して、連携を再接続することをお勧めします。
