インポートファイルの設定
更新日時 2020年 11月 30日
対象製品
すべての製品とプラン |
HubSpotにオブジェクトをインポートする際には、ご使用のコンピューター上でインポートデータの形式を整えてエラーを未然に防ぎます。設定が完了したら、ファイルのインポート方法をご覧ください。
すべてのインポートファイルの要件
- インポートには.csv、.xlsx、または.xlsファイルを使用します。
- インポートファイルに含めるシートは1つに限定します。
- インポートファイルに含める行数は250,000未満、列数は1,000未満にします。
- インポートファイルは150MB未満にします。
- ファイルにはヘッダー行を含めます。
- 各列ヘッダーは、インポートするオブジェクトタイプに存在するプロパティーと対応している必要があります。
- HubSpot上でのインポート処理の際に、列ヘッダーがプロパティー名と照合され、可能な場合は更新するプロパティー値とマッピングされます。マッピングされない場合は、手動で列ヘッダーをプロパティー値にマッピングできます。
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各オブジェクトタイプのインポートファイルには、次のプロパティーが必要です。
- コンタクト:名、または姓、またはEメール。
- 会社:名前または会社のドメイン名。
- 取引:取引名、パイプライン、および取引ステージ。
- チケット:チケット名、パイプライン、およびチケットステータス。
- 製品:名前および単価。
- コメント:アクティビティーの日付およびコメント本文。
- インポートの際にオブジェクトに担当者を割り当てるには、オブジェクトの担当者ヘッダーを含めて、その列の各行に該当するユーザーのEメールアドレスを追加します。
注:インポートを通じてレコードを割り当てられるユーザーには、新しいオブジェクトの割り当てに関する通知は届きません。
- 複数のオブジェクトタイプが含まれるファイルの場合、各行のデータが正しいヘッダーと一致することを確かめます(例:コンタクトデータが含まれる行には、コンタクトプロパティーにマッピングされる列にデータが存在し、取引データが含まれる行には、取引プロパティーにマッピングされる列にデータが存在している)。
- 複数チェックボックスまたは単一チェックボックスのプロパティーにデータをインポートする場合は、HubSpotへのインポート前にスプレッドシート内の値を整える方法をご覧ください。
製品のインポートに関する要件
- [期間]プロパティー値がある製品をインポートするには、製品の[期間]列の値を次の形式にします。
- PXM。Xは月数(例えば、P6Mは6か月間)を表します。
- PXY。Xは年数(例えば、P1Yは1年間)を表します。
- [請求頻度]プロパティー値がある製品をインポートするには、製品の価格タイプが定期の場合は月次、年次、四半期ごとを使用します。製品の価格タイプが固定の場合は、セルを空白のままにします。
インポートファイルの例
1つのオブジェクトタイプのサンプルファイル
最もシンプルなインポートファイルには1つのオブジェクトタイプのみが格納されます。次のファイルを開いて形式を確認します。
- コンタクト サンプル スプレッドシート:CSVまたはXLSX
- 会社サンプルスプレッドシート:CSVまたはXLSX
- 取引サンプルスプレッドシート:CSVまたはXLSX
- チケット サンプル スプレッドシート:CSVまたはXLSX
- 製品サンプルスプレッドシート:CSVまたはXLSX
このインポートファイルをHubSpotアカウント上で試す場合は、インポートした後に、新しく作成されたテストコンタクトを削除できます。
これらのファイルにはカスタムプロパティー(ご使用のHubSpotアカウント上に存在しない)も含まれているため、テストインポートで除外することもできます。
複数のオブジェクトタイプのサンプルファイル
場合によっては、インポートファイルに複数のオブジェクトタイプを含めることもできます。以下のファイルを開いて、複数のオブジェクトタイプを含むファイルの形式を確認します。
- コンタクトと会社のサンプルスプレッドシート:CSVまたはXLSX
- コンタクトと会社のデータが同じ行にある場合は、インポート時に2つのレコードが関連付けられます。
- 会社名の列と年間売上高の列は、コンタクトオブジェクトのプロパティーではなく、会社オブジェクトの[名前]プロパティーと[年間売上高]プロパティーにマッピングする必要があります。
- Vendor type列とFavorite Ice Cream Flavor列はどちらもカスタムプロパティーです。このファイルをインポートする場合に、これらの列をインポートしないか、カスタムプロパティーを作成するかを選択できます。
- 会社と取引のサンプルスプレッドシート:CSVまたはXLSX
- 会社と取引のデータが同じ行にある場合は、インポート時に2つのレコードが関連付けられます。
- Vendor type列はカスタムです。このファイルをインポートする場合に、この列をインポートしないか、カスタムプロパティーを作成するかを選択できます。
関連付け用の1つのオブジェクトタイプのサンプルファイル
以下の例で使用するファイルを開きます。両方のファイルをインポートの手順に従って一緒にインポートする必要があります。
インポートファイルでのオブジェクトの関連付けに関する要件
2つのファイルをインポートして関連付ける場合は、以下の事項に従ってください。
- 1つのオブジェクトタイプにつき1つのファイルが必要です。現時点では、製品の関連付けはインポートできません。
- 各ファイルに、同じヘッダーを持つ列を含めます。
- 最初のファイルのオブジェクトをもう1つのファイルのオブジェクトに関連付けるには、2つのオブジェクトの同じ列に同じ文字列を入力します。一致する文字列であれば、どのような文字列でも使用できます。
- この文字列として、既存レコード上の重複のないIDを使用することもできます。次に例を示します。
- コンタクトの場合、EメールアドレスまたはレコードID。
- 会社の場合、「会社のドメイン名」プロパティー値またはレコードID。
- 取引とチケットの場合、レコードID。
注:関連付けに使用する文字列は100文字未満にしてください。
HubSpot上でのインポートの際に、この列ヘッダーが参照され、列内のデータに基づいて各ファイル内のオブジェクトが照合されます。一致したオブジェクトが関連付けられます。
例えば、新しいコンタクトと取引をインポートして、それらをインポート中に関連付けることができます。
- コンタクト用と取引用の2つのスプレッドシートを準備します。各スプレッドシートに共通のフィールド列を作成します。この列には、両方のファイルで一致する名前であれば、どのような名前でも付けることができます。
- コンタクト インポート ファイルの共通のフィールド列に各コンタクトの100文字未満の一意の文字列を入力します。
- 取引のインポートファイルでは、各取引の共通のフィールド列に、取引を関連付けるコンタクトと対応する一意の文字列を入力します。
- これらのスプレッドシートをコンピューターに保存します。
- HubSpotへのファイルのインポートを進めます。共通のフィールドによってコンタクトと取引が照合され、関連付けられます。図の場合では、「Daphne」が「Water heater」取引に関連付けられます。
他にもEメールアドレスのような、ファイル上に既存の重複しないIDを使用する方法があります。Eメール列はファイル内のコンタクトレコードごとに固有であるため、同じ列を取引レコードのファイルに追加すると、取引レコードを該当するコンタクトに関連付けることができます。
インポートに関するその他の考慮事項
インポートファイル内の既存のHubSpotオブジェクト
既存のオブジェクトに関する情報が含まれるファイルをインポートした場合、インポートした新しい値によって既存の情報が上書きされます。HubSpotによる既存オブジェクトの確認には、次の情報が使用されます。- コンタクトの場合、EメールアドレスまたはレコードID。
- 会社の場合、「会社のドメイン名」プロパティー値またはレコードID。
- 取引、チケット、製品の場合、レコードID。
詳細については、インポートに既存のオブジェクトが含まれているかどうかをHubSpotが検出する方法をご覧ください。
プロパティーの既存の値を上書きしない場合は、該当する列に現在の値を含めるか、セルを空白のままにします。ファイルに新しい値が存在しない場合、HubSpotによるプロパティー値の上書きは行われません。
既存のオブジェクトのプロパティー値を消去する場合は、ワークフローを使用する必要があります(ProfessionalおよびEnterpriseユーザーのみ)。空白の値は無視されます。
同じファイル内の重複オブジェクト
インポートファイル内でオブジェクトが重複している場合、重複する行のうちいずれかの情報がHubSpotのレコードにインポートされます。正確な情報をレコードに追加するには、インポートファイル内にEメールアドレスまたは「会社のドメイン名」プロパティー値が重複する行がないことを確かめてください。
コンタクトと会社の自動関連付け
[自動的に会社を作成してコンタクトに関連付けます]設定が有効になっている場合、コンタクトのEメールアドレスドメインと会社レコードの「会社のドメイン名」プロパティーを照合することによって、コンタクトは会社レコードと自動的に関連付けられます。
インポートファイルの一致しない列
スプレッドシートにHubSpotの既存のプロパティーと対応しない列ヘッダーが含まれている場合、既存のプロパティーを選択するか新しいカスタムプロパティーを作成することができます。
インポートファイルの特殊文字
Excelでは、.csvファイル形式で保存するときに特殊文字が正しく保存されないことがあります。この問題は、Googleスプレッドシートにリストをインポートすることで解決できます。

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