商品項目エディターで価格と期間の詳細を編集する
更新日時 2023年 3月 8日
対象製品
すべての製品とプラン |
製品ライブラリーの中に製品を作成した後、製品のインスタンスを商品項目として取引レコードに関連付けることができます。商品項目の価格と期間の情報は、商品項目エディターでカスタマイズすることができます。アカウントアクセス権限のあるユーザーは、ユーザーが商品項目を取引に追加した時点で、取引値を表す既定の取引金額を設定することもできます。
商品項目を取引に関連付けることにより、レポートビルダーを使用して商品項目に関するレポートを作成できます。また、商品項目ワークフロー登録トリガーを使用して、関連付けられた商品項目を基に取引を登録できるようにもなります。
注:すべてのユーザーが、取引または見積もり上の商品項目を表示して編集できますが、新しいカスタム商品項目を作成するには、[カスタム商品項目を作成]権限を持っている必要があります。
製品ライブラリー内の製品を作成および編集するには、ProfessionalアカウントまたはEnterpriseアカウントの「製品ライブラリーを管理」の権限を持っているユーザーである必要があります。製品ライブラリーの使用について詳細をご確認ください。
既定の取引金額を設定する
商品項目を取引レコードに関連付ける際に、どの計算によって取引値を表すかを選択します。- HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される[設定アイコン settings]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで、[オブジェクト]>[取引]の順に移動します。
- [セットアップ]タブで、ユーザーが商品項目を取引に追加した際に取引レコードに表示する取引金額を選択するには、[既定の取引金額]ドロップダウンメニューをクリックします。次のいずれかの計算を選択します。
- 合計契約額(TCV):定期的収益と1回限りの料金を含む、取引に関連する商品項目に基づく取引の合計額。[金額]プロパティーの値は考慮されません。
- 年間契約価値(ACV):12か月間の取引の価値。
- 年間経常収益(ARR):この取引について年間で獲得した収益の合計金額。取引に関連付けられた定期的な商品項目の契約期間と金額に基づいて計算されます。契約期間がない場合、12か月間と見なして計算されます。[金額]プロパティーの値は考慮されません。
- 月間経常収益(MRR):ここの取引に関する月次の定期収益。これは取引に関連する定期的な商品項目の契約期間と金額に基づいて計算されます(合計金額を期間の月数で除算した値)。[金額]プロパティーの値は考慮されません。
- 手動入力:商品項目を追加または削除する場合、取引の[金額]プロパティーの値は変更されません。取引金額を手動で更新する必要があります。
変更内容は自動的に保存され、選択された金額の中に取引価値が表示されます。
商品項目を取引レコードに関連付ける
製品を作成したら、その製品を取引レコードに関連付けることができます。こうすると、販売品および取引からの収益金額をトラッキングしやすくなります。また、インポートにより、商品項目を取引に一括で関連付けすることもできます。
注:商品項目をインポートしても、関連付けられた取引金額は更新されません。商品項目に基づいて取引金額を更新する場合は、以下の手順に従って手動で商品項目を取引に関連付けてください。
- HubSpotアカウントにて、 [セールス] > [取引]の順に進みます。
- 取引レコードの名前をクリックします。
- 右側のパネルの[商品項目]セクションで、[追加]をクリックします。
- [カスタム商品項目を作成]権限を持っている場合は、個々の取引に固有の新しい商品項目を作成できます。商品項目エディターから作成された商品項目は、製品ライブラリーに追加されません。
- この取引に特化した新しい商品項目を作成するには、[カスタム商品項目を作成]をクリックします。
- 右側のパネルに新しい商品項目の詳細を入力してから、[保存]または[保存して別の製品を追加]をクリックします。
- 「Sales Hub Professional」または「Enterprise」アカウントのユーザーである場合は、製品ライブラリーから既存の商品項目を追加できます。これには、HubSpotとShopifyの連携を使用して作成された商品項目や、Ecommerce Bridge APIで構築されたアプリで作成された商品項目が含まれます。
- 既存の商品項目を追加するには、[製品ライブラリーから選択]をクリックします。
- [商品項目を追加]パネルで、取引に関連付ける[商品項目]を選択してから、[追加]をクリックします。
- HubSpot内で製品を取引に追加すると、取引金額が自動的に更新されます。取引額は、設定で選択した既定の取引額に基づいて計算されます。ダイアログボックスで、新しい取引の合計金額を確認して、[取引金額を更新]をクリックします。
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商品項目エディターに戻ります。左上の[取引に戻る]をクリックして取引レコードに戻ります。
取引に関連付けられた商品項目は、取引レコードの[商品項目]セクションに表示されます。アカウントで複数の通貨を使用している場合は、商品項目での複数の通貨の使用について詳細をご確認ください。
注:取引レコードに100以上の商品項目が関連付けられている場合でも、「商品項目」カードが表示できる関連付けられた商品項目は99個までです。
取引レコードの商品項目を編集する
取引レコードに商品項目を関連付けると、商品項目エディターで、期間、単価、数量、割引を更新するなど、製品の詳細を編集することができるようになります。
注:eコマースソフトウェアと同期している商品項目は編集も削除もできません。
- HubSpotアカウントにて、 [セールス] > [取引]の順に進みます。
- 取引の名前をクリックします。
- 右側のパネルの[商品項目]カードで、[編集]をクリックします。

- 商品項目エディターの上部に、取引金額に関するさまざまな取引計算が表示されます。マージンと取引金額が、アカウント設定で選択されている既定の取引金額に基づいて表示されます。
- 既定では、以下の価格と期間のプロパティーが表示されます。これは、商品項目エディターから直接編集できます。
- 開始日:ドロップダウンメニューをクリックし、支払い時に、またはカスタム日付で期間を開始することを選択します。
- 期間(月):期間の長さ(月数)を入力します。
- 定期請求の頻度:商品項目の請求頻度を選択します。
- 数量:含められる商品項目の数の値を入力します。
- 単価:項目あたりのコストを入力します。
- 単位コスト:製品製造またはサービス実施に関連する合計コストを入力します。
- 割引:割引値を入力します。割引値は、固定金額か、またはパーセントとして入力できます。
注:
- 商品項目の価格に負の値を入力することはできません。
- HubSpotでは、商品項目の単価をいずれかの通貨で設定する場合、最大で小数第6位までサポートされますが、割引額はご注文の確認時に通貨の小数桁数に応じて四捨五入されます。例えば、ある商品項目の価格が11.90米ドルに設定されていて、15%の割引が適用される場合、割引額は1.785米ドルが四捨五入されて1.79米ドルとなり、購入者が支払う金額は10.12米ドルになります。
- すべての商品項目に同じ期間を適用するには、右上の[グローバルな条件を編集]をクリックします。
- 右パネルで、[開始日]、[期間(月)]、[割引率]、[請求頻度]グローバル条件の値を編集できます。
- グローバル条件を商品項目に適用するには、条件名の横にあるスイッチをクリックしてオンに切り替えます。
- [グローバルな条件を更新]をクリックします。
- 商品項目エディターに表示される列を編集するには、右上の[列を編集]をクリックします。
注:商品項目エディターに表示される列を編集しても、見積もり自体に表示される商品項目情報は更新されません。
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- ダイアログボックスで、左側のプロパティーから検索または参照します。商品項目、価格、および期間の情報を表示することができます。
- プロパティーの横にあるチェックボックスを選択して、選択した列に追加します。
- 列を削除するには、[選択した列]セクションでプロパティーの右側にある[X]をクリックします。
- 列を並べ替えるには、[選択した列]セクションでプロパティーをドラッグ&ドロップします。
- [保存]をクリックします。
- ダイアログボックスで、左側のプロパティーから検索または参照します。商品項目、価格、および期間の情報を表示することができます。
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実際のHubSpotサブスクリプションに応じて、既存の商品項目を取引に追加したり、商品項目エディターから新しい商品項目を作成したりできます。
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「Professional」または「Enterprise」アカウントのユーザーである場合、既存の商品項目を製品ライブラリーから追加するには、[商品項目を追加]ドロップダウンメニューをクリックし、[製品ライブラリーから選択]を選択します。
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「カスタム商品項目を作成」権限を持っている場合は、この取引に固有の新しい商品項目を作成するために、[商品項目を追加]ドロップダウンメニューをクリックし、[カスタム商品項目を作成]を選択します。それらの商品項目は、製品ライブラリーには追加されません。
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商品項目を変更したら、下部にある合計と料金を確認し、[保存]をクリックします。
取引レコード上の取引金額が更新され、商品項目エディターにおいて価格と期間に対して加えられた変更が反映されます。金額は、設定で選択されている既定の取引金額に表示されます。
注:レポートでは、商品項目の単価の通貨が取引金額の通貨に一致します。