アトリビューションレポートを作成する
更新日時 2025年9月26日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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Marketing Hub Professional, Enterprise
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Content Hub Professional, Enterprise
アトリビューションレポートを使用して、カスタマージャーニーでコンタクトが行ったインタラクションを確認できます。さまざまなアトリビューションモデルを使用することで、自社のビジネスにとって合理的な方法でアセットやインタラクションにクレジットを結びつけることができます。
詳細は、アトリビューションレポートを理解するをご覧ください。
HubSpotで利用できるアトリビューションレポートの種類と、アトリビューションレポートの一般的な利用方法について以下で説明します。
アトリビューションレポートの種類
HubSpotでは、3種類のアトリビューションレポートを作成することができます。各レポートはそれぞれ異なる種類のコンバージョンを測定しています。
- コンタクト作成アトリビューションレポートは、最も多くの新規コンタクトをもたらしたマーケティング活動はどれかを理解するのに役立ちます。
- 取引作成アトリビューションレポートは、最も多くの新規取引をもたらしたマーケティング活動はどれかを理解するのに役立ちます(Marketing Hub Enterpriseのみ)。
- 収益アトリビューションレポートは、最も多くの収益をもたらしたマーケティング活動はどれかを理解するのに役立ちます(Marketing Hub Enterpriseのみ)。
3種類のアトリビューションレポート全てを作成することで、マーケティング活動の効果の全容を把握することができます。ファネルモデルで事業を運営している場合は、コンタクト作成、取引作成、収益の各アトリビューションレポートをそれぞれ、ファネルの最上層、中間層、最下層として考えることができます。
業務領域別、データタイプ別に整理されたテンプレートからレポートを作成することも、全く最初からレポートを作成することもできます。
レポートの作成
業務領域別、データタイプ別に整理されたテンプレートからレポートを作成することも、全く最初からレポートを作成することもできます。
テンプレート レポート ライブラリー
HubSpotのレポートテンプレートを使用することで、ゼロから作成することなく、主要な測定指標を簡単に追跡できます。ウェブサイトのパフォーマンスからセールスインサイトまで、網羅的な標準レポートの厳選されたライブラリーを参照できます。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- 右上の[レポートを作成]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで、[テンプレート レポート ライブラリー]を選択します。
- [次へ]をクリックします。
- 検索バーで、「アトリビューション」というキーワードを使用してテンプレートを検索します。
- [データソース]および[グラフ化]ドロップダウンメニューをクリックして、表示されるテンプレートを絞り込みます。
- 使用するテンプレートを選択します。
- ダイアログボックスで、レポートを確認します。レポートのグラフ化をさらにカスタマイズするには、[カスタマイズ]をクリックします。詳しくは、レポートの設定をご覧ください。
- 完了したら[レポートを保存]をクリックします。
AIが生成したレポート
Breeze AIを活用すると、新規および既存のプロンプトを使用して個々のオブジェクトレポートを生成できます。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- 右上の[レポートを作成]をクリックします。
- 左のサイドバーメニューで[AIが生成したレポート]を選択します。
- [レポートを説明]テキストボックスで、アトリビューションレポートに含めるオブジェクト、フィルター、タイムラインなどの詳細を入力します。例:「ソーシャルネットワーク別の広告由来の顧客数を教えてください。」
- または、[既存のプロンプトを使用してみてください]セクションで、プロンプトカードを選択して、上のテキストボックスに貼り付けることもできます。
- [レポートを生成]をクリックします。
- レポートを確認します。レポートのグラフ化をさらにカスタマイズするには、[カスタマイズ]をクリックします。詳しくは、レポートの設定をご覧ください。
- 完了したら[レポートを保存]をクリックします。
アトリビューション レポート カスタム ビルダー
アトリビューション カスタム レポート ビルダーは、柔軟性とカスタマイズ性を備えています。オブジェクトやイベントデータなど、HubSpot全体にわたり複数のデータソースやデータセットを分析できます。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- 右上の[レポートを作成]をクリックします。
- 左側のサイドバーメニューで、[アトリビューションレポート]をクリックします。
- [次へ]をクリックします。
- データソースを選択します。
- [次へ]をクリックします。
- レポートの設定の詳細については下記をご覧ください。
レポートを設定する
左サイドバーで、レポートのチャートタイプ、アトリビューションモデル、ディメンションを設定します。
- チャートタイプを選択します。チャートタイプの詳細をご確認ください。
注:[ドーナツ]、[円]、[集計]チャートタイプは、1つのアトリビューションモデルを使用している場合にのみ選択できます。
- さまざまなタイプのコミュニケーションにどのようにクレジットを結び付けるかを定義するには[アトリビューションモデル]ドロップダウンメニューをクリックして、1つ以上のモデルを選択します。複数のモデルを選択した場合、各モデルおよび関連付けられたクレジットがチャートに別々に表示されます。アトリビューションモデル、およびさまざまなタイプのコミュニケーションにどのようにクレジットを結び付けるかについて、詳細をご確認ください。
- コンバージョンクレジットを割り当てる方法を選択するには、[ディメンション]ドロップダウンメニューをクリックして、ディメンションを選択します。[+別のディメンションを追加]をクリックすると、レポートに別のディメンションを追加することができます。使用可能なディメンションの簡単なリストを以下に示します。詳細は、アトリビューションレポートのガイドをご参照ください。
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- [アセットディメンション]:ランディングページなど、コンタクトが購入途中に反応したアセットにコンバージョンクレジットが割り当てられます。
- [取引ディメンション]:関連する取引の属性によってコンバージョンクレジットが割り当てられます。
- [インタラクションディメンション]:コンタクトが購入途中に行ったインタラクションによってコンバージョンクレジットが割り当てられます。
- [UTMディメンション]:インタラクションが行われたURLに存在するUTMパラメーターによって、コンバージョンクレジットが割り当てられます。
- その他のディメンション:広告キーワード、CTA、ソーシャル投稿など、その他のディメンションによってコンバージョンクレジットが割り当てられます。
次に、レポートフィルターを設定します。
レポートフィルターを追加する
左側のサイドバーで、[フィルター]タブに移動します。
- コンタクト作成アトリビューションレポートのみ:
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- コンタクト作成日:コンタクトが作成された特定の日付範囲にレポートデータを限定します。週を含む日付フィルターを選択した場合、週の開始は日曜日です。
- アセットタイプ:特定のタイプのアセット(例:ウェブサイトページ)で発生したインタラクションに関連付けられているデータのみが含まれるようにレポートを限定します。
- ブランド:ブランドにアクセスできる場合は、特定のブランドのデータのみが含まれるようにレポートを限定できます。
- キャンペーン:特定のキャンペーンに関連付けられているデータのみが含まれるようにレポートを限定します。
- インタラクションソース:特定のソース(例:オーガニック検索)由来のインタラクションに関連付けられているデータのみが含まれるようにレポートを限定します。
- ライフサイクルステージ:その時点で特定のライフサイクルステージ(顧客、リードなど)であるコンタクトのみが含まれるようにレポートデータを限定します。
- 取引:個々の特定のコンタクトのみが含まれるようにレポートデータを限定します。
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- コンタクトセグメント:特定のコンタクトまたはコンタクトセグメントにレポートデータを限定します。
- 取引作成アトリビューションレポートのみ:
- 取引作成日:取引が作成された特定の日付範囲にレポートデータを限定します。週を含む日付フィルターを選択した場合、週の開始は日曜日です。
- 取引タイプ:特定の取引タイプ(既存ビジネス、新規ビジネスなど)のみが含まれるようにレポートデータを限定します。
- 取引:個々の特定の取引のみが含まれるようにレポートデータを限定します。
- 収益アトリビューションレポートのみ:
- 取引クローズ日:収益がある取引が成立した特定の日付範囲にレポートデータを限定します。その日付範囲内でクローズした取引の収益が、チャートのデータに含められます。週を含む日付フィルターを選択した場合、週の開始は日曜日です。
- キャンペーン:特定のキャンペーンに関連付けられた取引収益のみが含まれるようにレポートデータを限定します。
- インタラクションソース:特定のソース(例:オーガニック検索)から来たコミュニケーションに関連付けられた取引収益のみが含まれるようにレポートデータを限定します。
- ライフサイクルステージ:
デフォルトのフィルターの他に、[+フィルターを追加]をクリックして、カスタムフィルターを追加できます。
レポートを作成した後は、HubSpotアカウントに保存するか、エクスポートすることができます。
レポートの保存またはエクスポート
レポートをセットアップしたら、レポートリストやダッシュボードに保存するか、HubSpotからデータをエクスポートします。
レポートをレポートリストまたはダッシュボードに保存するには、次の手順に従います。
- 右上の[保存]をクリックします。
- 右側のパネルの[レポート名]フィールドに、作成したレポートの名前を入力します。
- レポートを保存する場所を次から選択します。
- ダッシュボードに追加しない:レポートはレポートリストに追加されます。
- [既存のダッシュボードに追加]:レポートを既存のダッシュボードに追加できます。レポートの追加先とするダッシュボードを選択するには、ドロップダウンメニューをクリックします。
- [新規ダッシュボードに追加]:レポートは、新規作成するダッシュボードに追加されます。ダッシュボードの名前を入力し、その可視性を選択します。
- レポートをダッシュボードに追加しない場合は、レポートにアクセスできるユーザーを選択します。
- 右下の[保存して追加]をクリックします。
また、レポートをエクスポートして、オフラインでデータを利用することもできます。
- 右上にある[エクスポート]をクリックします。
- ダイアログボックスにエクスポートの名前を入力し、レポートを保存するファイル形式を選択します。[エクスポート]をクリックします。ファイルの処理が開始され、レポートがダウンロード可能になると通知が送信されます。