個人用EメールをHubSpotに接続する
更新日時 2024年 9月 10日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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個人用EメールアカウントをHubSpotに接続すると、CRMからの1対1のEメール送信、CRMのEメール返信の記録、シーケンスEメールの送信を行ったり、受信トレイ内でセールスツールにアクセス可能になるHubSpot Salesをインストールしたりできます。
このEメールアカウントには、ユーザーに専用で、チーム内で共用しないEメールを使用してください。会社のEメールアドレスなど、コンタクトへのEメール送信に日常的に使用するEメールアドレスを使用します。個人用のEメールアカウントを接続することにより、HubSpotに対し、貴社のEメールサーバーを使用してコンタクトにEメールを送信することを許可していただくことになります。HubSpotツールの中には、個人用Eメールの接続が必須であるものがあります。ユーザーがEメールを送信するために使用できる複数の個人用EメールをHubSpotに接続することができます。
チームの共有アドレスは、複数のユーザーがアクセスして顧客とのコミュニケーションに使用できるEメールアドレスです。チームの共有アドレスをコミュニケーション受信トレイに接続すれば、チームが1か所でEメールの表示、管理、および返信できるようになります。チームの共有アドレスをHubSpotに接続する方法をご覧ください。または、HubSpotでのさまざまな受信トレイの接続に関するガイドをご確認ください。
始める前に
Eメールの接続プロセスに関連する用語の定義を以下に示します。
用語 | 定義 |
Eメールアカウント/Eメールアドレス | Eメールクライアントにログインし、コンタクトにEメールを送信するために使用するEメールアドレス。会社のEメールアドレス(your.name@hubspot.com)などです。 |
Eメールクライアント | Eメールにアクセスするために使用するアプリケーション。場合によっては、EメールクライアントとEメールプロバイダーが同じであることがあります(例えば、GmailはEメールプロバイダーであり、Eメールクライアントでもあります)。 |
Eメールプロバイダー | GmailやOffice 365などの、Eメールを送受信するためのサービス。 |
注:HubSpotではActiveSyncとの接続はサポートされませんが、ご使用のEメールクライアントでActiveSyncを使用している場合、HubSpot-Exchange接続を使用してアカウントを接続します。
Eメールを接続する
アカウント設定で個人用Eメールを接続できます。ユーザーがEメールを接続するには、「パーソナルEメールアクセス」が必要です。
- HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
- 左のサイドバーメニューで、[全般]に進みます。
- [Eメール]タブをクリックします。
- [個人用Eメールを接続]をクリックします。
- 接続時に受信トレイの自動化を有効にするには、ダイアログボックスで[受信トレイの自動化を有効化]チェックボックスをオンにします。
- [受信トレイを接続]をクリックします。
- テキストフィールドにEメールアドレスを入力します。
-
HubSpotから接続すべきEメールプロバイダーが推奨されます。[(推奨プロバイダー)への接続]をクリックしてから、以下の該当するプロバイダーの手順に従って個人用Eメールの接続を完了します。
- HubSpotがEメールプロバイダーを識別できない場合は、オプションを選択し、特定のプロバイダーについて以下の手順を続ければ、個人メールの接続が完了します。
Gmail
注:エイリアスが設定されているGmail受信トレイを接続する場合、Eメール作成時の送信者ドロップダウンメニューにエイリアスが自動的に表示されます。エイリアスをGmailアカウントに設定してから、受信トレイを接続する必要があります。
GmailアカウントでGoogleの高度な保護機能プログラムを有効にしている場合は、受信トレイをHubSpotに接続できません。
- Gmailの受信トレイをHubSpotに接続してできることの説明を確認した上で、[続行]をクリックします。
必須の開示事項:GoogleアカウントをHubSpotプラットフォームと連携すると、多数のGoogleサービスをHubSpotアカウントに接続できます。これにより、HubSpotはGoogleアカウントのデータや情報にアクセスできます。これらのサービスとデータのタイプについては、以下で概説します。
Gmail:Gmailメッセージの送受信、Eメール送信のスケジュール設定、HubSpotアプリでのEメールの下書きの編集ができます。アプリ内で送信済みEメールの記録およびトラッキングもできます。HubSpotはEメールのヘッダー、件名、本文などのGmailデータにアクセスできます
Googleデータは、毎日使用するGoogle Workspaceツールと接続する製品の各機能を強化にのみ使用されます。お客様のデータですので、お客さまの成長を手助けすることのみを目的としています。[設定]>[連携]>[Eメール連携]に移動して[無効]をクリックして、HubSpotアプリでの連携を削除することができます。HubSpotのアクセス権は、Googleアカウント内でここに記載された手順に従って取り消すことができます。Google連携の詳細、およびHubSpotがアクセスできるデータのタイプの詳細については、プライバシーポリシーを参照してください。
- Gmailアカウントへのログインを求めるメッセージが表示されます。使用するGoogle アカウントのEメールアドレスを入力します。すでに1つ以上のGmailアカウントにログインしている場合は、接続するアカウントを選択します。
- 必要な権限を確認してから、[許可]をクリックします。
- 設定が再び表示され、Gmailの受信トレイがHubSpotに接続されたことを知らせるダイアログボックスが表示されます。
必須の開示事項: HubSpotとGmailの連携を使用することで、お客さまは、お客さまのアカウントに関連する情報にHubSpotがアクセスすることを許可するものとします。かかる情報には、コンタクト、Eメール、カレンダー、送信先リスト、件名、およびお客さまのEメールで追跡されているURL(Eメールトラッキング機能を使用している場合)が含まれます。加えて、HubSpotは、お客さまが連携したGmailアカウントから送信されたEメールを閲覧、変更、作成、および送信できるものとします。HubSpot製品は、通知機能を提供するために、Eメールの内容をスキャンし、お客さまが追跡対象としたEメールを特定します。また、HubSpotは、Eメールへの返信、送信したEメール、Eメールのヘッダー、件名、送信先リスト、エイリアス、送信日時、およびEメール本文を保管します。お客さまのEメールには、お客さまのコンタクトの氏名、私的なやり取り、または財務状況もしくは医療に関する情報などのセンシティブな情報が含まれる場合があります。お客さまは、お客さまが追跡しているEメールのやり取りが、お客さまのHubSpotアカウントを利用しているチームの他のユーザーに表示される場合があることを了解するものとします。
お客さまがGmailアカウントをIMAP(または一般的な受信トレイ接続)経由で接続している場合、サブスクリプションサービスがアクセスできるのは、Eメールアドレス、パスワード、サーバー情報、Eメールのメタデータ、およびメッセージ本文のみとなります。また、IMAP経由でお客さまのGmailアカウントを接続した場合、その他のGoogle Workspaceアプリケーションに接続する必要はありません。
Microsoft Outlook
注:Office 365 共有メールボックスをHubSpotに接続することはできません。Office 365 GCC HighおよびDOD環境も、HubSpotでサポートされていません。
- Office 365の受信トレイをHubSpotに接続してできることの説明を確認した上で、[続行]をクリックします。
- Office 365アカウントへのログインを求めるメッセージが表示されます。使用するOffice 365アカウントのEメールアドレスを入力します。すでに1つ以上のEメールアカウントにログインしている場合は、接続するアカウントを選択します。
- 接続の確認および完了のために、設定が再び表示されます。Office 365の受信トレイがHubSpotに接続されたことを知らせるダイアログボックスが表示されます。
必要な情報開示: OutlookメールとHubSpotの連携をご利用の場合、HubSpotはお客さまのアカウントに関連付けされた情報(Eメール追跡機能をご利用の場合、Eコンタクト、Eメール、カレンダー、配信リスト、件名、Eメールからの追跡リンクのURLなど)にアクセスできます。HubSpotは、通知機能を提供するために、Eメールの内容をスキャンし、お客さまが追跡対象としたEメールを特定します。HubSpotは、Eメールへの返信、送信したEメール、Eメールのヘッダー、件名、送信先リスト、エイリアス、送信日時、およびメッセージの本文を保管します。お客さまが追跡しているEメールのやり取りは、お客さまのHubSpotアカウントを利用しているチームの他のユーザーに表示されます。
Microsoft Exchange
注:Microsoftは2022年10月にExchange Onlineの基本認証を廃止し、先進認証が必要となりました。HubSpotのExchange連携は基本認証を使用しますが、Exchange On-Premisesインスタンスを対象としています。これらのインスタンスはこの変更の影響を受けず、10月以降も引き続き基本認証で機能します。Exchange Onlineをご利用の場合は、代わりにHubSpotのOutlook連携に接続できます。これはクラウドでホスティングされるExchangeと互換性があり、先進認証形式としてOAuthを使用しています。Outlook連携を使用して、いつでも受信トレイを再接続できます。
Exchange受信トレイを接続する前に、ExchangeサーバーでExchange 2010 SP2以上が実行されていることをITチームに確認してください。
受信トレイを接続するには、ExchangeのEメールアドレスとパスワードが必要ですが、Exchangeサーバーの構成によっては、HubSpotで追加情報が必要になる場合があります。受信トレイを接続する前に、以下の表を参照して、必要な情報がすべて揃っていることを確認します。
情報(*必須) | 値の例 |
Eメールアドレス* | jdo@hubspot.com |
パスワード* | HubSpot123 |
ユーザー名 | jdoe |
Exchange URL | https://email.hubspot.com/ews/exchange.asmx |
Exchangeバージョン | Exchange 2010 SP2以上 |
注:
- Eメール受信トレイで2要素認証が使用されている場合、サードパーティーアプリのパスワードを入力する必要があります。サードパーティーアプリのパスワードを生成する方法については、Microsoftのドキュメントをご覧ください。
- Exchange Onlineをご利用の場合は、Outlook連携を使用して先進認証で受信トレイをHubSpotに接続してください。Microsoftによる基本認証の廃止については、HubSpot Communityのこの記事をご確認ください。
- 受信トレイをHubSpotに接続してできることの説明を確認した上で、[続行]をクリックします。また、接続する前にHubSpot Salesのプライバシー概要を確認することもできます。
- ダイアログボックスに以下の情報を入力します。
- Eメールアドレス:ExchangeのEメールアドレス。
-
- パスワード:Exchangeのパスワード。
- [省略可能なフィールドを表示]をクリックして、Exchangeユーザー名とExchange URLを入力することもできます。既定では、HubSpotはAutodiscoverを実行します。これは、ご使用のドメインのDNSに基づいてExchange URLを特定しようとするExchangeの機能です。Autodiscoverプロセスが失敗した場合は、ユーザー名とExchange URLを手動で入力する必要があります。
- ユーザー名:ユーザー名を入力します。通常、これはEメールアドレスの@記号の前に表示される文字列か、ユーザーIDです。
- Exchange URL:Exchangeサーバーへのアクセスに使用するURLを入力します。
注:ExchangeサーバーのExchange URLは、多くの場合、「https://mail.domain.com/ews/exchange.asmx」のような形式です。入力する内容が不明な場合は、ウェブブラウザーからExchangeメールボックスにログインし、URLをコピーして[Exchange URL]フィールドに貼り付けます。HubSpotが正しいExchange URLを検出して推奨します。
- [受信トレイを接続]をクリックします。
- 接続が検証されて確立されると、Exchangeの受信トレイがHubSpotに接続されたことを通知するダイアログボックスが表示されます。
Exchangeアカウントの接続時にエラーが発生した場合は、アカウント接続の問題のトラブルシューティングで詳細を確認してください。
必須の開示事項: お客さまがEメールアカウントをExchange経由で接続する場合、HubSpotはお客さまのEメールアドレス、パスワード、サーバー情報、Eメールメタデータ、メッセージ本文にアクセスできます。これらの資格情報により、HubSpotはカレンダー、コンタクト、配布グループなど、お客さまのアカウントに関連する他の情報にもアクセスできます。
その他のメールプロバイダー(IMAP)
受信トレイをIMAP経由で接続する場合、前もって貴社のIT担当者と共に技術的要件を確認してください。接続する前に、すべての技術的要件を満たす必要があります。また、接続する前にHubSpot Salesのプライバシー概要を確認することもできます。
注:Eメールアカウントをコミュニケーション受信トレイに接続しようとしている場合、GmailまたはOffice 365でホスティングされている受信トレイを接続する必要があります。コミュニケーション機能では、IMAP接続がサポートされません。
HubSpotでは、Amazon SESとAmazon WorkMailのどちらもサポートされません。このいずれかのEメールプロバイダーを使用したEメールの接続に問題が発生する場合は、EメールプロバイダーをGmailまたはOffice 365に切り替えることをお勧めします。
IMAPを利用して受信トレイを接続するには、次の手順に従います。
- 受信トレイをHubSpotに接続してできることの説明を確認した上で、[続行]をクリックします。
- 次に、Eメールアカウントにログインする際に使用するEメールアドレスとパスワードを入力します。ほとんどの場合、Eメールアドレスとパスワードの入力後に、HubSpotがサーバーのIMAPとSMTPの設定を自動的に検出します。または、貴社のアカウント管理者によってドメインのIMAP設定が構成済みの場合、IMAPおよびSMTPサーバー情報が自動的に入力されます。
注:Eメール受信トレイで2要素認証が使用されている場合、サードパーティーのアプリパスワードを入力する必要があります。サードパーティーアプリ(Yahoo Mail、iCloudなど)のパスワードを生成する手順については、該当するEメールプロバイダーが提供しているドキュメントを参照してください。2要素認証で受信トレイを接続する方法についてコミュニティーをご覧ください。
- HubSpotがサーバーのIMAPとSMTPの設定を検出しない場合、[詳細オプション]をクリックして展開します。
- 送信メール(SMTP)が受信メール(IMAP)と同じ資格情報を使用しない場合は、[送信メールにも受信メールと同じ資格情報を使用する]のチェックボックスをオフにして、送信メールサーバーと受信メールサーバーの両方の資格情報を入力してください。
- そうしない場合は、サーバーのユーザー名、IMAPのサーバーとポート、SMTPのサーバーとポートをそれぞれ該当するフィールドに入力してください。
- また、必要に応じて[どの証明書でも信頼する]の横にあるチェックボックスをオンにすることもできます。Eメールクライアントでこのサーバー情報を検索する方法をご覧ください。
- [受信トレイを接続]をクリックします。
- 接続が確認および確立され、受信トレイがHubSpotに接続されたことを通知するダイアログボックスが表示されます。
必須の開示事項: お客さまがEメールアカウントをIMAP(または一般的な受信トレイ接続)経由で接続している場合、HubSpotがアクセスできるのは、Eメールアドレス、パスワード、サーバー情報、Eメールのメタデータ、およびメッセージ本文のみとなります。加えて、IMAP経由でお客さまのOutlookアカウントを接続した場合、マイクロソフトの他のアプリケーションに接続する必要はありません。