GDPR(EU一般データ保護規則)により、企業が連絡先情報を使用、処理するためには法的根拠が必要となり、情報の提供者による同意と、合法的な処理方法を示す証拠を記録に残すことが義務化されました。
[コンタクトのプロパティー]にある[コンタクトのデータを処理するための法的根拠]は、契約や正当な利害関係、および/または同意に基づくHubSpotのコンタクトに関するデータ処理の法的根拠を収集、追跡、保存するのに役立ちます。
さらに、Gmailを使用する場合、メールの開封は、割り当てられた法的根拠を持つ連絡先のみを追跡できます。GDPR設定が有効になっている場合のChrome拡張機能を使用したメールトラッキングの詳細については、こちらをご覧ください。
注意: HubSpotはこの機能を提供 していますが、法務チームは特定の状況に応じてコンプライアンスのアドバイスを提供するのに最適なリソースです。
プロパティを表示する
- HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される[設定アイコン settings]をクリックします。
- 左側のサイドバーメニューで、[プロパティ]に移動します。
- [コンタクトのデータを処理するための法的根拠]プロパティーを探し、それをクリックします。
- このプロパティーには、下の4つのオプションが表示されます。
- 正当な利害関係 - プロスペクト/リード
- 正当な利害関係 - 既存の顧客
- 契約の履行
- コンタクトからの自由意思に基づく同意
- 該当しない
注:[コンタクトのデータを処理するための法的根拠]で[該当しない]を選択することにより、受信者リストに含まれているコンタクトは、送信側アカウントからのEメールを受信することになります。

単独コンタクトの法的根拠を付与する
- HubSpotアカウントから[コンタクト]を開きます。
- コンタクトの名前をクリックします。
- 左のパネルで、[全プロパティーを表示]をクリックします。
- [コンタクトのデータを処理するための法的根拠]プロパティーを探し、クリックします。
- プロパティーの値を選択し、下の[保存]をクリックします。

法的根拠を一括付与する
コンタクトに法的根拠を一括付与するには、次のようにします。
- HubSpotアカウントにて、[コンタクト] > [コンタクト]の順に進みます。
- 編集するレコードの左側にあるチェックボックスを選択してオンにするか、[名前]列の左側にあるチェックボックスを選択してオンにした後、[すべて(件数)のコンタクトを選択]をクリックして複数のコンタクトを編集します。
- [さらに表示]>[コンタクトのデータを処理するための法的根拠を追加]をクリックします。

- ダイアログボックスで、[コンタクトのデータを処理するための法的根拠]ドロップダウンメニューをクリックし、コンタクトの法的根拠を選択します。
- [更新]をクリックします。
リストのインポートを介して、連絡先に同意と合法的な根拠を追加することもできます。
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