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オブジェクトパイプラインのセットアップと管理

更新日時 2025年 3月 11日

以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。

すべての製品とプラン

パイプラインは、各ステージを通過していくプロセスを視覚化するのに役立ちます。ステージは、レコードがプロセスのどの段階にあるかを示します。例えば、収益を追跡する取引パイプライン、顧客の問題を追跡するチケットパイプライン、またはセールスプロパティーを追跡する掲載情報パイプラインを作成できます。

プロパティー設定を編集するアクセス権がある場合は、チームのニーズに最も適したパイプラインやステージを作成し、編集することができます。

次のオブジェクトにはパイプラインがあります。

パイプラインの設定が完了したら、ボードビューでレコードを管理する方法をご確認ください。

新しいパイプラインを作成する(Starter、Professional、Enterpriseのみ)

アカウントの中に固有のプロセスが複数ある場合は、追加のパイプラインを作成できます。異なるパイプラインを必要とする固有のステージがプロセスにある場合にのみ、パイプラインを別々にすることをお勧めします。それ以外の場合は、複数のユーザーとチームで同じパイプラインを使用し、ユーザー権限を通じてアクセス権を管理することができます。例として、以下が挙げられます。

  • [カート内]、[成約]、[失注]のような少数のステージがあるオンライン消費者直販プロセスをビジネスが保有している。アポイントメントのスケジュール設定や契約交渉など、より多くのステージを必要とする卸売プロセスも保有している。このシナリオでは、別々のパイプラインを作成する必要があります。
  • ビジネスが複数のブランドを販売しており、HubSpotアカウントに各ブランドのチームがある。各ブランドの商品を販売するプロセスが同一で、全ての販売に同じステージを使用できる。このシナリオでは、別々のパイプラインを作成することはお勧めしません。代わりに、同じパイプラインを使用し、[チームのみ]ユーザー権限を設定して、各チームがそれぞれのブランドの取引にのみアクセスできるようにします(ProfessionalおよびEnterpriseのみ)。

注:

  • 新規パイプラインの作成は、リード向けベータ版です。アカウントのスーパー管理者である場合は、アカウントをベータにオプトインする方法についてご確認ください。
  • カスタムパイプライン内のリードには、デフォルトのリードステージ自動化は適用されません。
  • Starter、Professional、Enterpriseアカウントでのみ、追加のパイプラインを作成できます。リードパイプラインは、Sales Hub ProfessionalまたはEnterpriseアカウントでのみ使用できます。ご契約のサブスクリプションに応じて作成できるパイプラインの最大数について詳しくご確認ください。

新しいパイプラインを作成するには:

  • HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
  • 左側のサイドバーメニューで[オブジェクト]に移動し、パイプライン作成の対象となるオブジェクトを選択します。
  • [パイプライン]タブをクリックします。
  • [パイプラインを選択]ドロップダウンメニューをクリックし、[パイプラインを作成]を選択します。

  • ダイアログボックスにパイプライン名を入力し、[作成]をクリックします。

パイプラインにレコードを追加した後は、パイプライン内のレコードを編集する方法をご確認ください。

パイプラインを編集するには:

パイプラインの名前変更、並べ替え、アクセス権の管理、または削除を行うこともできます。

注:Eコマース連携をHubSpotに接続すると、自分では変更できないアカウントに1つの取引パイプラインが自動的に追加されます。

  • HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
  • 左側のサイドバーメニューで[オブジェクト]に移動し、パイプライン編集の対象となるオブジェクトを選択します。
  • [パイプライン]タブを選択します。

    [パイプラインを選択]ドロップダウンメニューをクリックし、パイプラインを1つ選択します。
  • codeコードアイコンをクリックすると、パイプラインの内部IDが表示されます。内部名は連携およびAPIで使用されます。
  • 右側の[アクション]をクリックし、次のいずれかを選択します。
    • このパイプラインの名前を変更:パイプラインの名前を変更します。表示されるダイアログボックスに新しい名前を入力し、[名前を変更]をクリックします。
    • パイプラインを並べ替え:パイプラインの順序を変更します。ポップアップボックスで、パイプラインをドラッグして新しい位置に移動し、[保存]をクリックします。
    • アクセス権を管理どのユーザーがパイプラインを表示/編集できるかを管理します。
    • このパイプラインを削除:パイプラインを削除します。ダイアログボックスで、[パイプラインを削除]をクリックして確定します。レコードが含まれている、または他のHubSpotツールや連携で使用されているパイプラインを削除することはできません。削除する前に、レコードを削除するか別のパイプラインに移動して、他のツールからそのパイプラインへの参照を削除する必要があります。

  • パイプラインのボードとボードカードに表示されるプロパティーを選択するには、[ボードとカードビューをカスタマイズ]をクリックします。
  • 取引チケットリード、またはカスタムオブジェクトのパイプラインの自動化設定をカスタマイズするには、[自動化]タブをクリックします。
  • レコードを分類する色分けラベルを作成および管理するには、[[オブジェクト]タグのカスタマイズ]をクリックします(Starter、Professional、Enterpriseのみ)。
  • 取引、チケット、リード、またはカスタムオブジェクトのパイプラインのルールを設定するには、[パイプラインルール]タブをクリックします。

パイプライン内のステージを管理する

ステージを使用すると、パイプラインを通過していくレコードの進捗状況を分類し、追跡できます。 

既定のパイプラインステージ

オブジェクトによっては、既定のステージを含む既定のパイプラインがあります。

  • リード:既定のリードパイプライン。新規、試行中、接続済み、見込みあり、見込みなしの5つのリードステージがあります。
  • 取引:既定の営業パイプライン。その各ステージには、そのステージで取引がクローズする可能性を示す確率が関連付けられます。ステージ確率は、ボードビューに表示される加重量を決定するために使用され、各ステージの合計量にステージ確率を乗じることで算出されます。既定のパイプラインには次の7つの取引ステージがあります:アポイント設定済み(20%)、購入見込みあり(40%)、プレゼン予定済み(60%)、意思決定者の賛同(80%)、契約書送付済み(90%)、クローズした成立取引(つまり成約、100%)、失注(0%)。
  • チケット:既定のサポートパイプライン。次の4つのチケットステータスを含みます:[新規]、[先方待ち]、[要対応]、および[クローズ]。

注:チケットの場合、パイプラインステージは既定で「ステータス」と呼ばれますが、他のオブジェクトステージと同じものです。

  • アポイントメント:既定のアポイントメントパイプライン。スケジュール済み、進行中、完了、キャンセル済み、スケジュール変更済みの5つのステージが含まれます。
  • コース:既定のコースパイプライン。進行中のステージとクローズ済みのステージが含まれます。
  • 掲載情報:既定の掲載情報パイプライン。進行中のステージとクローズ済みのステージが含まれます。
  • サービス:既定のサービスパイプライン。新規、進行中、クローズ済みの3つのステージが含まれます。
  • 注文:既定の新規注文パイプライン。進行中、契約書署名済みの2つのステージが含まれます。

パイプラインステージを追加、編集、または削除する

独自のステージの追加や、既存のステージの編集および削除をすることもできます。パイプラインのステージをカスタマイズするには、次のようにします。

  • HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
  • 左側のサイドバーメニューで[オブジェクト]に移動し、ステージ編集の対象となるオブジェクトを選択します。
  • [パイプライン]タブをクリックします。
  • [パイプラインを選択]ドロップダウンメニューをクリックし、編集するパイプラインを選択します。
  • 新しいステージを追加するには:
    • 既存の取引ステージの下にある[+ステージを追加]をクリックします。
    • ステージ名を入力します。
    • 取引を除く全てのオブジェクトについて、ステージが[進行中]または[クローズ済み]のどちらになるかを選択します。
    • 取引の場合は、[取引確度]ドロップダウンメニューをクリックし、確率を1つ選択します。カスタムの確率を使用するには、カスタムを入力してから[オプションを追加]をクリックし、新しい確率を選択します。「成約」と「失注」は、クローズ済みのステージです。

注:取引の場合、全てのセールスレポート、カスタム取引または収益のレポート、およびセールス アナリティクス ツールで取引が正常に処理されるようにするには、[取引確度]に必ず「成約」と「失注」の両方のステージを含める必要があります。


  • 既存のステージの名前を変更するには、ステージの名前をクリックして、テキストボックスに新しい名前を入力します。 
  • ステージを並べ替えるには、ステージをクリックして新しい位置までドラッグします。
  • ステージの内部名を表示するには、ステージにカーソルを合わせてcodeコードアイコンをクリックします。内部名は連携およびAPIで使用されます。
  • ステージを削除するには、ステージにマウスポインターを合わせて、[削除]をクリックします。ステージ内にレコードがある場合や、使用中の条件付きプロパティーがステージに設定されている場合は、そのステージを削除できません。削除する前に、既存のレコードを別のステージに移動し(例えば[オブジェクト]ステージプロパティーを一括編集し)、条件付きステージプロパティーのロジックを削除する必要があります。

条件付きステージプロパティーを設定する

条件付きステージロジックを設定すると、ユーザーが手動でレコードを作成したり、レコードを特定のステージに移動したりしたときに特定のプロパティーを表示させることができます。条件付きステージプロパティーを提案として含めることも、ユーザーにプロパティー値の追加を求めることもできます。

ステージのプロパティーをカスタマイズするには、プロパティー設定の編集権限が必要です。

  • HubSpotアカウントにて、上部のナビゲーションバーに表示される設定アイコンsettingsをクリックします。
  • 左側のサイドバーメニューで[オブジェクト]に移動し、ステージプロパティー編集の対象となるオブジェクトを選択します。
  • [パイプライン]タブをクリックします。
  • [パイプラインを選択]ドロップダウンメニューをクリックし、編集するパイプラインを選択します。
  • ステージの行で、[条件付きステージのプロパティー]列にマウスポインターを合わせて、[プロパティーを編集]をクリックします。

  • 左側のパネルで、[+依存プロパティーを追加]をクリックします。
  • [プロパティーを選択]ドロップダウンメニューをクリックし、表示するプロパティーを選択します。 

注:プロパティーのうち、読み取り専用の値(つまりスコアや計算プロパティーなど、ユーザーによって設定されないもの)を持つプロパティーは、ステージプロパティーとして使用できず、選択可能なオプションとして表示されません。代わりに、これらのプロパティーをレコードのプロパティーセクションに含める方法をご確認ください。

  • 特定のプロパティーで値を必須にするには、[必須]チェックボックスをオンにします(Starter、Professional、Enterpriseのみ)。プロパティーが必須の場合、ユーザーはそのプロパティーの値を入力しない限り、そのステージでレコードを作成したり、そのステージにレコードを移動したりできません。

  • プロパティーを並べ替えるには、プロパティーをクリックして新しい位置までドラッグします。
  • 選択したプロパティーを削除するには、プロパティーの横にある削除アイコンをクリックします。
  • プロパティーの設定が完了したら、右上の[ロジックを適用]をクリックします。選択したプロパティーは、手動でそのステージの新しいレコードを作成するとき、または既存のレコードをそのステージに移すときに自動的に表示されます。
  • 変更を確定するには、左下隅にある[保存]をクリックします。

列挙プロパティー用の条件付きロジックの設定について詳しくご確認ください。

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