カスタム レポート ビルダーを使用してレポートを作成する
更新日時 2024年 11月 5日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
Marketing Hub Professional , Enterprise |
Sales Hub Professional , Enterprise |
Service Hub Professional , Enterprise |
Operations Hub Professional , Enterprise |
Content Hub Professional , Enterprise |
HubSpotのカスタム レポート ビルダーを使用すると、HubSpot全体で複数のデータソースを分析できます。カスタム レポート ビルダーとHubSpotで作成可能な他のタイプのレポートの違いは、オブジェクトに加えてマーケティング活動や営業活動のデータを表示できることです。例えば、ターゲットアカウントによる自社のウェブサイトの閲覧状況を測定するレポートを作成できます。
カスタム レポート ビルダーでレポートを作成するには、ユーザーが作成/所有および編集レポート権限を持っている必要があります。
レポートを作成する
カスタム レポート ビルダーでレポートを作成する手順は、次のように分けられます。
- データソースの選択:レポートに含めるHubSpot上のデータの種類を選択します。
- フィールドの追加:レポートの対象となる特定のプロパティー、イベント、アクティビティーデータを選択します。
- フィルターのカスタマイズ:レポートに追加したフィールドに制限と範囲を設定します。
- グラフ化の設定:データの表示方法を選択します。
- レポートの保存またはエクスポート:自分自身や他のユーザーがレポートを表示できるように保存したり、オフラインで利用するためにデータをエクスポートしたりします。
作成するレポートに適したチャートタイプが分からない場合は、スマートチャート機能を使用することができます。フィールドを追加する前にスマートチャートを有効にすると、追加したフィールドに基づいて推奨されるチャートタイプが自動的に表示されます。表示されたチャートタイプのいずれかを選択すると、推奨チャンネルにフィールドが自動的に配置されます。詳しくは、スマートチャートの使い方をご確認ください。
レポートの作成を開始するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- 右上の[レポートを作成]をクリックします。
- [レポートをゼロから作成]セクションで、[カスタム レポート ビルダー]をクリックします。
- [自分のデータソースを選択]または[データセットから始める]をクリックします。データセットの詳細 .
データソースの選択
データソースとは、レポートの対象となるオブジェクト、アセット、イベントを指します。レポートはプライマリー データ ソースを中心に構成され、その他全てのデータソースはそのプライマリーソースに関連するものとなります。例えば、プライマリーソースに[コンタクト]、セカンダリーソースに[取引]を選択したレポートでは、コンタクトに関連する取引のみが取り込まれます。レポートに関連していないものも含め、全ての取引を含めるには、プライマリー データ ソースとして[取引]を選択する必要があります。詳しくは、データソースの選択をご参照ください。
データソースを手動で選択したり、サンプルレポートを使用したりすることができます。また、Operations Hub Enterpriseを契約されている場合は、データセットに基づいてレポートを作成することもできます。カスタムレポートには最大5つのデータソースを選択することができます。
- データソースを手動で選択するには、次の手順に従います。
- [プライマリー データ ソース]ドロップダウンメニューをクリックし、プライマリーソースを選択します。
- セカンダリーソースを[CRM]、[マーケティング]、[セールス]、[サービス]、[カスタムオブジェクト](Enterpriseのみ)セクションの中から選びます。
- [プライマリー データ ソース]ドロップダウンメニューをクリックし、プライマリーソースを選択します。
注:複数のデータソースの接続が可能なHubSpotの機能により、データソースを選択する際に一部のデータソースが使用できなかったり、自動的に選択されたりする場合があります。
- サンプルレポートを選択するには、次の手順に従います。
- [サンプルレポート]タブをクリックします。
-
- 利用可能なサンプルレポートを参照するか、または検索バーを使用して表示します。サンプルレポートは、選択したプライマリーソースとセカンダリーソースに基づいて、関連性の高い順に並んでいます。
- レポートを作成するには、希望するサンプルレポートを選択し、右上の[次へ]をクリックします。
- レポートビルダーでは、右上の[保存]をクリックしてレポートをそのまま保存するか、レポートをさらにカスタマイズします。
- レポートビルダーの右上にある[サンプルレポート]をクリックすると、いつでも他のサンプルレポートを参照できます。右側のサイドバーで、表示したいサンプルレポートを選択し、[適用]をクリックします。
フィールドの追加
レポートにデータを追加するには、特定のプロパティー、アクティビティー測定、イベントを選択します。利用可能なフィールドは、レポート用に選択したデータソースに基づいて異なります。また、レポートへ追加できるフィールドの数量は、レポートタイプによって異なります。
- 縦棒グラフ、折れ線グラフ、および面グラフ:Y軸に最大12個のフィールド、X軸に1個、またはX軸とY軸にそれぞれ1個のフィールド、1個の[内訳の分類条件]を追加できます。
- 横棒グラフ:X軸に最大12個のフィールド、Y軸に1個、またはX軸とY軸にそれぞれ1個のフィールド、1個の[内訳の分類条件]を追加できます。
- 複合グラフ:最大4個のフィールドを追加できます。
- ドーナツグラフ、円グラフ、KPI:最大30個の値フィールド、または1個の値フィールド、1個の[内訳の分類条件]を追加できます。
- ゲージグラフ:最大1個の値フィールドを追加できます。
- ピボットテーブル:最大4行4列のフィールドを30個まで追加できます。
- テーブル:最大30個のフィールドを追加できます。
注:イベントフィールドは、特定のデータソースの[イベント]セクションの下に表示されます。現在、カスタムレポートで選択できるイベントフィールドは1つまでとなっており、フィールドのデータは自動的に特定の時間範囲に制限されます。
レポートにフィールドを追加するには、次の手順に従います。
- 左側のパネルで検索バーを使用するか、[参照]ドロップダウンメニューまたは[フィールドを絞り込み]アイコンをクリックし、追加するフィールドを含むデータソースを選択します。プロパティーにカーソルを合わせ、verticalMenuA[アクション]>[プロパティー情報を表示]をクリックすると、プロパティー詳細、説明、およびプロパティー編集履歴が表示されます。
- 式フィールドはカスタム レポート ビルダーで使用できます(Operations Hub Enterpriseのみ)式を使用したフィールド作成について詳細をご確認ください。
- 左側のサイドバーでフィールドをクリックし、[設定]タブのチャンネルスロットまでドラッグします。またはverticalMenu[アクション]>[X軸に追加]をクリックします。
- スマートチャートを有効化している場合、既定で全てのフィールドが[列]ヘッダー内に追加されます。その他全てのチャートタイプについては、次のようにチャートタイプによって使用可能なチャンネルが異なります。
- X軸:レポート内の横線
- Y軸:レポート内の縦線
- 分類条件:レポート内のセクションまたはカテゴリー
注:データ量の多いフィールドを[分類条件:]チャンネルに追加すると、レポートが読み込めなくなることがあります。詳しくは、「リクエストされたデータポイントが多すぎます」エラーの回避方法をご覧ください。[内訳の分類条件]プロパティーに99以上の値を含むレポートは、ダッシュボードに表示することができず、レポートツールで表示する必要があります。
-
- 値:レポートの金額、数量、または値(例:カウントの対象となるもの)
- グループ化の基準:レポートのセクションまたはカテゴリー
- 列:レポートの列
- ポイント詳細の表示基準:散布図では、このチャンネルを使用して指定されたフィールドに応じて図中にポイントを作成することにより、データを分類できます。[分類条件:]で作成されるポイントは色で整理されますが、このスロットは色や追加のマッピングを使わずに全てのデータを整理します。大規模なデータセットに基づくレポートを作成する場合は[分類条件:]ではなく、このチャンネルを使用してください。ディメンションフィールドを使用できます。
- ポイントサイズの表示基準:散布図でこのチャンネルを使用して3つ目の数値を図に追加し、データのサイズを吹き出しの大きさで自動的にグラフ化できます。測定値フィールドを使用できます。
フィールドには次の2つのタイプがあり、フィールドのデータに対し集計が行われるかどうかに応じて、いずれかが反映されます。
- ディメンション:灰色で表示される、集計されないフィールドディメンションは、任意のデータ型(日付、数値、ブーリアン、文字列など)にできます。このタイプのフィールドは、[X軸]および[分類条件:]スロットにのみ追加できます。
- 測定値:緑色で表示される、集計方法が設定されたフィールド通常、測定値は関連付けられている取引の件数など、数値または定量的な値です。このタイプのフィールドは、[Y軸]にのみ追加できます。1つのレポートに最大12個の測定値を追加できます。
フィールドに集約タイプを設定すると、そのフィールドのデータを合計や平均などの特定の方法で返したい場合に便利です。例えば、どのタイプの取引が最も収益を上げているかを把握するために、取引のタイプ別に取引の収益の合計を表示できます。詳しくは、 集計方法 をご確認ください。
注:[取引の件数]のような既定の測定値を集計する方法は[個別の件数]に設定されており、調整することはできません。
- フィールドを編集するには、フィールドの横にあるdown下向き矢印アイコンをクリックします。ダイアログボックスで、フィールドタイプに応じて詳細を次のように編集します。
- 名前:レポート内でのフィールド名を変更します。
- 集計:フィールドの集計方法。
- 並べ替え:集計タイプが設定されていないフィールドについて、フィールドのデータを並べ替えるための値と順序を選択します。
- ラベル:フィールドのデータを、そのラベルの昇順または降順に並べ替えます。
- 値:フィールドのデータを、その値の昇順または降順に並べ替えます。
- 表示順:フィールドのデータを、HubSpotで値が表示される順序に並べ替えます。
- レコード数:レポートに[コンタクトの件数]や[会社の件数]といった既定の測定値が含まれている場合、その既定の範囲でフィールドを並べ替えます。
-
制限:集計タイプが設定されていないフィールドについて、このフィールドからレポートに追加される値の数に対する制限([上10]や[下20]など)を設定します。
- 書式設定:選択された数値フィールドについて、小数点以下の桁数、負の値、桁区切り文字の使用方法を編集します。この設定を使用することで、該当フィールドを通貨またはパーセンテージとして表示できます。
- 既定では、設定を調整するとレポートデータが更新されます。レポートが自動更新されないようにするには、レポート上の[変更したら更新する]チェックボックスの選択を外します。その場合もrefresh再読み込みアイコンをクリックすると、手動でレポートを更新できます。
レポートフィルターのカスタマイズ
レポートフィルターをカスタマイズすると、どんなデータをレポートに表示するかをさらに具体的に指定できます。
レポートフィルターをカスタマイズするには、次の手順に従います。
- [フィルター]タブをクリックするかverticalMenu[アクション]>[フィルターに追加]をクリックします。
- 既定では、イベントレポート機能はアカウント内のイベントデータの量によって制限されます。イベントデータの量が増加すると、そのイベントに関してレポート可能な期間が短くなります。詳細は、イベントの制限事項をご確認ください。
- 他のフィルタールールを設定するには、[次に一致する場合、データを含める:]ドロップダウンメニューをクリックし、次のオプションから選択します。
- 下記の全てのフィルター:データは全ての条件を満たさなければなりません。
- 下記の任意のフィルター:データは1つ以上の条件を満たさなければなりません。
- カスタム フィルター ルール:データはカスタムルールのグループ化に従い、ANDおよびOR演算子で区切られます。詳細は、フィールドのグループ化をご確認ください。
- フィルターフィールドへ条件を追加するには、次の手順に従います。
- [無効なフィルター]セクションから任意のフィールドをクリックします。
-
- そのフィールドの条件を選択し、条件について値を選択します。
-
- [適用] をクリックします。
- [適用] をクリックします。
注:以下のフィルター条件では、絞り込まれるプロパティーの値が存在しないレコードは含まれません。
- 次のいずれとも等しくない(is not equal to any of)
- 次のいずれも含まない(doesn’t contain any of)
- 次のいずれかと等しかったことがない(has never been equal to any of)
- 過去に次の条件のいずれも含んだことがない(has never contained any of)
- 次の値と等しくない(is not equal to)
- 次の条件のいずれにも該当しない(is none of)
- AND、ORおよびNOTロジックでフィルターをグループ化するには、次の手順に従います。
-
- [フィルタールール]フィールドにテキストを入力することもできます。例えば、[1 and (NOT 2)]と入力すると、フィルター1に一致するデータは含まれますが、フィルター2に一致するデータは含まれません。NOTフィルターを使用する場合は、大文字で記述する必要があります。
- [フィルタールール]フィールドにテキストを入力することもできます。例えば、[1 and (NOT 2)]と入力すると、フィルター1に一致するデータは含まれますが、フィルター2に一致するデータは含まれません。NOTフィルターを使用する場合は、大文字で記述する必要があります。
- アカウント内の全てのユーザーで一貫性を確保するため、[今月]など日付ベースのフィルターでは、アカウントのタイムゾーンが適用されます。ただし、既定の日付プロパティーの値は、ご使用のローカル タイム ゾーンを基準として表示されます。そのため、レポートを閲覧する場所によっては予想外の値になることがあります。例えば、あなたがボストンにいて別のチームメンバーはサンフランシスコにいる場合、両者はカスタム取引レポートで同じ取引を参照することになります。しかし、レポートを詳しく見ると、含まれている取引の作成日がわずかに異なる場合があります。
- 「今週」フィルターは月曜日から始まり金曜日で終了します。
グラフ化の設定
チャートタイプと追加設定を選択し、データをどのようにグラフ化するかを設定します。- [設定]タブでチャートタイプを選択することで、データの表示方法を選択します。詳細は、HubSpotのチャートタイプをご確認ください。
- 作成するレポートに適したチャートタイプが分からない場合は、スマートチャート機能を選択してみましょう。スマートチャートを有効にすると、選択したフィールドに最適なチャートタイプが表示されます。
- スマートチャートを有効にするには、[チャート]から[スマートチャート]を選択します。
- スマートチャートを有効にするには、[チャート]から[スマートチャート]を選択します。
-
- レポートにフィールドを追加すると、お勧めのチャートタイプが青色で強調表示されます。
- フィールドを自動的に配置するには、推奨されているチャートタイプを選択します。この操作が完了すると、推奨されるチャンネルにフィールドが配置されます。またチャートタイプに応じて、追加されたフィールドのいずれかを基準にデータが分類されます。スマートチャートが有効の場合、追加されたフィールドは標準的なカスタムレポートのように個々の軸に分かれるのではなく、[列]ヘッダー内に維持されます。
- レポートをさらに細かく設定するには、スマートチャート機能をクリックしてオフに切り替えます。そうすると、チャートタイプに応じて、[設定]タブのフィールドが、推奨される軸、列、分類条件によって分類されます。
- チャートに2番目のY軸を追加するには、[+別のY軸を追加]をクリックします。チャートは複合グラフに変換され、[チャート設定]で各Y軸を個別に設定できるようになります。詳しくは、複数のY軸の使用をご確認ください。
- チャートをさらに細かく設定するには、[チャート設定]をクリックします。選択するチャートのタイプによって、指定可能なチャート設定が異なります。
- 軸のスケール:データを表示するスケール。線形または対数のいずれかです。
- 線形:チャートのデータを実際のスケールで表します。チャートでは、異常値は目立つように表示されます。
- 線形:チャートのデータを実際のスケールで表します。チャートでは、異常値は目立つように表示されます。
- 軸のスケール:データを表示するスケール。線形または対数のいずれかです。
-
-
- 対数:チャートのデータを圧縮して、データポイントの間隔を縮小します。この設定は、極端な異常値があるデータを比較する必要がある場合に有用です。
- 対数:チャートのデータを圧縮して、データポイントの間隔を縮小します。この設定は、極端な異常値があるデータを比較する必要がある場合に有用です。
-
-
- Y軸ラベル:Y軸のラベル名を編集します。変更がない場合、Y 軸ラベルのデフォルトは、最初にリストされた測定のプロパティー名となります。
- カラーパレット:チャートの配色 HubSpotのカラーテーマセットまたは独自のブランドカラーから選択します。色盲や視力障害のあるユーザーには、[パターン塗りつぶし]オプションを使用すると、各色に固有のパターンが作成され、レポートが読みやすくなります。
- 色:配色を細かくカスタマイズするには、内訳の値の横にあるカラーパレットをクリックして色を選択します。
- 累計:X軸が日付または時間の値を表す折れ線グラフと面グラフのレポートの場合、X軸に沿って累計値を示します。
-
- 凡例の位置:既定では、凡例はチャートの上部に表示され、値と色でデータが示されます。凡例の位置を変更するには、ドロップダウンメニューをクリックして位置を選択します。
- 最大:チャートの軸に表示される最大値。この設定は、グラフ化の拡大率を制御します。例えば、縦棒グラフで「100」の値を指定すると、Y軸が100までの値を表示するように設定されます。
- この設定は、レポートのデータを絞り込むものではなく、表示のみを目的とするものです。
- 対数軸スケールで使用すると、レポートビルダーはこの値を対数スケールに基づいて最も近い増分値に切り上げます。
-
- 最小:チャートの軸に表示される最小値。この設定は、グラフ化の拡大率を制御します。例えば、縦棒グラフで「50」の値を指定すると、Y軸が50の値から始まるように設定されます。この設定は、レポートのデータを絞り込むものではなく、表示のみを目的とするものです。
- 月間目標:数値を入力すると、目標ラインがチャートに追加されます。「月間目標」は、X軸に日付ベースのプロパティーが使用されている場合にのみ、XYグラフ化(縦棒グラフ、面グラフ、折れ線グラフなど)で使用できます。
- バブルの凡例を表示:散布図では、レポートに[ポイントサイズの表示基準]フィールドが含まれている場合、このチェックボックスをオンにすることで、吹き出しのサイズを凡例に追加できます。
- データラベルを表示:既定では、チャートには特定の値を示すデータラベルが表示されます。これらのラベルを非表示にするには、このチェックボックスをオフにします。
- データラベルの形式:散布図で、[データラベルを表示]が選択されている場合、チャートに表示するデータラベルを選択できます。例えば、(X,Y)を選択すると、X軸とY軸の両方に値のデータラベルが表示されます。
- Opacity(不透明度):散布図の場合、チャート内のポイントの不透明度を設定します。データが視覚的に重なる場合は、不透明度を低くすると効果的です。
-
- マーカーを表示:既定では、折れ線グラフと面グラフには、両軸に沿ってデータポイントにインジケーターが表示されます。インジケーターを消去するには、このチェックボックスをオフにします。
- 今日を表示:既定では、折れ線グラフと面グラフには、前日のデータのみが表示されます。現在日のこれまでのデータを表示するには、このチェックボックスをオンにします。
- 合計を表示:既定では、ドーナツグラフと円グラフには、レポートに含まれるデータの合計が表示されます。合計を非表示にするには、このチェックボックスをオフにします。
- スタック:[分類条件:]の値を積み重ねて、レポートの見やすさを向上させることが可能です。
- Y軸1、Y軸2:複合チャートでは、各Y軸を[棒グラフ]、[折れ線グラフ]、[面グラフ]のいずれで表示するかを選択できます。各Y軸のグラフ化タイプの設定は、一般的なチャートタイプで指定できる設定と同じです。別のY軸にデータを追加するには、[構成]タブで測定をクリックして別のY軸セクションにドラッグします。
-
- Y軸モード:既定では、複合チャートは2軸モードに設定されています。
- 帯:ゲージの視覚化で一連の値を視覚的に示すために、色の付いた帯を使用します。例えば、パフォーマンスが良好な場合は黄色、パフォーマンスが平均的な場合はオレンジ、パフォーマンスが低い場合は赤色にすることができます。
- 帯を設定するには、以下の値を設定します:
- 開始:帯の開始値を入力します。
- 終了:帯の終了値を入力します。
- 色:帯の色を設定します。
- 別の帯を追加するには、[帯を追加]をクリックします。
- 帯を削除するには、帯の横にある[X]をクリックします。
- 帯を設定するには、以下の値を設定します:
- 複数の測定でレポートを作成する場合、[内訳の分類条件]セクションに別のディメンションを追加することはできません。これは、レポートがすでに選択した測定で分解されているためです。
- 同じ書式設定の測定値(同じ通貨で書式設定された収益プロパティーなど)についてレポートする場合、Y軸のスケールは一貫したフォーマットに維持されます。
- 複数の通貨やパーセンテージなど、複数のフォーマットがレポートに導入されている場合、Y軸のスケールは、レポートに表示されている全ての測定を含むように、一般的な数値としてフォーマットされます。
レポートの保存
レポートをセットアップしたら、レポートリストやダッシュボードに保存するか、HubSpotからデータをエクスポートすることができます。
レポートをレポートリストまたはダッシュボードに保存するには、次の手順に従います。
- 右上の[レポートを保存]をクリックします。既存レポートを編集しコピーとして保存するには、[新しいレポートとして保存]をクリックします。
- 右側のパネルで、作成したレポートの名前を[レポート名]フィールドに入力します。
- レポートを保存する場所を次から選択します。
- ダッシュボードに追加しない:レポートはレポートリストに追加されます。
- [既存のダッシュボードに追加]:レポートを既存のダッシュボードに追加できます。レポートの追加先とするダッシュボードを選択するには、ドロップダウンメニューをクリックします。
- [新規ダッシュボードに追加]:レポートは、新規作成するダッシュボードに追加されます。ダッシュボードの名前を入力し、その可視性を選択します。
- 右下の[保存]をクリックします。
また、レポートをエクスポートして、オフラインでデータを利用することもできます。レポートをエクスポートする場合は、[フィールド]セクション内の全てのフィールドが列としてエクスポートに含まれます。レポート内の全てのフィールドは、それぞれの最新の名前でエクスポートされます。
レポートをエクスポートするには、次の手順に従います。
- 右上にある[エクスポート]をクリックします。
- ダイアログボックスにエクスポートの名前を入力し、レポートを保存するファイル形式を選択します。[エクスポート]をクリックします。ファイルの処理が開始され、レポートがダウンロード可能になると通知が送信されます。
レポートの更新
カスタム レポート ビルダーで作成されたレポートは、新しく利用可能なデータを使って2時間ごとに自動的に更新されます。ただし、15分ごとに手動でレポートまたはダッシュボードを更新して、新しいデータを取得することも可能です。
ダッシュボードにて手動でレポートを更新するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[ダッシュボード]の順に進みます。
- 左上のダッシュボード ドロップダウン メニューを使用して、更新するレポートを含むダッシュボードを選択します。
- ダッシュボード上の全てのレポートを更新するには、右上の[アクション]ドロップダウンメニューをクリックし、[全てのレポートを再読み込み]を選択します。
- ダッシュボード上で個別のレポートを更新するには、更新するレポートにカーソルを重ねてverticalMenuメニューアイコンをクリックし、[更新]を選択します。
レポートライブラリーから手動でレポートを更新するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- 更新するレポートの名前をクリックします。
- レポートの下部にある[既存のレポートを更新]をクリックします。
カスタムレポートの管理
カスタムレポートを作成したら、レポートの概要を表示します。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- レポートの名をクリックする。
- Summarized dataセクションでは、レポートのハイレベル KPI のサマリーを表示する。
- Unsummarized datasetタブに移動し、レポートの未集計データを表示する。
レポートとデータの制限事項
カスタム レポート ビルダーを使用するときには、以下の制限事項に注意してください。
- パフォーマンスを向上させるために、テーブル以外のレポートではデータの固有行数が1,000行に制限されています。レポートの行数を減らすには、データをさらに具体的に絞り込むためにフィルターを追加する、または固有の値の数が少ないディメンション(複数選択タイプのプロパティーなど)を使用することをお勧めします。テーブルチャートはページ分割されるため、行数が1,000行以上のレポートを作成できます。
- 新しいデータがレポートに表示されるには10~15分かかります。例えば、レポートの条件を満たす新しいコンタクトを作成した場合、そのコンタクトは10~15分間レポートに表示されません。
- カスタム レポート ビルダーで作成されたレポートは、新しく利用可能なデータを使って2時間ごとに自動的に更新されます。次回の自動更新の前に新しいデータを取得するには、レポートを手動で更新する方法をご確認ください。
- [HubSpotチーム]や[担当者]など、フィールドによってはHubSpotラベルではなく内部IDがエクスポートされます。
- イベントレポートにおける最大時間範囲は5年、最大イベント件数は1,000万件(Professionalのみ)および1億件(Enterpriseのみ)です。選択したタイプで1,000万件(Professionalのみ)または1億件(Enterpriseのみ)を超えるイベントがある場合、利用可能な期間が短縮されます。イベントレポートの最小期間は、Professionalの場合は1か月、Enterpriseの場合は2か月です。レポートが効率的かつタイムリーに読み込まれるようにするという目的があります。