イベント登録トリガーを設定する
更新日時 2025年5月30日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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ワークフロー登録トリガーを設定すると、イベント完了時にレコードが自動的に登録されます。あるイベントが発生したときにのみワークフローのアクションをトリガーするには、イベントトリガーを使用できます。
例えば、フォームが入力された時点やCTAがクリックされた時点でEメールを送信するには、これを使用できます。イベントトリガーとフィルターベースの条件の違いついて、詳しくご確認ください。
- イベントトリガー:イベントが発生したときにトリガーします。例えば、コンタクトの市区町村が「ダブリン」に変更された時点で[X]アクションを実行します。
- フィルタートリガー:条件が満たされた時点でトリガーします。例えば、コンタクトの市区町村が「ダブリン」である場合に[X]アクションを実行します。
始める前に
イベント登録トリガーを使用するときには、次の点に注意してください。- イベント登録トリガーを使用してレコード登録のテストを行うことはできません。登録のテスト時には、[かつ次のフィルターも満たすコンタクトのみを登録する]セクションのフィルターのみが考慮されます。
- イベント登録をトリガーさせるには、イベントが発生する前にレコードが作成されている必要があります。例えば、あるウェブサイト訪問者が、イベント登録トリガーとして設定されたカスタムイベントを完了し、その1分後にHubSpotのコンタクトになったとします。この場合、カスタムイベントが発生した後にコンタクトが作成されたので、コンタクトはワークフローに登録されません。
- スケジュール済みトリガーをイベント登録トリガーと併用することはできません。
- コール イベント トリガーは、 HubSpotから開始されたコールでのみ使用可能です。
- A/Bマーケティングおよび自動配信マーケティングのEメールのみをイベント登録に使用できます。
- 具体的なEメールが定義されていない場合、全ての1対1のEメールまたはマーケティングEメール(バッチ マーケティングEメールを含む)に対して行われるアクションにより、レコードがイベント登録トリガーを満たすことがあります。
イベント登録トリガーを設定する
イベント登録トリガーを設定するときには、全てのトリガーがOR演算子で区切られます。つまり、レコードをワークフローに登録するには、イベント登録トリガーを1つだけ発生させる必要があります。イベント登録トリガーを設定するには、次のようにします。
- HubSpotアカウントにて、[自動化]>[ワークフロー]の順に進みます。
- ワークフローの名前をクリックするか、新しいワークフローを作成します。
- ワークフローエディターで、[トリガーを設定]をクリックします。
- 左側のパネルで、[イベントの発生時]を選択します。
- [トリガーを追加]パネルでイベントトリガーを1つ選択します。
- 同じトリガーグループ内で[+トリガーを追加]をクリックし、トリガーをさらに定義します。例えば、「広告ネットワーク」または「インタラクションタイプ」で[広告インタラクション]イベントトリガーをさらに指定することができます。
- 別のトリガーグループを追加するには、[+トリガーグループを追加]をクリックし、トリガーグループの設定を続けます。
- イベントトリガーを設定した後、[完了]をクリックします。
- 追加のフィルターに基づき、ワークフローに登録されているレコードをさらに絞り込むには、[かつ次のフィルターも満たすコンタクトのみを登録する]セクションで[+フィルターを追加]をクリックします。
- 追加のプロパティーを選択すると、ワークフローに登録するレコードを絞り込むことができます。
- 絞り込みフィルターを追加する前に、イベントトリガーを保存しておく必要があります。
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- 絞り込みフィルター条件を使用する場合、メイントリガーからのイベントが発生した時点でレコードがこれらのフィルターも満たしている必要があります。
- デフォルトでは、レコードは初めて登録トリガーを満たした場合にだけワークフローに登録されます。再登録を有効にするには、[このワークフローに[オブジェクト]を再登録する必要がありますか?]セクションで、[はい、トリガーが発生するたびに再登録]を選択します。
- 完了したら、[保存]をクリックします。
ワークフロー登録トリガータイプを変更する
[フィルター条件への適合時]トリガーまたは[スケジュールに従う]トリガーを使用して既にワークフローを作成した場合、[イベントの発生時]トリガーを使用するようにワークフローを更新できます。ワークフローのトリガータイプを変更するには、次のようにします。
- HubSpotアカウントにて、[自動化]>[ワークフロー]の順に進みます。
- ワークフローの名前をクリックするか、新しいワークフローを作成します。
- ワークフローエディターで、[[オブジェクト]登録トリガー]をクリックします。
- 左側のパネルで[トリガーのタイプを変更]をクリックします。
- ダイアログボックスで、[確認]をクリックします。
- イベント登録トリガーの設定を続けます。
イベント登録トリガー
イベントを完了しなかったレコードを登録することはできません。例えば、フォームを送信しなかったコンタクトを登録することはできません。ただし、ワークフローでif/then分岐を使用して、イベントが既に発生したかどうかを判断できます。イベントワークフロー登録トリガーについて、下の表に詳細を示します。
ワークフロータイプ | カテゴリー | イベント | 詳細 |
コンタクト | 広告 | 広告インタラクション | 広告に対して反応があったときにトリガーします。 |
コンタクト | コール |
コールが終了 | HubSpotを通して開始されたコールが終了すると、トリガーします。 次の場合はトリガーしません。
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コンタクト | コールが開始 | コールがHubSpotを通して開始されたときにトリガーします。 次の場合はトリガーしません。
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すべてのワークフロータイプ | CRM |
オブジェクトの作成 | CRMで新規オブジェクトが作成されたときにトリガーします。このイベントに関連付けられているプロパティーはありません。 不要なオブジェクトを登録から除外するには、絞り込み条件を使用する必要があります。 |
すべてのワークフロータイプ | プレイブックのログ | CRMでプレイブックがレコードのログに記録されると、トリガーします。 | |
すべてのワークフロータイプ | プロパティー値の変化 | CRMのレコードでプロパティー値が更新されたときにトリガーします。このトリガーは、ある値から別の値に変化する厳密に1つのプロパティーを表します。 リストベースのフィルターとは異なり、「過去[X]日間に更新があった」のような履歴演算子は考慮されません。 |
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コンタクト | カスタムイベント | カスタムイベントの発生 | 既存のコンタクトレコードでカスタムイベントが発生すると、トリガーします。詳しくはカスタムイベントの作成についてご確認ください。 カスタムイベントのトリガーでは既存のレコードのみが登録されます。まだコンタクトにコンバージョンされていない訪問者は、ワークフローに登録されません。 場合によっては、訪問者がコンタクトになる前に、カスタムイベントがトリガーされることもあります。このような場合、まだコンタクトではなかったので、ワークフローには登録されません。 |
コンタクト | Eメール |
Eメール内リンクのクリック | コンタクトが1対1またはマーケティングEメール内のリンクをクリックすると、トリガーします。 Eメールイベント登録トリガーをさらに詳しく定義する場合、「未加工のURL」および「オリジナルURL」の両方の条件に、ユーザーが追加した全てのクエリーパラメーターとHubSpotによって追加されたトラッキングパラメーターが含まれます。このフィルター条件を使用する場合、[次のいずれかと等しい]の代わりに、[次のいずれかが含まれる]を使用することが推奨されます。 |
コンタクト | Eメールがバウンスされました | 1対1またはマーケティングEメールがコンタクト宛に送信されてバウンスされると、これがトリガーします。 | |
コンタクト | Eメールが配信されました | 1対1またはマーケティングEメールがコンタクトに配信されると、トリガーします。 | |
コンタクト | Eメールを送信しました | 1対1またはマーケティングEメールがコンタクト宛に送られたときにトリガーします。 | |
コンタクト | Eメールの開封 | コンタクトが1対1またはマーケティングEメールを開くと、トリガーします。 | |
コンタクト | Eメールに返信済み | コンタクトが1対1のEメールまたはマーケティングEメールに返信すると、これがトリガーします。 | |
コンタクト | Eメール配信登録ステータスを更新した | コンタクトがEメール配信登録ステータスを更新すると、これがトリガーします。 | |
コンタクト | フォーム |
フォーム操作 | コンタクトがフォーム内のテキストフィールドをクリックすると、これがトリガーします。ユーザーがフォームを送信するにはフォームを操作する必要があるため、このイベントはフォーム送信の前にトリガーします。ただし、ユーザーはフォームを操作しても送信しない場合があります。 |
コンタクト | フォーム送信 | フォームが送信されるとトリガーします。 URLによってトリガーを設定する場合、以下の要素に注意してください。 URLの例:https://www.hubspot.com/search ベースURL:プロトコルやクエリーパラメーターを除いたURL(例:www.hubspot.com/search) URLドメイン:ドメインのみ(例:HubSpot.com) URLパス:ドメインの後のセクション(例:/search) |
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コンタクト | フォーム表示 | コンタクトがフォームを閲覧したときにトリガーします。 フォームを閲覧したユーザーは、既にCRMのコンタクトである必要があります。訪問者がまだコンタクトにコンバージョンしていない場合、登録はトリガーされません。 |
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コンタクト、会社、取引、チケット | 連携 | 連携イベントの発生 | コンタクト、会社、取引、またはチケットレコードで連携イベントが発生するとトリガーします。 HubSpotアカウントにアプリをインストールした後は、全ての連携タイムラインイベントがワークフロー イベント トリガーとして表示されます。 |
コンタクト、会社、取引、カスタムオブジェクト | リスト | リストメンバーシップの変更 | リスト内でレコードが追加または削除されると、トリガーします。 |
コンタクト | ミーティング |
ミーティングの予約 | コンタクトがHubSpotミーティングツールを介してミーティングを予約したとき、またはミーティングアクティビティーがコンタクトに関連付けられたときにトリガーします。 |
コンタクト | ミーティングの成果の変化 | アカウントでミーティングの成果が変更されると、トリガーします。 | |
コンタクト | セールスドキュメント(Sales Hub、およびService Hub ProfessionalとEnterpriseのみ) |
コンタクトがドキュメントの表示を終了しました | コンタクトがセールスドキュメントの表示を終了すると、これがトリガーします。これは、ユーザーがドキュメントの外をクリックして閲覧を完了したときに発生します。 |
コンタクト | コンタクトがドキュメントを表示しました | コンタクトがセールスドキュメントを表示したときにトリガーします。これは、コンタクトがドキュメントを閲覧し終わったかどうかにかかわらず、ドキュメントが初めて表示されたことを意味します。 | |
コンタクト | ドキュメントがコンタクトと共有されました | セールスドキュメントがコンタクトに共有されると、トリガーします。 | |
コンタクト | シーケンス(Sales HubおよびService Hub ProfessionalとEnterpriseのみ) |
コンタクトによるシーケンス経由のミーティング予約 | コンタクトがシーケンスを通じてミーティングを予約すると、これがトリガーします。 |
コンタクト | シーケンスに登録されたコンタクト | コンタクトがシーケンスに登録されたときにトリガーします。 | |
コンタクト | コンタクトのシーケンス完了 | コンタクトがシーケンスを完了したときにトリガーします。 | |
コンタクト | コンタクトがシーケンスの登録から解除されました | コンタクトがシーケンスから登録解除されたときにトリガーします。 | |
コンタクト | コンタクトがワークフローを通じてシーケンスから登録解除された | コンタクトがワークフローを通じてシーケンスから登録解除されると、トリガーします。他のソースから登録解除された場合、このイベントはトリガーしません。 | |
コンタクト | 手動でのコンタクトのシーケンス登録解除 | コンタクトが手動でシーケンスから登録解除されると、トリガーします。他のソースから登録解除された場合、このイベントはトリガーしません。 | |
コンタクト | SMS(Marketing Hub ProfessionalおよびEnterpriseのみ) | SMSの配信に失敗しました | SMSメッセージがコンタクトに配信されなかった場合にトリガーします。 |
コンタクト | SMS内リンクのクリック | コンタクトがSMS内のリンクをクリックしたときにトリガーします。 | |
コンタクト | SMSの送信に失敗しました | SMSメッセージがコンタクト宛に送られなかった場合にトリガーします。 | |
コンタクト | 配信済みSMS | SMSメッセージがコンタクトに配信されたときにトリガーします。 | |
コンタクト | SMSの破棄 | コンタクトのSMSメッセージが破棄されたときにトリガーします。 | |
コンタクト | SMSの送信 | SMSメッセージがコンタクト宛に送られたときにトリガーします。 | |
コンタクト | ウェブサイト |
CTAクリック | コンタクトがCTAまたはウェブインタラクティブをクリックすると、トリガーします。 |
コンタクト | CTA表示 | コンタクトがCTAまたはウェブインタラクティブを表示すると、これがトリガーします。 | |
コンタクト | CTAクリック(旧) | コンタクトがCTAをクリックしたときにトリガーします(旧)。 | |
コンタクト | CTA表示(旧) | コンタクトがCTAを表示したときにトリガーします(旧)。 | |
コンタクト | ページ訪問 | コンタクトがランディングページまたはウェブサイトページを表示すると、これがトリガーします。ページを表示したユーザーがまだ訪問者からコンタクトにコンバージョンされていない場合は、ワークフローがトリガーされません。 URLによってトリガーを設定する場合、以下の要素に注意してください。 URLの例:https://www.hubspot.com/search |
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コンタクト | ウェブサイトまたはEメール | メディアの再生 | コンテンツ(ウェブサイトページやEメールなど)に埋め込まれたメディアファイルをコンタクトが再生すると、トリガーします。 |
コンタクト | ワークフロー | ワークフロー目標の達成 | コンタクトがワークフローの目標を達成すると、トリガーします。 |
すべてのワークフロータイプ | ワークフロー |
ワークフローへの登録 | ワークフローでオブジェクトが登録されると、トリガーします。 |
すべてのワークフロータイプ | ワークフローから登録解除されました | オブジェクトがワークフローから登録解除されると、トリガーします。 |
イベントトリガーとフィルターベースのトリガーの違い
フィルターベースのトリガーとイベントベースのトリガーの相違点を以下の表でご確認ください。
トリガー | フィルターベースのトリガーの動作 | イベントベースのトリガーの動作 |
リストのメンバーではない(コンタクトワークフロー) | リストから削除されたコンタクト、またはリストに追加されずにポータルに追加されたコンタクトが、このワークフローに登録されます。 | 2つのイベント(「オブジェクトの作成」イベントと「リストからの削除」イベント)があります。トリガーを設定する際に、「OR」を使用して両方のイベントを追加できます。つまり、ワークフローに入るコンタクトをさらに絞り込むことができます。 |
再登録 | デフォルトでは、オブジェクトは初めて条件を満たした時点で登録されます。再登録の条件を設定することもできます。 | オブジェクトを一度だけ登録することも、またはイベント発生のたびに登録することもできます。 |
関連付けオブジェクト プロパティー データ | 「フィルターを追加」ステップでデータを設定する際に、クロスオブジェクトデータにアクセスできます。 データパネルを使用すると、ワークフローで関連付けされたオブジェクトプロパティーを取得することができます。 |
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未実行フィルター(例:フォームに未入力、ページをまだ表示していない、配信登録を申し込んでいない) | 何らかのイベントがまだ発生していない場合にワークフローをトリガーできます。 | イベントは、何かが発生または出現することに基づきます。このため、イベントが発生しなかったかどうかを判別することはできません。 ただし、ワークフローで「if/then」分岐を使用して、イベントが既に発生したかどうかを判断できます。 |