フォーキャストツールの使用
更新日時 2025年10月28日
以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。
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Sales Hub Professional, Enterprise
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Service Hub Professional, Enterprise
マネージャーはフォーキャストツールを使用して、目標達成に向けたチームの進捗状況を追跡できます。デフォルトでは、フォーキャストツールは取引ステージでの取引成立の確率に基づいて収益を予測します。フォーキャストカテゴリーを設定している場合、取引をカテゴリーにグループ分けすることもできます。これにより、マネージャーやチームは取引の情報に基づいてフォーキャストを調整でき、営業プロセスのどの段階にいるのかを常に把握できます。担当者との1対1のやりとりで、月間目標や四半期目標の達成に向けて注力すべき活動を特定するには、フォーキャストツールが役立ちます。
ユーザーを無効化しても、そのユーザーのSales HubまたはService Hub Professional/Enterpriseシートを保持していれば、過去の営業データがフォーキャストツールに残ります。この場合、過去の営業活動を完全かつ正確に把握できるため、現在および将来の期間について、十分な情報に基づくフォーキャストを実現できます。
始める前に
- ユーザーに「フォーキャスト」権限が割り当てられていることを確認します。
- 次に、フォーキャスト可能な収益目標をチームに割り当て、必要に応じてフォーキャストカテゴリーを設定します。
- 設定が完了すると、自分のアカウント内で、Sales HubまたはService Hub Professional/Enterpriseシートが割り当てられているユーザーに関する収益レポートを表示できるようになります。
通貨を設定する
アカウント内の各ユーザーは、フォーキャストツールで優先通貨を設定できます。優先通貨を設定すると、フォーキャストデータを表示する際や、手動でフォーキャストを送信する際に、その優先通貨が適用されます。留意事項:
- 通貨の換算は、アカウントの為替レートに従って、必要に応じて自動的に行われます。
- 進行中の取引と目標では、現在の為替レートが適用されます。成約取引では取引がクローズされた時点での為替レートが適用されるため、過去の取引でのフォーキャスト精度が維持されます。
- 手動で送信されたフォーキャストでは、送信した時点での為替レートが引き続き適用されます。
通貨を設定するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[営業]>[フォーキャスト]の順に進みます。
- 右上の[通貨を設定]をクリックします。
- [優先通貨]ドロップダウンメニューをクリックし、通貨を選択します。
- [保存]をクリックします。
フォーキャストを作成して複数の成果を確認する(Sales Hub ProfessionalまたはEnterprise)
次のプロパティーに基づくフォーキャストを送信して、フォーキャスト可能な収益が測定された、チームの複数の成果を確認できます。
- HubSpotが所有する、またはカスタムの取引日プロパティー。
- 通貨フィールドタイプとしてマークされている、HubSpotが所有する、またはカスタムの取引金額プロパティー。
複数の成果を確認するためのフォーキャストの作成について詳細をご確認ください。
フォーキャスト送信リマインダーを設定する
スーパー管理者は、担当者へのリマインダー通知を設定することができます。
スケジュール済みフォーキャスト送信のリマインダーを設定するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[営業]>[フォーキャスト]の順に進みます。
- 右上の[アクション]をクリックし、[送信スケジュールを設定]を選択します。
- 右側のパネルで、次のように設定します。
- [フォーキャストの送信スケジュールを設定]チェックボックスをオンにします。
- [送信スケジュールの開始日]セクションで日付入力をクリックし、日付を選択します。
- [期限時刻]ドロップダウンメニューをクリックし、値を選択します。
- [繰り返し]ドロップダウンメニューをクリックし、値を選択します。
- [割り当て先]ドロップダウンメニューをクリックし、チームを選択します。スケジュールは選択した全てのチームに適用されますが、リマインダーがオンになっている場合、Eメールとポップアップで通知を受け取るのはフォーキャストの「編集」権限を持つユーザーのみです。
- [リマインダー]ドロップダウンメニューをクリックし、値を選択します。
- [保存]をクリックします。
注:Slackなどの通知手段を追加で設定するには、[取引通知]セクションで目的の通知手段を選択します。スーパー管理者は、通知プロファイルを使用した一括割り当てを行うことができます。
スケジュール済みフォーキャストリマインダーを編集または削除するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[営業]>[フォーキャスト]の順に進みます。
- 右上の[アクション]をクリックし、[送信スケジュールを編集]を選択します。
- 右側のパネルで、設定を確認して変更を加えます。
- スケジュールを削除するには、[フォーキャストの送信スケジュールを設定]チェックボックスをクリアします。
- 完了したら、[保存]をクリックします。
フォーキャストを送信する
月次または四半期ごとのカスタムフォーキャストを送信して、当該期間中にクローズする見込みがどれだけあると考えているかを関係者に知らせることができます。ユーザー向けのフォーキャストを送信する場合は、フォーキャスト送信に含める取引を検討できます。
フォーキャストツール内で、または取引のインデックスページ上の既定の[フォーキャスト]ビューから、フォーキャストを送信できます。
フォーキャストツール内でフォーキャストを送信するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[営業]>[フォーキャスト]の順に進みます。
- [フォーキャスト送信]列で、[送信]をクリックします。
- 右側のパネルで、[パイプライン]と[フォーキャスト期間]を選択します。選択する期間は、フォーキャスト期間と一致している必要があります(例えば、フォーキャスト期間が[月次]に設定されている場合は、特定の月を選択する必要があります)。
- [フォーキャスト金額]フィールドに、(会社のプライマリー通貨で)金額を入力します。
- ユーザー向けのフォーキャストを送信する場合は、[取引]テーブルの[フォーキャストに追加]列で、フォーキャスト送信に含める取引のチェックボックスをオンにします。
- [フォーキャスト金額]フィールドに、取引金額の合計が自動的に表示されます。
- メモを入力します。
- [送信]セクションで、過去のフォーキャスト送信とそれらに関連付けられた取引を確認できます。
- 過去のフォーキャスト送信履歴の全てを表示するには、[履歴を表示]をクリックするか、[履歴]タブに移動します。
- [<]矢印と[>]矢印をクリックして、期間を変更します。1年前まで遡って確認できます。
- 「セールスアナリティクス」での「フォーキャスト送信」の履歴を表示するには、[経時的な送信数を表示]をクリックします。
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フォーキャストを送信する準備ができたら、[フォーキャストを送信]をクリックします。![フォーキャストツールを表示するGIF。ユーザーが[送信]をクリックすると、右側のパネルを開き、フォーキャストを送信できるようになります。ユーザーはこのパネルで、金額やメモなどの詳細を入力します。](https://53.fs1.hubspotusercontent-na1.net/hub/53/hubfs/Knowledge_Base_2023-24-25/KB-Forecast/submit-forecast.gif?width=700&height=407&name=submit-forecast.gif)
- 他のセールス アナリティクス レポートを追加するには、セールス アナリティクス ツールのレポートを使用できます。セールス アナリティクス レポートにアクセスするには、右上の[セールスアナリティクスに移動]をクリックします。
取引インデックスページからフォーキャストツールに移動することもできます。Sales Hub ProfessionalまたはEnterpriseシートが割り当てられていて、「フォーキャスト」権限を持つユーザーは、このビューで、各自に割り当てられた取引とそれらに関連する取引プロパティーを確認できます。
- HubSpotアカウントにて、[CRM]>[取引]の順に進みます。
- 右上の[アクション]をクリックし、[フォーキャストに移動]を選択します。フォーキャストを送信するためのフォーキャストツールにリダイレクトされます。
デスクトップでフォーキャストを確認する
- HubSpotアカウントにて、[営業]>[フォーキャスト]の順に進みます。
- フォーキャストを取引ステージ別に確認するには、[取引ステージ]タブをクリックします。
- フォーキャストをカテゴリー別に確認するには、[フォーキャストカテゴリー]タブをクリックします。
- 上部のドロップダウンメニューを使用して、パイプラインまたはクローズ日を基準に絞り込みます。
- フォーキャストをチーム別に確認するには、チーム名をクリックします。
注:「フォーキャスト」閲覧権限が[チームのみ]に設定されている場合、ユーザーがチームフォーキャストで確認できるのは自分の目標とフォーキャストのみになり、チームメイトの目標とフォーキャストは確認できません。
フォーキャストツールには、Sales Hub ProfessionalまたはEnterpriseシートが割り当てられているユーザーが表示されます。左上で、チームに割り当てられていないユーザーを検索できます。
上部にある[チーム]テーブルで、チームに割り当てられているユーザーについて次の分析を行うことができます。
- 目標:フォーキャスト可能な収益目標。
注:フォーキャストツールで表示できる目標は、1つまたは全てのパイプラインに関連付けられている目標のみです。
- 成約:取引ステージで[成約]に設定された全ての取引の合計金額。
- ギャップ:「目標」金額と「成約」金額の差。
- フォーキャスト送信:チームのフォーキャスト送信数の合計。チームのフォーキャスト送信がない場合は、ユーザーのフォーキャスト送信数の合計が使用されます。
上部の[パイプライン]テーブルでは、次の分析を行うことができます。
- 進行中のパイプライン:選択した期間にアクセス可能な全てのオープン取引の合計金額。
- 進行中のパイプラインカバー率:[進行中のパイプライン]の値を目標とのギャップで割ったもの。
各ユーザーの名前の横では、次の分析を行うことができます。
- 目標の達成:ユーザーの収益目標に関連したクローズ済み収益。
- 加重パイプラインまたは合計パイプライン:当該期間中の全てのフォーキャストによる取引の合計金額。
- [フォーキャスト取引金額]の設定が[加重金額]となっている場合は、[加重パイプライン]が表示されます。
- [フォーキャスト取引金額]の設定が[合計金額]になっている場合は、[合計パイプライン]が表示されます。
- フォーキャストカテゴリー:フォーキャストカテゴリーごとに予測される取引金額をモニタリングできます。
- フォーキャストの送信:特定の期間にクローズされる取引の推定金額。
特定のユーザーのフォーキャストを詳しく調べるには、ユーザーの名前をクリックします。
- ここでは、ユーザーに割り当てられた取引を確認することができます。パイプラインの各取引の進捗を評価し、営業担当者が取引をクローズするためにさらに注力する必要がある取引を特定することができます。
- 上部のタブを使用して、取引ステージ、またはフォーキャストカテゴリー別に取引を絞り込むことができます。パイプラインまたはクローズ日で絞り込むには、上部のドロップダウンメニューを使用します。
- 取引ステージの下に表示される緑または赤のドットは、その取引が[クローズ日]ドロップダウンメニューで選択された日付範囲より前に作成された場合、その日付範囲内でステージが前進または後退したことを示します。
- 加重取引金額の下に表示される緑または赤のキャレットは、その取引が[クローズ日]ドロップダウンで選択された日付範囲より前に作成された場合、その日付範囲内で金額が増加または減少したことを示します。
- 取引レコードを開くには、取引名をクリックします。
- 表示される列を編集するには、右上の[列を編集]をクリックします。各プロパティーの横にあるチェックボックスをオン/オフにして、そのプロパティーを表示するかどうかを選択してから、[保存]をクリックします。
- ユーザーが取引を次のステージに進めるために実行する次のステップを入力するには、[次のステップ]フィールドにメモを入力します。入力したテキストは、取引レコードの[次のステップ]プロパティーに取り込まれます。[保存]をクリックします。
- フォーキャストに戻るには、左上の[フォーキャストに戻る]をクリックします。
HubSpotモバイルアプリでフォーキャストを確認する
HubSpotモバイルアプリで、フォーキャストの進捗状況を確認できます。
- HubSpotモバイルアプリを開きます。
- 左上にあるサイドバーを開くアイコンをタップし、[フォーキャスト]をタップします。
- フォーキャストビューを絞り込むには、[パイプライン]または[期間]ドロップダウンメニューで対象とするパイプラインまたは期間を選択します。
- ユーザーまたはチームをタップすると、そのユーザー/チームのフォーキャストの進捗状況が表示されます。

- フォーキャストを送信するには、画面上部にあるedit鉛筆アイコンをタップします。
- [パイプライン]ドロップダウンメニューでパイプラインを選択し、[期間]ドロップダウンメニューで送信するフォーキャストの対象期間を選択します。
- [フォーキャスト金額]に値を入力します。
- 必要に応じて、フォーキャスト送信に関するメモを入力します。
- [送信履歴]を確認します。
- [送信]をタップします。
![フォーキャスト送信画面のモバイルUI。[パイプライン1]および[期間2022年9月]のドロップダウン、フォーキャスト金額100ドル、[メモ]フィールドと、2022年9月2日以降の2つのエントリーを示す[送信履歴]セクションが表示されています](https://53.fs1.hubspotusercontent-na1.net/hub/53/hubfs/Knowledge_Base_2021/forecasts-submission-mobile.png?width=341&name=forecasts-submission-mobile.png)
- フォーキャストに関連付けられている取引を表示して絞り込むには、[フォーキャストカテゴリー]ドロップダウンメニューを選択し、フィルター基準にするカテゴリー名の横にあるチェックボックスをオンにします。
- フォーキャストに関連付けられている取引を表示するには、取引名をタップします。これにより、取引画面が表示されます。この画面で、メモを追加したり、タスクを作成したり、アクティビティーを記録したりできます。HubSpotモバイルアプリで取引を作成して操作する方法をご確認ください。
フォーキャストデータをエクスポートする
アナリティクススイートからフォーキャストデータをエクスポートするには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントで、[レポート]>[レポート]の順に進みます。
- 左のサイドバーで、[セールス]の横にある矢印をクリックします。
- 左のサイドバーで、[フォーキャストと収益]の横にある矢印をクリックします。
- エクスポートするレポート([フォーキャストカテゴリー]など)をクリックします。
- 右上の[アクション]をクリックし、[非要約データをエクスポート]を選択します。
- 表示されるダイアログボックスに、エクスポートの名前を入力します。
- [ファイル形式]ドロップダウンメニューをクリックし、ファイル形式を選択します。
- [エクスポート]をクリックします。エクスポートが処理されると、Eメール経由と通知センターでダウンロードリンクが届きます。
フォーキャストを削除する
スーパー管理者は、ユーザーまたはチームのフォーキャストを削除できます。フォーキャスト送信を削除した場合の動作は次のとおりです。
- 現行の期間中に行われたフォーキャスト送信が削除されると、その期間の次の期間中に行われたフォーキャスト送信が表示されます(該当する場合)。
- チームのフォーキャスト送信が削除された場合、その他にフォーキャスト送信の値がなければ、ユーザーのフォーキャスト送信のロールアップ値が表示されます(該当する場合)。
- ユーザーのフォーキャスト送信が削除された場合、その他にフォーキャスト送信の値がなければ、フォーキャスト送信は表示されません。
フォーキャストを削除するには、次の手順に従います。
- HubSpotアカウントにて、[営業]>[フォーキャスト]の順に進みます。
- [フォーキャスト送信]列で、カスタムフォーキャストを削除する対象のユーザーまたはチームの横にある[更新]をクリックします。
- 右側のパネルで、削除するフォーキャストに移動します。
- フォーキャストが現行の期間中のものである場合は、パネルの下部にあるフォーキャスト送信に移動します。
- フォーキャストが過去の期間中のものである場合は、[履歴]タブをクリックします。[<]矢印と[>]矢印をクリックして、期間を変更します。次に、パネルの下部にあるフォーキャスト送信に移動します。
- 削除するフォーキャスト送信の横にあるdelete 削除アイコンをクリックします。表示されるダイアログボックスで、[フォーキャストを削除]をクリックします。

