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HubSpotの既定の取引プロパティー

更新日時 2024年 3月 28日

以下の 製品でご利用いただけます(別途記載されている場合を除きます)。

すべての製品とプラン

HubSpotには、取引を追跡して管理するための既定の取引プロパティーが数多く用意されています。自社のニーズに応じた情報を取り込むために、取引のカスタムプロパティーを作成することも可能です。

HubSpotの既定のコンタクトプロパティー既定の会社プロパティー既定のチケットプロパティープロパティーの管理方法(内部名の表示、新しいカスタムプロパティーの作成など)についても詳細をご覧ください。

「取引情報」グループ

  • 年間契約額(ACV):12か月間にわたる取引の金額。HubSpotアカウントで複数の通貨を使用している場合は、取引の通貨で示されます。
  • 年間経常収益(ARR):この取引について年間で獲得した収益の合計金額。取引に関連付けられた定期的な商品項目の契約期間と金額に基づいて計算されます。契約期間がない場合、12か月間と見なして計算されます。[金額]プロパティーの値は考慮されません。HubSpotアカウントで複数の通貨を使用している場合は、取引の通貨で示されます。
  • ビジネスユニット:取引が割り当てられているビジネスユニット
  • クローズ日:取引の成約が見込まれる日、または取引が成約した日。既定ではクローズ日は取引が作成された月の最終日に設定されますが、デスクトップアプリで新規作成される取引のみ、既定のクローズ日を変更することができます。取引のクローズ日は、以下のような場合にHubSpotによって自動的に設定または更新されます。
    • ユーザーがオープン取引を作成し、クローズ日を手動で選択していない場合。
    • ユーザーが取引を成約または失注ステージに初めて移動させた場合。取引を成約ステージから失注ステージに移動した場合や、失注ステージから成約ステージに移動した場合も含みます。クローズ済みのステージに移動したときにクローズ日を更新しない場合は、取引パイプライン設定で自動化をオフにすることができます。

注:以下の場合、クローズ日が自動的に設定されたり更新されたりすることはありません

  • 失注の理由:取引が成立しなかった理由。[失注の理由]プロパティーのオプションをカスタマイズする方法について、詳細をご覧ください。
  • 成約の理由:取引が成立した理由。
  • 作成日:取引が作成された日付。このプロパティーは、HubSpotによって自動的に設定されます。
  • 作成者ユーザーID取引を作成したユーザーのID。この値はHubSpotによって自動的に設定され、変更することはできません。
  • 通貨:取引額の合計の設定で使われる通貨。このプロパティーは、アカウントで複数の通貨を設定した場合にのみ表示されます(Starter、ProfessionalおよびEnterpriseのみ)。
  • ミーティングツールでの前回予約ミーティング日付:関連付けられたコンタクトがミーティングツールを通じて予約した直近のミーティングの日付。コンタクトがミーティングのスケジュール設定ページでミーティングを予約し、そのミーティングがオープン取引に関連付けられると、このプロパティーがHubSpotによって自動的に設定されます。ミーティングに自動的に関連付けられるのは、コンタクトの直近の5件のオープン取引のみです。
  • コラボレーション取引担当者:取引に関与したユーザー。この値は、取引の協力者に基づいて設定されます。
  • 取引の説明:取引に関する簡単な説明。
  • 取引名:この取引に付けた名前。
  • 取引担当者:チーム内で取引が割り当てられているユーザー。カスタムのHubSpotユーザープロパティーを作成することで、取引レコードに割り当てるユーザーを追加することも可能です。
  • 取引ステージ可能性:取引が成約する確率。このプロパティーは、設定の[パイプライン]タブ内で各取引ステージに設定された[取引確度]に基づいて、取引を新しいステージへ移動したときにHubSpotによって自動的に更新されます。取引ステージ可能性を手動で編集した場合、このプロパティーはパイプラインの取引ステージに基づいて自動的に更新されなくなります。手動更新には、レコード上での値の更新レコードの一括編集レコードのインポートデータ同期連携またはAPIによる変更が含まれます。取引ステージ可能性は、取引が[成約]ステージ(100%)または[失注]ステージ(0%)に移動された場合にのみ、自動的に再設定されます。これは、ワークフローを使用して一括設定できます。
  • 取引ステージ:取引ステージでは、取引の進捗状況を分類し、トラッキングすることができます。取引ステージの設定とカスタマイズについて、詳細をご確認ください。
  • 取引タイプ:取引タイプにより、取引を大きく分類することができます。HubSpotによって作成される既定のオプションは「新規ビジネス」または「既存ビジネス」ですが、取引のプロパティー設定で新しい取引タイプを追加して編集できます。
  • 為替レート:複数の通貨を使用しているアカウントで、取引金額を会社通貨に換算するために使用される為替レートです。これは、設定した通貨の為替レートに基づき、HubSpotによって自動的に設定されます。このプロパティーがどのように更新されるのかについての詳細をご確認ください。
  • フォーキャスト金額:取引金額にフォーキャスト確度を乗算した値。カスタムレポートを作成する際にフィルターとして使用できます。フォーキャストツールで予測金額を表示する場合、または個々の取引レコードを表示する場合は、[加重金額]プロパティーを使用することをお勧めします。 
  • フォーキャストカテゴリー:取引が成約する可能性を、[フォーキャストから外す]、[パイプライン]、[最良の場合]、[ほぼ確定]、または[成約]に手動で分類できます。取引収益を予測するために、カスタムカテゴリーを作成して使用することもできます。[フォーキャストカテゴリーを自動化]設定を有効にしている場合、取引が新しいステージに進むと、このプロパティーがHubSpotによって自動的に更新されます。
  • フォーキャスト確度:取引が成約するカスタム確率(%)。このプロパティーをカスタマイズして自動的に計算するには、ワークフローを作成して、そこに[プロパティー値を設定する]アクションを組み込む必要があります(ProfessionalおよびEnterpriseのみ)。
  • HubSpotチーム:取引の担当者として割り当てられたユーザーが所属するチーム。HubSpotのチームの作成に関する詳細をご確認ください。
  • 前回のアクティビティー日:メモ、コール、トラッキング/ログ記録対象セールスEメール、ミーティング、LinkedIn/SMS/WhatsAppメッセージ、タスク、またはチャットが取引のレコードに前回記録された日時。これは、アクティビティーに設定されている最新の日付/時刻に基づき、HubSpotによって自動的に設定されます。例えば、ユーザーがコールを前日に行ったとしてレコードに記録すると、[前回のアクティビティー日]プロパティーには昨日の日付が設定されます。
  • 前回の連絡:取引にチャットコミュニケーション、コール、セールス、Eメール、またはミーティングが最後に記録された時刻。ユーザーアクションに基づいて自動設定されます。
  • 前回の変更日:取引の何らかのプロパティーが最後に更新された日付。これはHubSpotによって自動的に更新されます。
  • マージ取引ID:取引レコードにマージされた取引の「レコードID」です。取引のマージが完了した時点で、HubSpotによって自動的に設定されます。
  • 月間経常収益(MRR):この取引に関する月次の定期収益。取引に関連する定期商品項目の金額と期間を使用して計算されます(合計金額を期間の月数で除算した値)。[金額]プロパティーの値は考慮されません。HubSpotアカウントで複数の通貨を使用している場合は、取引の通貨で示されます。
  • 次回のアクティビティー日:取引に対する次回のアクティビティー日。ユーザーアクションに基づいて自動設定されます。ログ機能を使用して将来のコール、セールスEメール、ミーティングを記録する、および今後のタスクを作成する、今後のミーティングのスケジュールを設定するといったアクションが含まれます。
  • 次のステップ:取引が成約する確率を上げるために行う次のステップ。フォーキャストツールでこのプロパティーの値を編集して、取引レコードに反映させることができます。 
  • 関連付けられたコンタクト数:取引に関連付けられているコンタクト数。これはHubSpotによって自動的に更新されます。
  • セールスアクティビティー数:取引に記録されたセールスアクティビティーの合計数。セールスアクティビティーには、コール、チャットコミュニケーション、LinkedInメッセージ、郵便、ミーティング、メモ、セールスメール、SMSメッセージ、タスク、またはWhatsAppメッセージが含まれます。これは、レコードの該当するアクティビティーの数に基づいてHubSpotが自動的に設定します。ログアクティビティーの詳細をご確認ください。
  • 連絡の回数:取引に関連付けられているアクティビティーの合計数。可能なアクティビティーには、コール、チャットコミュニケーション、LinkedInメッセージ、郵便、ミーティングセールスメール、SMS、WhatsAppメッセージなどがあります。[営業アクティビティー数]プロパティーとは異なり、タスクとメモはこのプロパティーに含まれません。これは、レコードの該当するアクティビティーの数に基づいてHubSpotが自動的に設定します。
  • 担当者割り当て日:取引に最新の取引担当者が割り当てられた日付。これはHubSpotによって自動的に更新されます。
  • パイプライン:取引に使用するパイプライン。パイプラインには、取引が進む取引ステージが含まれています。取引パイプラインと取引ステージの設定方法について、詳細をご参照ください。
  • 優先度:取引で必要な注意のレベル。
  • Record ID(レコードID):取引の固有のID。このフィールドは自動的に設定され、編集できません。インポートによって取引を更新する場合、またはAPIを使用して取引を更新する場合に使用できます。
  • レコードソース:取引の作成方法。これは、HubSpotによって自動的に設定されます。
  • Record Source Detail 1(レコードソースの詳細1)取引の作成方法に関する第1レベルの詳細。これは、HubSpotによって自動的に設定されます。
  • Record Source Detail 2(レコードソースの詳細2):取引の作成方法に関する第2レベルの詳細。これは、HubSpotによって自動的に設定されます。
  • Record Source Detail 3(レコードソースの詳細3):取引の作成方法に関する第3レベルの詳細。これは、HubSpotによって自動的に設定されます。
  • 合計契約額(TCV):経常収益と1回限りの料金を含む、取引に関連する商品項目に基づく取引の合計額。[金額]プロパティーの値は考慮されません。HubSpotアカウントで複数の通貨を使用している場合は、取引の通貨で示されます。
  • 加重金額:[金額]の値に[取引ステージ可能性]を乗算した額。フォーキャストツールまたは単一オブジェクトレポートで、既定の取引金額として使用できます。個々の取引レコードの予測収益を確認するときは[フォーキャスト金額]ではなく、この[加重金額]プロパティーを使用することをお勧めします。 

「アナリティクス履歴」グループ

  • 最新ソース:取引の最後のセッションアクティビティーに関連付けられているコンタクト(コンタクトが存在しない場合は会社)のソース。最後に関連付けられた「最新ソース」のコンタクト/会社プロパティー値に基づいて、自動的に設定されます。
  • 最新のソースデータ1:取引に関連付けられているコンタクト(コンタクトが存在しない場合は会社)に帰属する最後のセッションのソースに関する追加情報。 
  • 最新のソースデータ2:取引に関連付けられているコンタクト(コンタクトが存在しない場合は会社)に帰属する最後のセッションのソースに関する追加情報。 
  • 最新のソースのタイムスタンプ:関連付けられているコンタクト(コンタクトが存在しない場合は会社)について最新のソースが発生したときのタイムスタンプ。
  • オリジナル ソース データ1:関連付けられているコンタクトの最初のソースに関する追加情報。コンタクトが存在しない場合は、関連付けられている会社の最初のソースに関する追加情報。[初回閲覧時刻]プロパティーが最も古いレコードの情報が表示されます。
  • オリジナル ソース データ2:関連付けられているコンタクトの最初のソースに関する追加情報。コンタクトが存在しない場合は、関連付けられている会社の最初のソースに関する追加情報。[初回閲覧時刻]プロパティーが最も古いレコードの情報が表示されます。
  • オリジナル ソース タイプ:取引の初期のアクティビティーに関連するコンタクトの、またはコンタクトが存在しない場合は関連する会社の元のソース。コンタクトのオリジナルソース値の詳細を確認してください。

「取引計算情報」グループ

これらのプロパティーはカスタムレポートで指標またはフィルターとしてのみ使用され、プロパティー設定や個別の取引レコードには表示されません。 

  • 取引のステータス:取引を[成約]、[失注]、[交渉中](その他の全ステージを含む)にグループ化します。各ステージタイプの取引件数を表示する、カスタムの単一オブジェクトレポートを作成する際に使用できます。
  • 最終金額:[成約]とされた取引の[金額]の値。HubSpotアカウントで複数の通貨を使用している場合は、取引の通貨で示されます。これは、カスタムの単一オブジェクトレポートを作成する際にフィルターとして使用できます。
  • クローズまでの日数:作成日からクローズ日までの期間。カスタムで単一オブジェクトレポートを作成する際に、フィルターとして使用できます。
  • [ステージID]を開始した日付:取引がステージを開始した日付。
  • [ステージID]を終了した日付:取引がステージを終了した日付。
  • ステージの時間 - [ステージID]:取引が任意のステージを離れた後に計算されます。取引の現在のステージでは計算されません。カスタムで単一オブジェクトレポートを作成する際に、フィルターとして使用できます。

注:2024年3月下旬に、レポートの[ステージ開始]、[ステージ終了]、[ステージの時間]プロパティーは、新しい取引ステージ計算プロパティーである、[「ステージID」を開始した日付]、[「ステージID」を終了した日付]、[「ステージID」に最後にとどまった時間]に置き換えられます。新しいプロパティーは、ProfessionalまたはEnterpriseサブスクリプションを持つアカウントが、カスタムレポートおよびワークフローで使用することができます。新しい取引ステージ計算プロパティーの詳細をご確認ください。

経常収益に関する情報(Sales HubおよびService HubEnterpriseのみ)

これらのプロパティーは、アカウントで経常収益のトラッキングを設定すると自動生成されます。 

  • 経常収益の金額:取引に関連する経常収益の合計金額。 
  • 経常収益の取引タイプ:取引のタイプ。設定可能な値は、[新規ビジネス][更新]、[アップグレード]、[ダウングレード]です。 
  • 経常収益の失効日:取引の経常収益情報が収集されなくなる日付。 
  • 経常収益の失効の理由:経常収益が収集されなくなった理由。設定可能な値は、[解約]、[更新]、[アップグレード]、[ダウングレード]です。 
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